2018年11月21日
今日は、FA宣言したカープの丸選手獲得に向けての報道を見て、ちょっと思うことを書きます。
「丸取り」というより、「丸盗り」という言い方の方がピンと来るかも。
もう、なんというか・・・巨人はやりたい放題ですね。
巨人は、即戦力になる選手を他チームから引き抜いては使い捨てる扱いをこれまでもやってきましたが、今回の報道が真実とすれば、アレを見て巨人ファンは「是非とも丸獲得を!」と思わず、「流石にやりすぎ!」とは思わないのかなと思います。
丸選手に対する巨人の当初の提示額は5年25億円。
それがロッテとの争奪戦に負けまいと、まるでオークション形式のように30億円と釣り上げ、ついには35億円に膨れ上がり、今後、40億円規模まで想定しているようです。
仮に報道通り5年40億円であれば、生え抜きの坂本選手や球界一の菅野投手の年棒を軽く超えるだけでなく、これまでゼッタイの立ち位置にいた松井氏の年俸6億円をも軽く飛び越える金額になります。
走攻守三拍子揃った即戦力選手を欲するのは、自チームの戦力補強だけでなく、単純に天敵カープの戦力をそぎ落とす狙いもあります。
記憶に新しいのは、昨シーズン、中日から大型契約で引き抜いたゲレーロ選手。
4番候補が、今シーズン活躍しなかったとはいえ、気が付けば、ほぼ使い捨て状態。
丸選手のポジションはセンターなので、仮に丸選手と契約となれば、当然、日ハムではスター選手だった陽岱鋼選手は今以上に出番を失うでしょう。
信じがたい金額で他球団から一流選手を引き抜いていく影で、戦力外通告に泣かされる選手が大勢いるのも事実。
「丸盗り」だけかと思いきや、既にメジャーからクリスチャン・ビヤヌエバ選手を確保しているだけでなく、西武の浅村選手同様FA宣言した炭谷選手の獲得や、日ハムとの契約が切れるレアード選手の獲得にも動いているようです。
更には、米マリナーズを退団して楽天復帰が予想される岩隈投手やFA権を有するオリックスの西選手の獲得(強奪!?)をも狙っているようです。
他球団のことながら、手当たり知らずで見境がない爆買い行為にしか思えず、正直、気分は良くないですね。
言い方はよくないですが、寄せ集めた集団にチームの一体感が生まれるとは思えませんが、どんな手を使っても「勝たなければならない」という勝利への使命感のみで結束されるチームなんでしょうね。
もう一人FAで注目されていた西武の浅村選手は、楽天に決まりました。
報道によれば、4年28億円を提示したソフトバンクではなく、「どうすれば野球選手として大きくなれるか」ということがポイントで、金額が最優先ではなかったと語る浅村選手。
パ・リーグ優勝チームから最下位チームへの移籍。
楽天には、元西武のエースだった岸投手もいますが、移籍理由は異なるにせよ、同リーグ間の移籍は、ファンにとって複雑な思いでしょうね。
過去、カープから阪神へ金本に続き、新井と4番が引き抜かれたときは、当時の市民球場時代では試合の度に大ブーイングの嵐でした。
あれはイヤだったなぁ・・・。
カープには巨人ほどの金額を提示することはありえないので、マネーゲームになると勝負になりませんが、カープ球団は丸選手に対し、最大限、誠意ある交渉をお願いしたいところです。
Posted at 2018/11/21 22:08:22 | |
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