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2023年10月05日 イイね!

奥矢作第二発電所①

奥矢作第二発電所①奥矢作第二発電所は奥矢作第一発電所と共に矢作ダムと黒田ダム間で行う揚水発電を行うための発電所です。

両ダムの導水路上に伊勢神断層があることから、安全性を考慮して中間調整池である富永ダムを使った、世界的にも珍しい2段式揚水発電を行っています。

矢作ダム(下池) ⇔ 富永ダム(中間池) ⇔ 黒田ダム(上池)の関係になり、発電所はそれぞれの間に位置する形になります。

奥矢作第一発電所は黒田ダムと富永ダムの間
奥矢作第二発電所は富永ダムと矢作ダムの間になりますので

矢作ダム⇔奥矢作第二発電所⇔富永ダム⇔奥矢作第一発電所⇔黒田ダム
これが全ての位置関係になります。

奥矢作第二発電所は愛知県豊田市牛地町、愛知県道356号の国道257号分岐点から矢作ダムの概ね中間点、奥矢作湖(矢作ダムによりできた湖)の脇にあります。


県道356号から見た奥矢作第二発電所の変電設備。


設備入口の門扉には発電所名の入った銘板がありません。


通常であれば銘板のあるっぽい位置にある連絡先案内板。
変電設備は発電所の一部だけど、発電タービンが無いので銘板はありません。

発電所の名前の入った銘板はどこにあるかというと...写真を撮影したポイントから180℃反対側の光景


何やらトンネルがあります。


このトンネルの奥深くに発電タービンがあるので、トンネルの脇に銘板。

地下奥深くに発電タービン含む主要設備があり、奥矢作第一発電所と違って建屋として見る事ができません。


トンネル入り口はがっちりと人が入れないようゲートされています。

隙間から奥を覗いてみると...


右にカーブしながらトンネルは奥に続いています。

見学ツアーとかやっていないのかな?やっていれば参加したい。

以上が主だった奥矢作第二発電所の設備ですが、実は県道356号沿いには関連する設備があります。

奥矢作第二発電所から県道356号を西(矢作ダム方面)に約1km程の場所


道路脇にこのようなゲートの付いたトンネル設備があります。

Google MAPではここ

トンネル上には

(旧中部電力マーク)奥矢作第二発電所
放水口ゲート横坑
と書かれています。


隙間から覗いた奥。


ゲートに貼られた標札

このトンネル奥には発電した水の放水口と揚水の取水口のゲート制御設備があるようです。


この場所から湖を見ても木が茂っていて様子がわかりません、残念!

さらにこの場所から県道356号を西(矢作ダム方面)に数百メートル行った先に


このような設備があります。

Google MAPではここ


トンネルまで行こうと思ったけど草が多くて近寄れない。


トンネル下から


水槽連絡抗 と書かれています。
発電所の設備だとは思うのですが、何のためのものか不明です。

奥矢作第一発電所では発電所の上下に目立つ2本のサージタンクがありましたが、ここ奥矢作第二発電所にも発電所の上下に2本のサージタンクがあります。


そのうち発電所の下に位置するサージタンクは地中に埋もれているので見えません。

発電所の上に位置する富永調整池と第二発電所間の水路上にあるサージタンクは少しだけ地上に頭を出しているようです。
このサージタンクに関してはまた今度。
Posted at 2023/10/05 23:29:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | ダム・発電所 | 趣味
2023年09月28日 イイね!

