
ZESP2終了の噂を聞き、家での普通充電メインの生活ではお得感が薄いということで「使いホーダイ」プランに変更をした私ですが、新しいZESP3の噂にて基本料金\500(税別)の「シンプル」プランがあるという事を知り、ちょっと早まったかなと後悔をしていたりします。
正直約2年間のZE1リーフ生活にて、必要に迫られて充電スポットで急速充電をした回数を数え「お前には本当にZESP2の無料充電が必要なのか?」と問われれば胸を張って「はい」と答えられない自分がいます。
毎度お馴染みLeafSpyでは、普通充電と急速充電の回数を確認することが可能です。
冒頭画像は11月19日現在のLeafSpy画面です。
QCs(急速充電回数) と L1/L2s(普通充電回数) がそれらになります。
圧縮表示されているので再掲載します。
27 QCs &
253 L1/L2s ですね。
急速充電回数が
27回
普通充電回数が
253回
このような回数になっています。
27回の急速充電回数のうち、ログから充電器のテストやディーラーで充電されてしまった回数を抜くと、半分以下の
13回が遠出の途中で必要に迫られて充電した回数になります。
約2年で13回、平均すると2ヶ月に1回のペースですね。
さらに正直に告白すると、13回のうち
ZESP2カードを使って充電したのは5回しかありません...orz
自分の使い方からすると、浜松市内の通勤と買い物、清水までのスタジアムの往復、関東&関西圏へのたまの移動であれば、他のEVオーナーから教えていただいた充電カード不要の無料充電のコツを駆使すれば、ZESP2「使いホーダイ」プランの無料充電の必要は薄いです、さらに極論を言ってしまえば、ZESP2も不要かもしれません。
要は、ほぼ普通充電で事足りているということです。
今回のプラン変更の理由としては主に2つ
①折角日産車を購入して無料充電の恩恵が受けられるのだから使っておかなければ損かな
②つど課金で自宅充電量が多くなると、使いホーダイより割高になるので
あれれ?両方とも無料充電ができることが要因ですね、他社EVオーナーから見ればこの理由には賛同できないですよね。
①に関しては気分の問題なので考察のしようがないですが、②については色々なプラン条件で考察してみましょう。
例えば直近10月のリーフは
119.4kWhで
866.6kmを走りました。
充電にかかる費用を
ガソリン車換算した値で比較してみます。
●ZESP2つど課金プラン(で、家充電)
電気代:119.4kWh×(\16+\-3.19+\2.95)=\1,881.74
充電カード代:\1,100+\114.6=\1,214.6
計\3,096.34
ガソリン車換算
\130/L÷(\3,096.34÷866.6km)=
36.38km/L
●ZESP2使いホーダイ(で、無料で急速充電)
電気代:\0
充電カード代:\2,200+\114.6=\2,314.6
計\2,314.6
ガソリン車換算
\130/L÷(\2,314.6÷866.6km)=
48.67km/L
●噂のZESP3シンプルプラン(で、家充電)
電気代:119.4kWh×(\16+\-3.19+\2.95)=\1,881.74
充電カード代:\550+\114.6=\664.6
計\2,546.34
ガソリン車換算
\130/L÷(\2,546.34÷866.6km)=
44.23km/L
●充電カードなし
電気代:119.4kWh×(\16+\-3.19+\2.95)=\1,881.74
計\1,881.74
ガソリン車換算
\130/L÷(\1,881.74÷866.6km)=
59.87km/L
この例のつど課金プランでは、ガソリン車換算で40km/Lを越えません。
36km/Lではハイブリッド車であるプリウスには互角か勝てる程度と思いますが、プリウスPHVには負けるでしょうね。
・
みんカラでのプリウスPHVの燃費
まぁ実際にはリーフではオイル交換が不要だったりと、維持費の面まで考慮すると燃費だけでプリウスPHVとの比較はできないですが、個人的には根拠はないものの過去のi-MiEV、ミニキャブ・ミーブを含めた全ての結果を考慮すると、
ガソリン車換算で最低でも45km/L、50km/Lは普通に出て欲しいと考えています。
とするとギリギリで、噂のZESP3のシンプルプランの
44.23km/L が合格となります。
ZESP2の使いホーダイプランなら
48.67km/L で満足ではありますが、正直自宅で好きな時に充電していた身からすると、わざわざ充電スポットに立ち寄って充電するのは面倒だなぁと思っています。
EVを購入して何より素晴らしいなぁと思ったのは、自分の好きな時に出かけずに家で充電できるということです。
ガソリン車では、これはほぼ不可能なことです。店頭毎の価格の違いを気にして出かけて給油とか、S2000はガソリン車ですが、今となっては面倒で仕方ありません。
急速充電スポットに寄らなければいけないというのも、正直面倒です。
しかも、私は回数が少ないので嫌な思いと言えば、他の人がケーブルをきちんと収納しないとか程度なのですが、直接嫌な人と関わる話も聞くし...トラブルがあるとすれば、それはしんどい。
であれば、ZESP3のシンプルプランでもいいかと後悔したという冒頭の理由が以上になります。
この例に挙げた10月の実績ですが、引き合いに出して妥当な数値か考察してみましょう。
10月の「
119.4kWhで866.6km」は航続距離としては平均的な距離になりますので、
この距離で考えるのは極端な例ではありません。
その消費電力の
119.4kWh は適切かというと...この月の電費は
9.0km/kWh でした。
866.6km走るのに必要な電力は 866.6km÷9km/kWh=
96.29kWh になります。
おや? 119.4kWh は多すぎるのではないの?と思われるかもしれませんが、過去の充電時の損失を見ると充電時に
80%の効率(20%は損失)という結果が得られています。y=0.8xですね。
96.29kWh を充電するには 96.29kWh÷0.8=
120.4kWh の電力が必要になります。
概ね
119.4kWh と同じなので妥当な結果であったことが判ります。
さて、今回ZESP2の「使いホーダイ」プランに変更した私ですが、少なくとも「つど課金」よりは費用的にお徳になったので満足ですが、充電の手間を考えるとそのうち面倒になって、ZESP3の「シンプル」にしてしまう可能性が高くなってきました。
相変わらずの紆余曲折ぶりだなぁw