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2024年03月05日 イイね!

52ヘルツのクジラたち

52ヘルツのクジラたち本作は2021年本屋大賞を受賞した「町田そのこ」さんの小説「52ヘルツのクジラたち」を映画化したものです。
この小説は私の好きな作品の一つ。

監督は成島出で、これまた私の好きな「角田光代」さんの「八日目の蟬」を映画化した際の監督です。

主演は映画「市子」で圧巻の演技をした「杉咲花」となれば見に行かねばなりますまい。

封切直後なので行きつけの映画館でも夜8時からの上映があり、平日仕事終わりに見てきました。

感想は?といえば...微妙。
原作を知っていて、なおかつ好きな作品であるが故に「これなら小説だけ読んどけばOK」というものでした。
辛口かもですが5点満点で2点😩



映画は時間が限られているので原作のすべてのエピソードを映像化できないのは当たり前なんだけど、全てが中途半端に端折られていて、小説の良さが全然生きていませんでした。

キナコが絶望するまでの描写が足りなすぎ。
アンの秘密を早々にバラしたうえに、アンの本当の絶望である母の態度を「少し理解のある母」にしてしまっているのは...
アンの主税へのメッセージ内容を変えるのも...たぶんココは私が最も気に入っている部分なので「そこ抜くか」と。

映画としてダメダメなのは人物の心理を説明ゼリフにしてしまっている所かな。
市子の時の杉咲花の表現はそこが凄かったんだけど。
アンの絶望も絶叫で表現させてるし。
言い始めればキリがない😅

八日目の蟬の時には大胆にもストーリーの時系列を替えるという構成変更が映画の時間枠にぴったりで、でも小説で訴えようとした主題をしっかりと伝える内容だったのに何故?と言わざるをえない。
八日目の蟬は脚本が「奥寺佐渡子」さんだったからかなぁ。

最近の原作と脚本の問題が頭をよぎってしまいました。

恐らく映画だけ見ても「普通」の作品に見えるとは思いますが、小説で町田そのこが伝えたいことはそれだけじゃないです。

この映画は、町田そのこを52ヘルツのクジラにしてしまっています。


ぜひ小説を読んでください。
Posted at 2024/03/06 01:13:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画・ドラマ・小説 | 趣味

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