
最近は玄関が作業場と化してます。
嫁さんの冷たい視線とやたら手伝うのが好きなチビ怪獣を手懐けるのが大変ですね(^。^)
ブロック側で時間が掛かってしまったけど、今日はコンロッドメタル測定と組付をしていきます。まずはピストンとコンロッドをブロック側に組付しないと測定出来ないです。
なので、最初にコンロッド側にメタルを取り付けます。

とりあえずに用意したメタルは亀有ワークス製です。TRD と同じらしいけど表面コーティングが進化してるらしいですね(^。^)
個人的にはF1ブラックメタルを組んでみたいですが、とてもとても高いので手が出ません。
しかし良く良く理屈で考えてみたら、メタルは純正で十分なんだろうとも思います。だって流体潤滑でしょ?
さてさて本題、本当はクランクのジャーナル径とコンロッド側を測定してからメタルを決めれば良いのでしょうが、BCコンロッドをバラしてから気が付いたので時既に遅しでした( ̄▽ ̄)

なので厚みは気にせずメタルをコンロッドに組付ます。切り欠き部で面一にします。反対側が少し飛び出しますが、クラッシュハイトになります。
ピストンをシリンダーに入れてコンロッドをクランクに組付て行きます。

これにはピストンコンプレッサーと言われる工具を使います。別に買わなくても薄いステン板が有れば代用出来ますが、家に都合よくは無いし工具自体 1500円と安かったので購入しました。
ピストンにオイルを塗り塗りします。特にリング周りは十分塗ります。シリンダー側も満遍なくオイルを塗ります。

ピストンコンプレッサーの内側もオイルを塗ります。手がオイルでベタベタになるので使い捨てのゴム手袋をした方が良いです。
そうそうエンジン内を組付する時は軍手を使ってはダメと昔教えられました(^。^)繊維やゴミがエンジン内に入るとエンジンブローの原因なるとの事でした。
1番から組むのでクランクの1番ジャーナルを下死点にしておきます。
そしてコンロッドのジャーナル部をウェスで巻いてシリンダー内が傷付かないように保護します。ピストンがシリンダーに入れば途中で取ります。手が入りにくいけど4AGは大丈夫です。

ピストンリングをコンプレッサーで締め上げて圧縮し、ピストンの方向を間違えて無いか確認してからシリンダーに当てがいピストントップをコツコツ叩けばシリンダー内に入ります。あんまり強く叩き過ぎてはダメ。弱すぎてもダメ。やってみると判ります。

入りました!
そしてコンロッドをクランクと合体させクランクとコンロッドのジャーナルにオイルを塗りコンロッドキャップを取り付けます。

ボルトにモリブデングリスを塗って締めます。

さて厚みは適当に組んで測定してから決めようとしましたが、適当な感じが上手くいき今回はたまたま当たりで大体0.038で統一出来ました!ちなみにTRD メタル番号で1番シリンダーから2232でした(^。^)

最後にプラスチゲージを綺麗に取り25Nmで均等に締め付けてから58Nmで締結しました。
ちなみにBCコンロッドはARP2000のボルトです。純正ボルトを58Nmで締めたらオーバートルクですよ( ̄▽ ̄)
ARP2000の締め付け方法は角度締め付けとトルク締め付けとボルトの伸び測定しながらの3種類が有るそうですが、私はトルク管理です。BC付属品のモリブデングリスを塗ってから締め付けました。
角度締め付けなら20Nmで締めてから60度まで回すと良いみたいです。いわゆる塑性域に近いのかな?伸びはやってみようとも思わなかったです( ̄▽ ̄)
今日はここまで。
Posted at 2018/02/02 22:12:25 | |
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