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2022年04月16日 イイね!

面白いモノ見っけ!

面白いモノ見っけ!玖老勢の津島神社を二度訪れた話を先日紹介しましたが、二度目の訪問の下調べ時に地図上で面白いものを見つけました。


こちらの地図の3つある○印の上と下は先日の津島神社の場所です。

今回話題にするのは真ん中の○印。

ここは地図上では「権現神社」と書かれています。

権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号で、権という文字は「権大納言」などと同じく「臨時の」「仮の」という意味で、仏が「仮に」神の形を取って「現れた」ことを示す。【WikiPedia】

熊野権現や金毘羅権現、日吉山王権現など色々ありますよね。
ここ静岡県西部地方では「秋葉権現」が最も親しみがあるかな。

秋葉山本宮秋葉神社は、古くは「岐陛保神ノ社」(キヘノホノカミノヤシロ)と言われ、中世両部神道の影響を受けて「秋葉大権現」と改称、明治初年教部省の通達で権現号を改め「秋葉神社」となった経緯があります。

そういった意味では、権現神社って普通は○○権現神社と権現の元を示すのが普通だけど、ここは名無し表記になっています。変なの🤔

さらに、愛知県道32号線のコイン洗車場付近、こんな所に神社なんてあったっけ?🤔

ちなみにGoogle MAPや各社地図には「権現神社」とポイントされていますが、国土地理院の地図では⛩や卍のマークが付いていないので、公式には何もない場所になっています。


写真を撮り忘れたのでGoogleストリートビューの画像で代用ですが、こんな場所です。

県道32号線を北に向かう右側の林の中にあることになるけど、ここを何回も通過していますが、神社らしき存在に気が付いたことがありません。


これは昭和初期の玖老勢付近の地図。
地図上に縦に「玖老勢」と漢字で書かれている「玖」と「老」の間付近、豊橋鉄道田口線の東側が権現神社のある場所になります。

この箇所の県道32号線は豊橋鉄道田口線の鉄道跡が道路に転用されたものです。

注意しながら南から北に道路を進んでいたら、権現神社とは反対側に目印を見つけました!


あれ?道路左下に石の灯篭がある😨

そしてその場所から道路右側を見たら...


道路脇から林の奥に低い石段があるじゃないですか!

今まで全く気が付いていなかった。


石段下に移動して📷
おや?上の方に小さいながら石でできた鳥居が見えます。


ミニ鳥居の下から上を見上げると、かなり大きな岩が見えます。
ワクワクしてきた😍


岩の下は鋭利にえぐれています。


石段の一番上まで登ったところミニ鳥居の奥に小さいながらも社があります。
そして何故か両脇につっかい棒が。


小さいながら賽銭箱もあります😅

これ間違いなく磐座をご神体にしています。

磐座をご神体にしているといえば、1月に週末ライドの中で紹介した堀谷アラハバキ神社を思い出します。

こちらですね。

権現神社などと意味不明な名前で呼ばれているけど、おそらくここも天然物を依代としたアラハバキ神が元になった神社ではなかったのか、と想像します。


社の右側には石だけが意味ありげに置かれた場所があります。
これも何かご神体の一つなのだろうか🤔


そこだけ写真を拡大してみました。
石と一緒に鳥居型の金具っぽいものが脇にまとめて置かれています。


一番右側には瓦がまとめて置かれています。

う~む...道路左下にあった灯篭とセットで考えると、太古の昔からアラハバキ神が元になった神社があったけど、大和王朝の頃に主客転倒で客人神にされてしまい○○権現神社という名称に変更。さらに明治政府の神仏分離令(神仏判然令)で権現社・権現宮・権現堂の多くが廃されたことから、ここも表向きは廃止。
ひっそりと地元の人は客人神だけは残したのかも。

そして、豊橋鉄道田口線を通す際に依代(磐座)でない社殿の場所は線路用地に明け渡し、その社殿の瓦は磐座の脇に置いた。

と考えると瓦の謎は説明が付くかも🤔


こんな面白い場所が玖老勢にはあったのかと、満足してこの場を去りました。

ん?まてよ...
合祀された津島神社の片方って、ここだったんじゃないの?

2本並んだ鳥居の片方は豊橋鉄道田口線の駅近くにあった鳥居のない祠に牛頭天王と刻まれた津島神社で、もう片方はこの権現神社にあったもの?権現神社と呼ばれているけど、元は津島神社で合祀で抜け殻になったので名無し?合祀した際に客人神も一緒に移動するのが普通だけど、磐座は動かないのでここに残した?

そう考えると色々と辻褄が合ってくるのですが、唯一引っかかるのが祠に牛頭天王と刻まれた津島神社とこの権現神社と呼ばれる磐座の距離。
直線距離で400m程しかないのですよね~、近すぎる。

ま、磐座をご神体にしている公式には存在しないことになっている神社があるという面白い情報を得ることができました👍
Posted at 2022/04/16 16:28:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 地図の話 | 趣味

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