
所有するロードバイクのうち、ZWIFT専用マシンと化しているのがANCHORの謎のクロモリフレームです。
ANCHORのクロモリフレームと言えばNEO-COTのRNC7とRNC3がブランド初期よりラインナップされていますよね。
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NEO-COT
こちらの特設サイトによると2018年で25周年とのことで、1993年からなのか。
S2000と同じ黄色のこのクロモリフレームが「謎」たる由縁は、RNC7でもRNC3でもないからです。
RNC3は所有してますので、明らかにこのフレームがRNC3でない点は確かです。
RNC3では主要なチューブ類がチューブ同士で断面で直接接続されています。

こちらはヘッドチューブとトップチューブとダウンチューブが接続されている箇所です。

謎フレームはラグ形状にして接続されています。

シートチューブにトップチューブとシートステーが接続される箇所

ラグ部品を使って接続されています。

ダウンチューブとシートチューブ、シートステーが接続される箇所

こちらもラグ部品を使っています。
ではRNC7なの?というとこれも違います。

謎フレームはリアブレーキケーブルが内装でなくトップチューブ下を外装で這っています。
この点はRNC3と同じかな。
RNC7は所有していないので、人様のサイトから画像を借用
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VEGAの備忘録
こちらの「
DNSにてRNC7レストア完了」にブレーキケーブル内装穴の写真がありますね。

シートチューブとトップチューブの接続具合も違います。

シートポストの締め穴のデザインも違いますね。
謎フレームはラグ部品の前上面に尖った部分があって、組み立て時にフレームを逆さまに置くことができません。
また、シートを抜いて車載する時に、この突起が結構邪魔で、引っかけて曲げたりしないか気を遣います。
ということで、RNC7とも違います。
「VEGAの備忘録」にはANCHORでなくBRIDGESTONEロゴのクロモリフレームの情報が「
ブリヂストン製?ネオコットフレーム!アンカーじゃなくて。。。」としてありました。

前はそこそこヤフオクで出品されてたフレームです。最近はあまり出てないかな。

シート位置の固定ネジの位置が違いますね。

ロゴはBRIGESTONEの「B」なのね、しかもシールっぽいような...印刷なのかな。

謎クロモリは古いANCHOEのエンブレムプレートが溶接されています。
他にこのフレームに似た情報はないかとネットを彷徨っていたところ、見つけました!
狸熊さんのブログ
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狸さんと熊さんが(´・ω・`)しょぼん
こちらの「
(´・ω・`)鉄自転車」の記事

ふむふむ。

空気入れ固定の突起もある!(RNC7も古いものは突起があります)
突起のあるシートチューブとトップチューブのラグ形状も同じです。
だけどBRIDGESTONEかぁ~

ボトムブラケット部分のラグ形状も一緒っぽい

シルバーのシールは擦れてますが、同じく「BRIDGESTONE PROFESSIONAL PRODUCT」と書かれています。

シートチューブにはNEO-COTのステッカー
ダウンチューブのボトムブラケット接続部分は楕円になってます。
ほぼ同じフレームなのですが、残念なことにブログ先の記事中でも 「RNC7の祖先」らしい 程度しか情報がありませんでした。
ということで謎フレームは謎のままです。
折角なので謎フレームのこれ以外の写真を...

後輪のタイヤはローラー用です。
やはりクロモリはトップチューブが水平じゃないとね。
短足には停車時の前に降りたポジションで股を打つのと、シートの飛び出しが短くて恥ずかしいw

ステムは最近流行のアヘッドではなくスレッドです。
ここはクロモリならではの拘りポイントですよね。

フロントフォークもカーボンでなくクロモリです。
この肩のクラウンがいかにもクロモリというデザインで好みです。
RNC3だと、クロモリでも「なで肩」なのが残念な点です。

アンカーの文字も旧タイプです。

トップチューブと、シートチューブにもANCHORの文字。

チェーンステーのこの部分はBRIDGESTONEなのですよね。
RNC3やRNC7だとANCHORのURLだったかな。

シートステー中央には、ホイールを外した際のチェーンを引っかける突起があります。(これは今のRNC7もRNC3も一緒)

ボケててすみませんが、空気入れの固定用の突起です。
ネジを利用してここにゼッケンプレートを付けることも可能だとか。

クロモリには78系のDuraAceですよ。77系なら尚よしなのですが、パーツが高すぎるw
ちなみに、ここ数年でロードバイクを始めた人には驚かれる部分。

クイックリリースの脱落防止用の爪がありません。
クイックを緩めるだけで、くるくるしなくてもホイールが外れて便利です。
今はZWIFT専用マシンと化していますが、その昔は実走してました。
RNC3より硬くて、でもクロモリ特有のしなりがあって「RNC7ってこんななのかな?」と思いながら乗っていました。
大事に保管したい1台です。
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Posted at
2020/09/14 00:29:24