
クロスバイクESCAPE R3でもSGX-CA600で使えるようスピード+ケイデンスセンサーを取り付けしました。

取り付けたのは写真のCATEYEのISC-11です。
ANT+無線方式のセンサーになります。

今まで使っていたのはCATEYE独自の無線式のセンサーになります。
自転車に乗っていない方からすれば、センサーって共通で使えないの?と疑問に思われるかもしれませんが、案外使えないことが多いです。
サイクルコンピュータで使われるセンサーは有線式と無線式に分かれます。現在では有線式はほぼ壊滅状態で無線式が大多数ですね。
その無線式でも、無線方式により3種類に分類することができます。
・メーカ独自
・Bluetooth
・ANT+
メーカ独自のものはメーカ内で対応するサイコンでしか繋がりませんが、BluetoothやANT+のものはその通信規格に対応するサイコンであればメーカは関係なく繋がります。
それってデメリットではないの?と思われるかもしれませんが、メーカ独自仕様には利点があります。
まずは費用の面、BluetoothやANT+は、その通信規格を使用するために製品毎に使用料を支払う必要がありますが、独自仕様の場合には、その分製品価格を安くできます。
次に消費電力の面、通信間隔を長くしたり色々な工夫をして低消費電力を実現しています。
メーカ独自のものが販売され続けているのにはこんな理由があります。

そういえばESCAPE R3で使っていたCATEYE独自のサイクルコンピュータとセンサーは使用頻度が低いのもありますが、いつ電池を交換したっけか?
とはいえメーカを超えて接続できるのは便利なので車両を複数台持っている人やスマートフォンのアプリを使いたい人などはBluetoothやANT+のセンサーを選択していることが多いと思います。
そこで迷うのがBluetoothとANT+のどちらにすればいいの?という疑問
今回はそんな選択に関する私の回答です。
ちなみにBluetoothとANT+って2.4GHz帯の無線通信で、ほぼ似た仕様になっています。技術屋の目から見れば、Bluetooth4.0から追加されたLE(Low Energy)通信はほぼANT+と同じです。
スマートフォンに接続したいという考えを持っている場合には、Bluetoothを選択しておいた方が無難です。ANT+対応のスマートフォンって意外に少ないです。
私が使い始めたSGC-CA600もそうですが、Garminなどお高いサイコンはBluetoothとANT+の両対応になっているものがあります。また、センサーもBluetoothとANT+両対応のものがあります。そんななかで、使うのはどちらか?
私はANT+を選択しています。
理由はセンサー側の電池の持ちがよいから。
CATEYEのスピード+ケイデンスセンサーはBluetooth対応のものと、ANT+対応のものと別の製品になっています。(両対応ではない)

こちらがANT+対応のISC-11(冒頭写真のものですね)

こちらがBluetooth対応のISC-12

形の差は少しありますが、どちらも左チェーンステーに取付け、クランク裏に取り付けた磁石と、ホイールスポークに取り付けた磁石で回転を検出します。

こちらが両者の仕様
同じCR2032電池を使ってANT+は1年、Bluetoothは5ヶ月となっています。
Bluetoothは半分以下、意外と差がありますよね。
変だな、技術的にはBluetooth LEもANT+もほぼ同じ消費電力なのに。
この数値は毎日1日1時間使用した場合なので、ISC-11は365時間、ISC-12は約153時間。
私の場合に換算すると...
毎週土日に3時間使うとすれば...1年では52週×2日×3時間=312時間
ISC-11は1年持ちますが、ISC-12では半年に1回交換になります。
とはいえ毎回同じ車両を使うのではないので、これより交換頻度は下がるのです
がw
待機電力的にはもっと持つようで、実はほぼ2年間実走頻度が下がっていたなか、再開時に各車両のセンサーは生きてました。
気になるのは最近流行りの両対応センサーはどうなの?という疑問、Garminのハブ軸に設置するものとか、電池寿命に関する仕様を見つけられませんでしたが、おそらくANT+のみのものよりは電気食いと想像しています。
ということで、私はANT+に統一しています。
CATEYEのANT+対応のサイコンが製品から一時姿を消したので、ISC-11の販売は終了するのではないかと不安になっていましたが、先日ANT+対応の製品がリリースされました。
これでしばらくISC-11は売られ続けるので安心かな。
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Posted at
2020/09/12 04:22:52