奥矢作第一発電所

奥矢作第一発電所奥矢作第一発電所は奥矢作第二発電所と共に矢作ダムと黒田ダム間で行う揚水発電を行うための発電所です。

両ダムの導水路上に伊勢神断層があることから、安全性を考慮して中間調整池である富永ダムを使った、世界的にも珍しい2段式揚水発電を行っています。

矢作ダム(下池) ⇔ 富永ダム(中間池) ⇔ 黒田ダム(上池)の関係になり、発電所はそれぞれの間に位置する形になります。

奥矢作第一発電所は黒田ダムと富永ダムの間
奥矢作第二発電所は富永ダムと矢作ダムの間になりますので

矢作ダム⇔奥矢作第二発電所⇔富永ダム⇔奥矢作第一発電所⇔黒田ダム
これが全ての位置関係になります。

奥矢作第一発電所は愛知県豊田市小田木町、国道153号の小田木(おたぎ)交差点の脇にあります。


小田木交差点から見た奥矢作第一発電所。

白い丸い塔が目立ちますが、右にある茶色い建物がタービン建屋、左の白いのは管理棟、その奥に変電設備があります。

ここの構内には2005年に閉館してしまいましたが、ピーアール施設として奥矢作揚水発電館があり中に入ることができましたが、今では構内に入ることはできません。


閉じられた門からは構内が見えますが、駐車場奥にあるのは展示されていた鉄管がそのまま置かれているのかな。

変電設備等道路から上に位置し見えないので、写真スポットが少なく残念!

とはいえ、国道153号から面白いものが見えます。


こちらのトンネルの入り口が見えます。


上空写真からは赤矢印の位置で撮影したのが先ほどの写真。
変電設備のさらに奥になります。
右上から左下に流れる道路が国道153号、丸い塔の左に小田木交差点という位置関係です。


トンネル上を見ると苔むしてわかりにくいですが
(中部電力の昔のマーク)奥矢作第一発電所
水圧鉄管路横坑
と2段で書かれています。

発電所建設時の鉄管搬入用として作られたトンネルです。


Googleストリートビューになりますが国道153号から見たトンネル風景はこちら。

実際のリンクではここ

交差点からの写真で目立った白い丸い塔ですが、これはサージタンク(調圧水槽)です。

簡単に言えば、水路の開閉時に圧力を逃がす水槽です。

以前秋葉第一発電所佐久間電力所(佐久間発電所)でも、それぞれのサージタンクを紹介しています。

奥矢作第一発電所構内にあるのは奥矢作第一発電所から富永ダムの間に位置するサージタンクになります。

ちょっと面白い資料を見つけたので掲載

これはダムと発電所、サージタンクの構成図です。

水路上には計4つのサージタンクが設置されています。

奥矢作第一発電所に関係するのは写真に見えた奥矢作第一発電所と富永ダム間のサージタンク。
もう一つは黒田ダムと奥矢作第一発電所の間にあります。


ちょっと分かりにくいですが写真中央に森から白い塔がにょきっと姿を見せています。


これが黒田ダムと奥矢作第一発電所の間のサージタンク。

ダムと発電所巡りをした際に、矢作ダムから愛知県道490号で奥矢作第一発電所を目指したのはこのサージタンクを撮影するためでした。
愛知県道490号の小田木町シッタキ地区まで登ってくるとサージタンクを見る事ができます。


もう少し進み、国道153号に近づくと、両方のサージタンクが一緒に見える場所がやってきます。

右の黒田ダムと奥矢作第一発電所の間のサージタンクのてっぺんは黒田ダムの水位、左の奥矢作第一発電所と富永ダム間のサージタンクのてっぺんは富永ダムの水位と等しいです。


地理院地図では水路とサージタンクを確認することができます。


ダムと発電所とサージタンクが一望できる上空写真。


サージタンクだけをアップ。

ダムと水力発電所が離れていたり、揚水発電を行う水路上には必ずサージタンクがあるので、これらもセットで楽しむのがお勧めです😉
Posted at 2023/09/28 22:37:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | ダム・発電所 | 趣味
2023年09月26日 イイね!

富永ダム

富永ダム富永ダムは愛知県豊田市稲武町にある矢作川水系富永川に建設されたダムです。

矢作(やはぎ)川に注ぐ段戸(だんど)川の支流の一つ小田木(おたぎ)川の途中に流れ込むのが富永(とみなが)川になります。

このダムは矢作ダムと黒田ダム間で行う揚水発電の中間に位置する調整池の役割を果たしています。

矢作ダムと黒田ダム間の導水路上に伊勢神断層があることから、安全性を考慮し両ダム間に中間調整池である富永ダムが建設され、世界的にも珍しい2段式揚水発電を行っています。

