トヨタ車のカスタマイズで有名なモデリスタがトヨタのボートとコラボレーションしたポーナム31Zグレードを見てきた、昨年のボートショーで発表されてから1年近く待たされたが新しいトヨタマリンの取り組みは今後のボート業界の流行りになるだろう
カスタマイズされる事の少ないボートやクルーザーそれでも最近は船体をラッピングしたり装備を架装したりと自分好みなカスタムを楽しむ方が増えた、今後はメーカーが顧客に対してカスタムをアピールしていく時代になった
もっともビッグボートはオーダーメイドが多く顧客のニーズに対し色々ワンオフで対応していたがこれからは小型な船にもカスタマイズが広がるのはボート業界が活気のある証だ
ポーナム31もトヨタマリンの一番人気で製造が追いつかず納艇待ちがかなりの期間発生している
実物のZグレードはシックな色合にゴールドの加飾がされモダンな雰囲気を思わせた、今後はオーダーカラー等が増えるとより個性を演出できそう
フライブリッジや外装には随所にカーボンパネルが使用されていて高級感が漂う、今回の試乗艇はナビや魚探が取り付けられていなかったが広大なスペースには最新の大型ディスプレイが取り付け出来る
最新のボートは車同様の運転アシスト機能が満載で難しい接岸も自動で行ってくれるこれなら初心者でも気軽に航海が出来る
今回試乗して驚いたのは姿勢安定装置アンチ・ローリング・ジャイロがついた事による操船のしやすさだ、うねりや波の高い時でも船体が常に大揺れすることなく操縦もかなり楽になる
ポーナム31はトヨタマリンの特徴でもある強固なアルミハルに加えジャイロ効果で外洋でのフィッシングやクルージングが今まで以上に楽しくなるだろう
小型船舶業界に新たな楽しさを提案したモデリスタとコラボされたZグレード現在完成しているのは試乗艇だけだそうだ、ボート業界も世界的な混乱から早く脱却してレクサスLY650同様待っている多くの顧客のもとに早く愛艇が届くのを期待したい