
ロードバイクに乗って色々な場所に出かけると、現行の道路交通法における自転車の交通ルールのグレーな部分にでくわすことがたまにあります。
今日はそんなお話の一つ。
ハマイチ(浜名湖1周の略)の最中に出会う、困った場所です。
この場所です(リンク先はGoogle MAP)
先日の「EVOC新春試乗会ランチMTG in 浜名湖」が開催されたすぐ近くの交差点です。おそらくこの交差点を通って会場に行かれた方もいるでしょう。
この交差点は南から東に抜ける時と、北から南に抜ける時に「どこを走ればいいんだろう?」といつも疑問に思ってしまうT時交差点です。
まずは南から東に抜ける(交差点を右折する)時
軽車両である自転車は、交差点は2段階右折となります。
が、この交差点を右折したい時は2段階右折ができない構造になっています。
右折したい時はどのように通過すればよいのか判断に迷います。
仕方ないので右折レーンの左端に位置しようとするのですが、右折レーンの車にクラクションを鳴らされる時もあれば、直進レーンの車に鳴らされる時もあります。
右折の車にしてみれば、この交差点は混雑ポイントなのでなるべく早く抜けたいのに遅い自転車が右折レーンの左側に居れば邪魔なので、クラクションを鳴らしたくなる心理は理解できます。
ロード乗りの中には、赤信号時に混雑したこの交差点の右折レーン左側をするすると移動して停止位置前に位置取って、青信号で右折して行く人もいます。
直進の車にしてみれば、やはりこの交差点は混雑ポイントなので早く抜けたいのに自分の右側に遅い自転車がいれば邪魔なのは理解できます。
直進してしまえばこんな悩みもないので、直進ルートを取ればよいのですが、冬は西風が強く、この先の橋で煽られしまうので、迂回するために右折せざるをえない状況です。
結局自分はこの交差点を直進で50m程抜けたところ(交差点左側にある駐車場の出口合流付近)で停車して、車が来なくなるのを待って道路を横断しています。
次に北から南に抜ける(交差点を直進する)時
この場合、軽車両は左折レーン左側を走行して直進するのが正しい走り方になります。が、この交差点は左折信号があるのですよ。(冒頭の写真がソレ)
直進をしたい自分は左折信号が青になっていても直進はすでに赤なので、左折レーン停車位置左側で止まるのですが、左折する車からは邪魔ですよね。
さらに左折したい車や軽車両からすれば「何この人止まってるの?」と驚かれることは理解できます。スクーターやロード乗りの人から「止まってんじゃね~よ」と怒鳴られるたこともあります。
青信号で直進可能な時にも、直進レーンを走っている車から見れば、左折レーン左側を走っていた自転車が後方確認していますが、直進レーンにじわじわと移動してくるので、嫌ですよね。
結局自分は直進レーン左側を維持して直進しています。
一応こちらに関しては↓こんな意見もあります。
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左折レーン+左折矢印信号の交差点は右折で困る(2) 強引な解釈編(リンク先は公益社団法人自転車道路交通法研究会 "JABLaw")
この交差点がこんな状況になっているのにはしっかりとした原因があります。
実はこの道路、以前は有料の自動車専用道路でした。
ということで自転車の通行なんて全く考慮された造りになっていません。
その道路が無料化に伴って、一般道として自転車の通行も許可になったというのが元凶です。
一度所轄である浜松警察署に問い合わせをしてみましたが、明確な回答を得ることはできませんでした。
この交差点は浜名湖を1周する時には必ず通過する交差点です。このままの状態ではよろしくないですよね。
ブルベでもこの交差点を南北に通過するルートがありますので、ブリーフィング時にどのように案内されているか知りたい内容ではあります。
自分は基本的にこういったグレーなポイントには近づかないことにしているのですが、ここだけは通過しなければいけないので困りものです。
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Posted at
2018/04/26 20:37:55