
何シテル?に報告しましたが、中古の太陽光パネルを入手しました。
シャープの120W級のパネルで、型式はNE-128AJです。
型式からしても、かなり古い製品のようなので、120W級とはいえ、変換効率はだいぶ落ちている筈で、70%も出ていればよい方ではないかと予想しています。
8枚で約3万円でしたので、ちょっと高いかもしれませんが、直接店頭に受け取りに行ったので送料もかかりませんでした。
大きさも120cm×80cmなので、ミニキャブ・ミーブの荷台に収まります。
こういう時にミニキャブ・ミーブが使えるのは便利ですね、EVで太陽光パネルを輸送とか、エコでよいですよね。

NE-128AJの仕様です。(某オークションサイトの画像を拝借)
公称最大出力動作電圧が26.45Vで動作電流が4.84Aのようです。

パネルの配線に使われているコネクタは最新のMC4ではなくMC3です。(某オークションサイトの画像を拝借)
MC4のシステムに繋ぎたい時は、MC4コネクタを入手して取り付け直すか、MC3⇔MC4変換ケーブルが売られていたりしますので、それを買えばよさそうです。
今回の品はFIT終了を控え撤去されたか、FIT終了でより効率のよいパネルに交換された品ではないかと思われます。
中古の太陽光パネル(モジュール)は、おそらく今後もっと出回るのではないかと考えています。
さて、今回のパネル、どのように生かすか方法はまだ決めていませんが、目的はあります。
①EVの充電
②倉庫のオフグリッド化
これらに使えればと思い購入しました。
家の敷地内に倉庫があるのですが、ここへの送電は親の建屋から素人配線で行っていますので、簡単に独立というか別系統にしてしまうことが可能になっています。
倉庫の屋根に今回買った中古のパネルを配置できるので、比較的簡単にオフグリッド化はできそうです。
倉庫内ですが、照明と米用の保冷庫が設置されています。
米用の保冷庫って何?と思われる方がいるかもしれませんが、こんな品です。
扉に紹介シールが貼られていました。
ここら辺は田舎ですので、水田を持っている方が沢山います。
秋に新米の収穫が済んだら、1年分の米を注文すると売ってくれるので、このような保冷庫に入れて保管します。

今年ももう夏なので、現在の庫内はこのようになっています。だいぶ少ないですね。
玄米で保管されているので、農協やスーパーの駐車場の一角に設置されている精米機で一袋毎に精米して使います。
この保冷庫、古いせいもありますが、そこそこの電気を消費します。
扉の開け閉めは頻繁に行われないので条件はよいのですが、夏は夜も含め結構頻繁にコンプレッサーが動いています。
現在システムをどのように組むか?で悩んでいます。
EVの充電も視野に入れるとなると、先日勢いで購入した
EVパワーステーションを使ってしまうという手があります。
EVパワーステーションの場合、太陽光パワコンが必要になりますが、パネルと同じくFIT終了が近づき中古の品が安く入手できます。
問題は旧製品なので系統非連携ということから、系統のない状態で使用できるのかが謎です。
システム図的には取り説にあったこちらの図が参考になります。

場合によっては電力系統の代わりにコールドスタート可能なUPSを使えないかと考えてはいますが、これは単相100Vになります。(すでに所有しています)
単相200Vが欲しくなるという場合には、詰みますw
単相200VのUPSはさすがに持っていません。
EVパワーステーションにはCHAdeMO端子が付いていますので6kWか3kWでEVに充電できますが、これは電力系統側からそれだけの電力を得られるからであって、太陽光パワコンからのみの給電で出力が不足している状態で充電ができるのか全く不明です。
さらに...システム上の蓄電ユニットもっていませんので、この場合には蓄電池代わりにEVを繋いでおく必要があります。
EVパワーステーションを使うのは無理っぽいですね。
EVパワーステーションを使わないとすれば、王道のソーラーチャージコントローラを使う構成になります。
こちらの図でPCの箇所が保冷庫やEVになります。
普通充電にはAC200Vが必要ですが、
先日無駄に入手した日産の普通充電器を使えば100Vでも充電が可能です。
インバータは十分に必要な容量のものを選択する必要があります。
保冷庫用を含む倉庫電装用の配線は商用電源とインバータを自由に切り替えられるようにして、EV充電中は商用電源を使うなどの工夫が必要かもしれません。
このあたりは、バッテリを48V系で考えるか等、色々と検討が必要です。
とりあえず今回、中古の太陽光パネルが入手できましたので、これらをもう一歩進めるべく検討を開始します。