矢作ダム(下池) ⇔ 富永ダム(中間池) ⇔ 黒田ダム(上池)
このような関係になります。

ダムの目的としては矢作ダムで出来た奥矢作湖の湖畔にある奥矢作第二水力発電所に水を送る発電専用のダムです。

各水力発電所については次回。


こちらが富永ダム。
重力式コンクリートダムで堤高32.5m、堤頂長337m。
非常用洪水吐きは自然越流式、丸穴はオリフィスゲートですが、これも洪水時に使用されるのかな。

副ダムは小っちゃく可愛いです。


天端左岸からの眺めは堤高が低いので迫力はありません。
このタイプの重力式ダムは総じてこんな様子かな。



天端は鎖で車両が入れないようにしてありますが、立ち入り禁止ではないので歩いて進入できます。


洪水吐の上からの眺め。
常に水を流す目的ではないので副ダム内に草が😅


ダム湖の富永調整池


右のバルブゲートがある部分はコンジットゲート用の取水設備のようです。


目だった取水設備はないですが、これは奥矢作第二水力発電所への水路付近からのダム面。


これはダムの反対側、この下付近に奥矢作第一水力発電所への水路があるらしいです。


黒田ダムと違って、こちらは私以外誰も訪れてる人がいませんでした。
ゲート機構が無いので水害を防ぐための洪水調節用ダムかと思いきや、副ダムから先はほぼ川っぽくないし、ここが揚水発電用のダムだということを知らない人にとっては「このダム何?」と思われることでしょう。


黒田ダムと違って、こちら富永ダムの銘板には「奥矢作第二発電所」の名前が刻まれていて発電用ダムであることが窺えます。

さて次回は発電所...
Posted at 2023/09/26 22:08:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | ダム・発電所 | 趣味
2023年09月25日 イイね!

黒田ダム

黒田ダム黒田ダムは愛知県豊田市黒田町にある矢作川水系黒田川に建設されたダムです。

矢作(やはぎ)川に注ぐ名倉(なぐら)川の支流が黒田(くろだ)川になります。

このダムは発電用のダムですが、1933年(昭和8年)7月に完成した建設当初から発電の用途が増えているちょっと変わったダムです。
当初は水力発電を行う黒田発電所用に水を供給する目的でしたが、1970年(昭和45年)に完成した矢作ダムとの間で揚水発電を行う事が決まり、この黒田ダムはその上部貯水池としても使われることになりました。

このため1976年(昭和51年)11月から貯水容量を2倍に増強するダムのかさ上げ工事が始まり、1978年(昭和53年)8月に完成し現在に至ります。

矢作ダムと黒田ダムの揚水発電に関してはさらに面白い事実があり、予定していた導水路の経路上に伊勢神断層があることから、安全性を考慮し両ダム間に中間調整池である富永ダムが建設され、世界的にも珍しい2段式揚水発電を行っています。
富永ダムに関してはまた今度。


こちらが黒田ダム。
重力式コンクリートダムで堤高45.2m、堤頂長332m。
非常用洪水吐き用にラジアルゲート形式のクレストゲートを二門備える他、黒田発電所への水供給用のコンジットゲートがあります。
コンジットゲートからは常に放流がされているようです。ひょっとしたらこの水で黒田ダムの施設用の発電も行っているのかも。


こっちの写真の方が放水の様子がよく判りますね。


実はこのダム、天端には立ち入り禁止でガッチリとゲートで入れなくなっています...残念。
天端の標高は約850m。


なので天端からダムの放流面を臨むことができないのですよね~


天端中央にある白い建物は黒田発電所用の取水設備かな。


これはダム湖


黒田湖と名前は付いていますが、黒田貯水池とも呼ばれます。


揚水発電を行っているのは奥矢作第一・第二水力発電所になります。
奥矢作第一水力発電所構内には、ピーアール施設として奥矢作揚水発電館があり諸元等そこで見れたのですが、2005年に閉館しました。
今となってはこの石碑とか重要な資料なのかも。


天端から離れた所に行くと...


