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2025年01月18日

三方原用水 1号トンネル 関連施設

三方原用水 1号トンネル 関連施設 本日は三方原用水の施設好きの、みん友さん向け?の話題です。

冒頭写真は秋葉ダム。
このダムで作られる湖は秋葉ダム湖で、このダム湖の水は秋葉第一~三発電所で発電に使われるほか、浜松市に水を供給する大事な役割を担っています。


これが秋葉ダム右岸側にある取水設備。

秋葉ダムから取水された水は三方原用水を通って供給されるのですが、かなり大がかりな設備になっています。

なかでも特徴的なのが、秋葉ダム取水口から直線距離で約10kmの山の中をトンネルを掘削して導水している1号トンネルです。
1号トンネルの出口が家老沢坑口


これが1号トンネルの経路図

これだけ長いトンネルなので、途中に何か所か坑口を掘って、それぞれの坑口から土砂の搬出・重機の搬入を行った工事でした。
坑口は西川、横山、津行の三か所。

図で途中ポキポキと折れた場所があるのですが、それが坑口の場所らしいです。
実はこの坑口、今もメンテナンス用に施設が残っています。

しかし私は横山の坑口だけは未だに把握できていません。
ただし以前から「怪しい」と思っている場所があり、自転車で走りに行くついでに探索をしてみることにしました。
冬のこの時期なら木の葉も落ちているので確認しやすい筈です。


これは取水設備。
ここから導水トンネルが始まります。


これは秋葉ダム周辺の地図。

取水設備の次にあるのが西川坑口。
西川(さいがわ)という地名に由来します。
赤丸の位置を通る水色の点線が三方原用水で、矢印の先は秋葉第一発電所で発電に使う導水路です。

しかしこの国土地理院の地図、少し違ってる気がします。
以前、秋葉第三発電所を紹介したブログで書きましたが、三方原用水の取水口の位置が違います。

あと、実際に私が把握している西川坑口は矢印先の位置にあります。

今回ブログ用に写真を撮りに現場まで行ったのですが、国道152号線から分岐した県道361号白倉西川線は赤丸の橋までの区間災害復旧工事中で通行止めでした。


仕方ないので川向かいを通る道から撮影。

うわ、工事している人の車が丁度前に停まってわかりにくい😅


水色の扉のある箇所が西川坑口です。

仕方ないので他の方のブログを紹介

・自然と歴史の中を歩く!(川の恵みに感謝①―三方原用水)
↑こちらのブログ中の写真がこれ↓


通行止めで無ければ、この坑口が一番分かりやすいし行きやすい場所です。

その次の坑口は横山坑口。


横山(よこやま)町に由来します。
赤丸の位置に多分坑口があると思うのだけど、西川坑口のように一目でわかる扉の施設がありません。

実はここの坑口はメンテナンス用に現在使われておらず、廃坑口になっているいという情報も得ています。

廃坑口というのなら、いつも裏熊ルートを通りながら地図の丸位置にある「あれかな?」と目星をつけていました。


これが丸位置の道路脇、中央上に注目!


コンクリート製のボックスのような物があります。
あそこまで登って...と行ける場所を探したのですが、無さそう。

あれだと立坑の構造だろうし、土砂の搬出・重機の搬入には向いていないか🤔
怪しいと思っていたけど違うのかも。

と思いつつ川沿いの対岸を眺めていたら怪しげなものを!


山の斜面に何やら人工的に石積された箇所があります。


おや?四角で囲った位置をよ~く見ると


穴が開いた場所があります。水抜きの穴にしては大きすぎるし、直径2mは無いと思うけど1mは超えてると思う。
あれはトンネルだ!

しかし対岸の山肌は道も無さそうだし、どうやってあんな所に石積したり丸穴を開けられたんだろう🤔

確証は得られないけど、おそらくあそこが横山坑口ではなかろうか。
というのが2025年1月現在の見立てです。

さて、最後の坑口は津行坑口。


津行(つゆき)の地名に由来します。
※たぶん「つゆき」の読みで合ってると思うけど...
赤丸位置に坑口があります。

ここはいつもの走行会ルートから分岐した場所。


分岐の目印は綱繰(つなぐり)橋
おや?今まで何度もこの橋を走っていて並走する旧橋(廃橋)がある事に気が付かなかった。


この旧橋、不思議な事に小さな車なら通れそうな幅なのに片側はかなりの段差で土手のようになっていて階段構造。
これ昔車の通っていた橋じゃないのかな?謎。

綱繰川沿いに分岐を進みます。


これが津行坑口。
しっかり「三方原用水」の設備であることが示されていますね。


西川坑口と同じく水色の扉。


津行坑口の銘板。

ちなみに「三方原用水」の看板がGoogle MAPで悲劇を生んでいます。


この川が三方原用水になっています😖


実際は綱繰川
赤丸の位置が津行坑口です。

1号トンネル出口の家老沢坑口って、見たことないけど見に行けるのかな?


