
ずいぶんと前に購入した中古の太陽光パネル、その後です。
購入時のブログはこちら
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中古の太陽光パネルを入手
なかなかその後の作業が進んでいなかったのにはちょっとした理由があります。
ブログ内で「パネルの配線に使われているコネクタは最新のMC4ではなくMC3です。」と記載していましたが、これが間違っておりました。
MC3ではなく、もっと古い規格のコネクタで調べても判らないし、今同じコネクタを入手するのも難しい状況でした。
最近の太陽光システムで使われているMC4コネクタはこちら
この一つ前のMC3コネクタはこちら
そして、中古の太陽光パネルについていた謎のコネクタはこちら
ちょっと横からでは判りにくいですかね
接続面から見たMC3コネクタ
中古パネルのコネクタ
実はMC3⇔MC4変換ケーブルを購入して、これまた先日購入したポータブル電源に接続すれば簡単に動作確認はできるだろうと目論んでいたのですが、脆くも崩れ去りました。
コネクタ打ち換えるのも面倒だしなぁ…と、しばらく放置状態でした。
ポータブル電源には、その後のamazonの安売りでsuaokiの150Wのセミフレキシブルタイプのソーラーパネルを購入して使っていますw

でもこれデカイしセミフレキシブルなので、意外と設置に気を遣います。
暑い夏の炎天下で立てかけて曲げたまま使っていたら、曲がったままになってしまったという報告も見ています。
そんななか、amazonでMC4コネクタが安く売られていることに気が付きました。
とはいえ工具は必要なので、工具を買わなきゃなぁと思っていたら、若干のコネクタ付きで工具がセットで売られているではないですか…ポチ。

届きました~。

圧着工具です。

MC4コネクタの樹脂パーツを回して締める工具

MC4コネクタです。
工具セットには6組のMC4コネクタが付いていました。
このコネクタですが、ポータブル電源の充電用ケーブルのMC4コネクタや、MC3⇔MC4変換ケーブルのMC4コネクタと比較すると、ちょっと精度が怪しい感じでした。さすが大陸クオリティ。
とはいえポータブル電源の充電用ケーブルも大陸製か…
工具セットにはMC4コネクタの組み立てや端子圧着の方法などの説明は何もありませんでしたw
そもそも2個1組のMC4コネクタは、どちらかが+でどちらかが-なのですが、どっちなんだ~
suaokiのパネルに合わせることにしました。

+がこのコネクタ形状のようです。
で、次は中古のソーラーパネルの配線は白と黒ですが、どちらが+極なのかな?

写真では判りにくいですが、パネルの配線の根元に「+黒」との表記が…
え~、普通電気の世界では黒ってGND、-極では…危ない、危ない。
ということで中古パネルの配線をプチ。

ほ~、こんな構造になっとるのですね。
で、この銅線部分に合わせて圧着端子の適合箇所で圧着するのですが

2.5、4、6mm2の3箇所です。
4かな?

圧着しました。
今回は試しに、1枚のパネルの両極をMC4に打ち換えました。
実際は8枚あるパネルを組み合わせて使うので、8枚1組で使うのなら1枚の+極、もう1枚の-極を打ち換えるだけで、数珠繋ぎの途中は旧コネクタのままでも接続できるので、1枚のパネルの両極を打ち換える必要はありません。
打ち換えた1枚をポータブル電源に接続してみます。
充電が開始されました。

71Wで充電されています。
今回このパネルでポータブル電源に充電できたのですが、若干のトラブルがありました。

この電源、充電の入力定格は12V~30V、MAX70Wとなっています。

中古の太陽光パネルは開放電圧32.7Vとなっています。
このせいか判りませんが、昼間のベストな向きにパネルを向けて、ポータブル電源に充電ケーブルを接続すると、充電中のLEDは点等するものの、液晶の表示がされません。
影を落とした状態で充電ケーブルを接続すると液晶表示がされ、充電がされます。が、影を無くすと液晶が消えます。
ひょっとして30V以上を検出したり、電流が多すぎて70W以上になって保護回路が動いている?
向きを多少悪い方向に向けると大丈夫です。
新品で128Wのパネルですが、少なくとも70Wは確実に出せるようです。
今回旧コネクタの付いた側を少し長めに切断してあるので、そこにMC4コネクタを圧着すれば、旧コネクタ⇔MC4コネクタ変換ケーブルになります。
残り7枚のパネルは、このコネクタを使って動作確認が取れますね。
そろそろ涼しくなってくるので、本格的に作業開始したいですが、ソーラーチャージコントローラを買うか、パワーコンディショナーを買うかで、悩んでいます。
8枚のパネルの総出力は128W×8=1024Wです。(実際は中古なので、経年劣化でもっと少ない筈)
系統接続するわけではないのでパワーコンディショナーは不要なのですが、オークションで中古のパワーコンディショナーが出品されています。
パワーコンディショナーの自立運電モード端子が使えれば、ソーラーチャージコントローラとインバーターを買う必要はないか?と考えたりしています。
極端な話、太陽光の出力が下がって自立運電モード端子からの出力が無くなってしまっても、リチウムイオン蓄電システム(LJ-SF50B)を組み合わせれば、問題はなさそうです。
まずは中古で1万円しないパワーコンディショナーを買ってみようかな。