
ヘッド製作もはや1ヶ月近く経ってしまいました。ちょっと寄り道が多いのですが、ジックリ腰を据えて頑張って進めようと思います。
まず、前回の続きです。

中国製のシートカッターでシートカットしてみました。右がシートカット後です。左は未加工です。
これで良いのか?と思い色々検証しました。
まず、シートカットで求める事はバルブとの密封製です。その為にバルブフェイスとシートリングの当たり面を出す。
当たり幅とか色々と有りますが、今回のシートカットで密封性が確保されているか検証します。
ただ、今回お試し用のAE86ヘッドは過走行のヘッドと思われシートリングがバルブフェイスとの間に蓄積されたカーボン等で削らてしまいズタボロです。ついでにバルブフェイスもボロボロで虫喰い状態です。

なので、きちんと検証するのにバルブフェイスを45度で研磨しました。まあ、それなりの精度です。右側1本のみです。

左はフェイスの研磨はせずコンパウンドで擦り合わせのみです。
右も一応軽くヘッドと擦り合わせしておきます。
左右ともにシートカットして有ります。
何故にどちらもフェイス研磨しなかったかと言うと、出来れば面倒なので、研磨無しで行けたら良いな〜〜って思っただけです(^^)

で、燃焼室にラジエター水を入れて密封性を見ました。
吸気側は擦り合わせも何もしていません。

結果は吸気側からダダ漏れです。
排気側はフェイス研磨とシートカットした組み合わせの右側は漏れませんでした。
左はシートカットと擦り合わせのみの組み合わせは、僅かに漏れが確認出来ました。
結論として、こんなにボロボロのシートリングでも中国製シートカッターでカット出来る。性能としては使える。
ただしバルブフェイス研磨が場合によっては必要!
Posted at 2017/05/12 16:54:58 | |
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