これが家老沢坑口近辺の地図。

家老沢坑口から阿多古川出口までの区間が2号トンネルで、そのあと3号トンネルを経て阿多古川の上空を直径2.7mで通る1号サイホンに繋がるらしいです。


熊トレコース途中にある通称「空中土管」が1号サイホン。

家老沢坑口と2号トンネル、3号トンネルの詳細位置もそのうち調べてみようと思っていますが、情報が無いんですよね~ → 調べました

とりあえず今回は、なんとなく横山坑口の謎がとけた気がします。
ブログ一覧 | 地図の話 | 日記
Posted at 2025/01/18 21:19:48

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この記事へのコメント

2025年1月19日 0:31
こんばんは😃

取材ライドお疲れ様でした〜
自分も見に行ってみます👀

メンテナンス用に使われている坑口の内部も気になりますね🤔
当然見ることはできないのでしょうけどトンネル内部って、配管がありその配管内部を水が通っているのか?それとも地表を流れているのと同じようにトンネル内に水路があり水が流れているのか?
2号、3号トンネルは距離が短そうですが、Googleマップだとその辺りは見に行けそうですね👀
地図だと1号サイホンの後は天竜エコテラスの真下を通ってますが、本当なのか💦

宮口の辺りでも三方原用水に通じる通路?の入口に「立入禁止」の表示が出ていますが、入って行って見てみたい衝動に駆られます😍
コメントへの返答
2025年1月20日 5:53
こんばんは~

横山坑口の決定的な証拠は見つかりませんでしたが、かなり近い発見をすることができました。
ぜひいきみきちさんも確認に行ってみてください。

坑口内部は私もどうなっているか知りたいです。
ちなみに、水路は掘ったトンネルそのものを管として使っているということなので、坑口からの穴との関係がどのようになっているのかが謎です。
ダムのように見学会を開催してくれると嬉しいのですが...
Google MAP?あ!ホントだ、ストリートビューで見ると鋼管路の上を通る道に行けるのですね。今度行ってみよ😅
地理院地図だと天竜エコテラスの直下を通っているけど、おそらくこれは本当かも。

三方原用水は軒並み「立入禁止」ですよね、津行坑口に渡る橋にもそのように書かれていましたが、銘板の写真を撮りたいので、モゴモゴ😅
2025年1月20日 9:21
関東農政局のページに工事中の写真とか経路図が載っていましたが、あそこから浜名湖の海岸沿い迄トンネル水路が走っていますね。
阿多古川辺りからも導水しているようでグーグルさんの航空写真で見てみましたがよくわかりません。
それどころか、少し下ったところに「浜名用水取水口」なる記述!?
地元の東播用水も大概ですが、この辺りも大概ですね~

天竜川の中流域の水の白さもこのあたりまでくると普通の緑色してますが、飲めるようになるまで石灰分を除去(中和?)するのもコストの掛かることでしょう。
コメントへの返答
2025年1月20日 16:29
関東農政局のページは貴重な資料の宝庫で、実は1号トンネルの出口も二期農業水利事業の工事図から割り出すことができました。
阿多古川と天竜川の合流地点近くまでの導水路は緊急時の「放水用」です。これも具体的な位置を把握できていないので今後の調査対象です。
浜名用水は浜松市の中央部用の用水です(三方原用水は浜松市の西部用)
浜名用水取口は今では使われなくなった取水口で、こんな姿をしています。
https://www.google.com/maps/@34.8556606,137.8049801,3a,47.6y,206.48h,88.28t/data=!3m7!1e1!3m5!1salfmLLU6gfGO_Bke8BB-bg!2e0!6shttps:%2F%2Fstreetviewpixels-pa.googleapis.com%2Fv1%2Fthumbnail%3Fcb_client%3Dmaps_sv.tactile%26w%3D900%26h%3D600%26pitch%3D1.7156729304217038%26panoid%3DalfmLLU6gfGO_Bke8BB-bg%26yaw%3D206.47667371595261!7i16384!8i8192?entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDExNS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
今ではこの取水口では無く、船明ダム湖の右岸から取水し導水しています。

三方原の地は「台地」形状ゆえに水の確保に苦しんだ地域で、水源の天竜川からも距離があるため大規模な用水になりました。
お隣愛知県の愛知用水や豊川用水も規模が大きいです。

天竜川は少しでも強い雨が降るとすぐに白く濁るので浄水場は大変かもしれませんね。

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