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イイね!
2020年06月21日

懐かしい話

以前、当ブログにて公開範囲を絞って話題にしたネタが、某ジドウシャヒョウロンカ氏のwebでも記事になっていました。

F1開幕が決定! そういえば皆さんいすゞとスズキのF1エンジン知ってますか?
さすがの氏も、詳しい内容までは知らないのか、知ってて掲載していないのか...

リンク先には autosport web の動画も掲載されていますね

↓これ

テスト風景の動画がYoutubeに上がっていたとは...
懐かしいなぁ、実は私はこの現場にいました。P799WEのECUを設計、製作したハードウェアエンジニアは私です。
当時レースエンジン専門の設計をする会社に所属していて、いすゞから依頼を受けて12気筒用の専用ECUを開発しました。
この動画はロータスとのF1参戦を視野にスポンサー獲得をするために作成したプロモーション動画の一部だと思います、入っているコメント部分は他の誰かが挿入したものですが、そうだとすればこの動画は私が編集したものです。
たぶん家のどこかに、編集用にVHSからEDβに落とした素材テープごと残ってると思うけど


↓以前ブログでネタ元にした動画はこちら


他にもあるのか?とYoutubeで検索してみました

↓ありました

残念ながらいすゞの技術...ではないんですよね。

エンジンの1基はタミヤ本社にあるという噂を知ってはいますが、検索したところ見つけました。

タミヤ本社でF1マシンを見物(大須は萌えているか?)
回れ回れ、いすゞのF1エンジン! 実際にサーキットを走った幻の「ロータス102C」とは(carview)
トラックで有名なメーカーが作った幻のF1エンジン(おやじの独り言)
【迷車列伝・外伝】日の目を見なかったF1エンジン【内容・一部改定】(目指せ!東洋一のカーマニア)

おっと、wikipediaにも「いすゞ・P799WE」で載っているんですね
いすゞ・P799WE

バブル全盛の頃の懐かしい話です。
当時はHKSもF1エンジンを作ってるとか、なにかしら車系のメーカはF1に絡もうと景気のよい時代でした。

シルバーストーンでのテストで結構いい音を響かせて走ってはいますが、実際にはドキドキの走行で、シリンダーライナーにちょっと難アリの箇所があり、エンジン内圧を常に計測しながら、壊れるギリギリでテスト終了して事なきを得たという裏話があるとかないとか。

記憶と音楽って結構密接に紐づいていますよね。

1991年8月のイギリスでは、Extreme の「More Than Words」が大流行していました。ラジオでも街中でもヘビーローテーションされていて「またかよ」と聞いていましたが、今でも大好きな曲の一つで、この曲を聴くと当時を思い出します。



今年が2020年だから、気が付けばもう30年近く経過することになるのですね。
まだ20代前半の若造でしたが、あの頃が自分の仕事としては一番充実していた頃になります。何しろ自分が設計したECUでエンジンが回って、そのうえ目の前をカッ飛んで行くのだから面白くないわけないです。

私のブログですが、たまに謎の空白があったりしても気にしないでください。
iOS(iPhoneやiPad)の方はそれができないので安心ですが「すべて選択」や、Windows OSで「部分選択」はしないでくださいw
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Posted at 2020/06/21 04:03:31

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この記事へのコメント

2020年6月21日 10:13
文字色が白だったのかあ!

しかし夢のある話ですね。
コメントへの返答
2020年6月21日 12:13
です。その昔のwebベースの裏情報サイトで、背景色と文字を同じにして情報やリンク先を隠した手口ですねw
過去の私のブログでも、こっそりと情報を隠した箇所がいくつかあります。

当時は夢のある話、時代でしたね。私はその後そこの会社に数年在籍しバブル崩壊と共にレース業界の規模も縮小したことで夢破れて都落ちして、現在に至っています。
2020年6月21日 18:58
当時、いすゞのF1エンジンは、オートスポーツ誌とかでも取り上げられてましたね。

スズキのF1エンジンは、当時でも話題に上がってなかったと思います。
レイトンハウスにいたニューウェイのチーム離脱とエンジン開発の時系列が合ってないんですよね、、、

田宮本社の入り口にいすゞのV12、きれいに展示してありますよ!

コメントへの返答
2020年6月21日 21:32
いすゞのエンジンに関してはプロモーション動画を作ったり、企業への売り込みの一環で雑誌も使っていたので、取り上げられていました。

スズキに関しては私も情報がないです。

展示されているのですね、静岡県民なのですが、田宮本社に行ったことがないのです。今度行ってみようかな。
2020年6月22日 2:37
初コメント失礼いたします 、 図らずもバブル景気にもより試作レベルを含め複数の会社で日本製F1エンジンが製作される形となり興味深くおもしろい時代でしたね 。

以前自分のブログでも話題にしたのですが 1980年前後には Team Lotus と トヨタ の間でも F1エンジン開発が進められていて 、 情報の少なさと 内容の トンデモ さ ( 1.5 L V6 直噴ターボ + スーパーチャージャー ・・・ ) からレア度では 他社の更にナナメ上 をいきそうです 。

チャップマンが途中で亡くなってしまったのと仕様的にあまりにも難易度が高かったこともあり難航しベンチテスト レベル で終わってしまいましたが 、 JPSからの横槍が無ければ A ・ セナ は もう1年早く Team Lotus から F1デビュー を果たせていたので 「 A ・ セナ Lotus Toyota で F1 デビュー ! 」 なんて形もあり得た ・・・ かもしれませんね 。 F1 に " たら れば " は星の数ほど ?
コメントへの返答
2020年6月22日 5:23
はじめまして、コメントありがとうございます。
面白い時代でした。そもそも競技用車両のエンジンコントローラ開発の会社が成り立っていたのも、バブルによる余ったお金が潤沢にレース業界に流れていたおかげでした。

ブログ拝見させていただきました。
私もLotusとトヨタの話は雑誌の記事でしか知りませんでした。ただ、Lotusでのテスト時にHONDAといすゞ以外にも日本の企業との話があったということは打合せ時に聞いた覚えがあります。

車体屋であるLotusは様々なエンジンメーカとテストをしていましたが、実車での初テスト時にはまずエンジン始動するのに一苦労で、いすゞとのテストでも簡単にはエンジンが回らないだろうと予測していたそうです。
当然ながら電装系のハーネスもベースとなるものを作っておいて、現地でワンオフで製作しましたが、我々が到着して2日目の初回の始動テストできっちりエンジンが回って、悠長に考えていたLotus側のエンジニアが驚くと共にあわてたという逸話もあります。

実際のレースに「たら れば」は厳禁と言われてはいますが、裏側は「たら れば」ばかりの業界でした。

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