富永調整池へと向かう取水設備があります。


その近くにある水利使用標識。


取水設備付近から見た天端。


ちなみにこちら黒田ダムにはダムカードがありますが、国道153号沿いにある道の駅「どんぐりの里いなぶ」構内にある観光案内所が配布場所になります。

黒田ダムを訪れた日は富永ダムや各所を周っていたので、ダムカードを入手しに行けませんでした。
今度ダムカードを入手しに行かないといけないけど、遠い😅

揚水発電を行っているので洪水吐からの放水があることはほぼ無い黒田ダムですが、常時ダム底部からの放水はされているので見に行っても楽しめるダムかと思いますが、自転車で行くには標高850mまで登らないといけないので厳しい😩
Posted at 2023/09/25 07:26:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・発電所 | 趣味
2023年01月08日 イイね!

佐久間電力所(佐久間発電所)

佐久間電力所(佐久間発電所)佐久間発電所は電源開発株式会社所有の発電所で、佐久間町の佐久間駅近くに位置し、佐久間ダムに溜めた水を利用する水力発電所です。
一般水力における年間総発電量は日本一で運用開始当時より毎年のように日本一の年間総発電量を誇っています。

佐久間ダムに関連する発電所は2つあり、今回紹介する佐久間発電所と佐久間第二発電所です。
第二があるのだから、佐久間発電所は第一を名乗ってもよい気がするのですが、佐久間発電所です。ちなみに佐久間発電所は開閉所と変電所の電力設備が一緒になった佐久間電力所の中にあり、銘板は電力所の中に入らないと撮影できないので、冒頭写真は佐久間電力所入り口の銘板になります。


これが佐久間電力所の入り口付近の光景。
正面の設備は開閉所になります。

発電所は県道トンネルの南に位置し、車からは見えないのですが、発電所の南を飯田線が通っていて、飯田線脇の歩道(天竜川橋りょう)から見ることができます。


こちらが天竜川を渡る飯田線の天竜川橋りょう。橋の北側を歩道が通っていて歩行者と自転車は渡れます。


写真右に見える建物が佐久間発電所。
正面の設備は変電所。
正面下が放水口になります。
左は天竜川。


すぐ脇を天竜川が流れていますが、放水口からの水はここで天竜川に合流しません。


放水口はそのまま水路に導入され...


ちょっと分りにくいですが、天竜川の下を逆サイフォンで流れて、正面にある佐久間第二発電所に全量流れ込みます。


上空からの写真なら判りやすいかな。
赤矢印の向きで発電後の水が天竜川下をくぐって対岸に流れています。


この天竜川橋りょうは佐久間発電所を見ることのできる絶好のスポットなのですが、天竜川水面から結構な高さがあるので、高い所が苦手な私には両方の意味で堪らない場所です😅


こちらは佐久間ダムにある取水口。
佐久間ダムと佐久間発電所は約1.3km離れた場所にあります。


これが水路概要図
2本の水路で水が送られていて、導水路の終端から流れ落ちる水圧鉄管のポイントには秋葉第一発電所で説明したサージタンクが設けられています。


これは佐久間発電所付近の上空写真。
赤矢印先の2つがサージタンク(調圧水槽)です。


こちらはサイフォンTVさんが佐久間発電所を訪れた時の動画。
発電所内の4基の発電機の様子が見れる貴重な映像です。
動画内2:00頃と13:00頃に見える緑色の橋が写真を撮影した天竜川橋りょうになります。

年間総発電量日本一の水力発電所が静岡県にあるというのはダム・発電所好きの静岡県民としては嬉しい事実です😉
Posted at 2023/01/08 20:32:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・発電所 | 趣味

プロフィール

「@toro_555 さん、はっきりとは表現してないですが原爆開発への批判ともとれる内容の映画がアカデミー賞を取ったのと年間トップクラスの興収をあげたという事実を知れたのは得たもの...かな。」
何シテル?   04/14 00:17
今のところメイン使用であるS2000と、その他車や自転車、ガジェット類諸々を話題に。 リーフ契約を機に、みんからを始めました。しばらくはリーフ関連の話題が中心...
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