ドラマストリー パーツインプレッション「スタビを固めろ」
先週、Mから電話があった。ルルル・・・「HYが、NEWパーツを開発。すぐにでも使って欲しい。」この時点でMは既にパーツを装着し効果の程を確認済みだった。「わかった。他に頼みがあるんだ。スタビエンドブッシュも頼む」確かに、スタビをとめているブッシュのみの交換も効果があるだろう。しかし、 マシンのサスペンション形式から、ロアアームはI型形状になっている。上下方向はなんとか制御できるが、前後方向の動きをスタビに依存しているのだ。これもコストダウンの現れか。悲しくなるぜ・・・
しかし、Mのような男達が、日夜マシンのネガな部分を消し去る努力を続けて行ってくれるおかげで、様々なチューニングレベルのマシンが生まれている。この中でMは、マシンのネガな部分に特に着目している男だ。日々、コストパフォーマンスに優れたパーツを開発してくれている頼れる男だ。俺の予想では今回のパーツは極めてコストパフォーマンスが高く、それでいてハンドリングへの影響は極めて大きいと思われる。俺は、パーツ交換後の効果をより知りたいが為に、いつもの北摂津ニュル経由でマシンをMの元に走らせた。
全てのコーナーを片手でステアリングを握る。これは、コーナリング中のフロントタイヤの動き、ボディのロールを感じやすくするのだ。俺のマシンの弱点であるターンイン時、一瞬フロントが入らず場合によってはブレーキ踏力を強めるか、軽いアンダーステアを出したままクリアするか。コーナーによって、どちらかを選択している。サスペンションの構造上、もう一点、大きなネガな部分として高速域からのブレーキング時、左右のフロントタイヤが交互に前後の動きをする事で、こんな俺でも恐怖を感じる。この二点が解消されれば更なるパフォーマンスを得られるだろう。
Mの基地に到着し、早々にパーツ交換作業に入った。いつもながらMの作業は手早く、今回の交換に要した時間は、たったの10分程度。まさに神業・・・マシンを知り尽くした男ならではだ。「おい、出来たぞ。お前なら直ぐに効果の程がわかるはずだ。」と、Mはテストランに行くよう俺にうながした。おもむろにマシンに乗り込みエンジンスタート。加速し、下りこう配の部分でフルブレーキを試した。「違う・・・」そのまま左に折れ、ワインディングセクションへノーズを向けた。
Posted at 2009/06/22 07:32:49 | |
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