
こちら静岡県浜松市にある「月」地区の看板
週末ライドで自転車屋さんの走行会で後続待ちをする天竜ボート場月艇庫周辺が月地区です。

月まで3kmの看板でお馴染みの地域です。
今回話題にするのは浜松市の月ではなくて、東栄(とうえい)町の「月」地区。

こちらの写真の地域です。
これまた週末ライドでよく訪れる「四谷(よつや)の千枚田」から仏坂(ほとけざか)トンネルを経由して設楽(したら)町神田(かだ)から国道473号沿いにあるのが東栄町の月。
以前から愛知県道32号で仏坂トンネルから下った神田で国道473号に曲がった先の光景が気になってました。

この光景です。
左の真っ直ぐ伸びた道が国道473号。
この先が月です。

山の法面がコンクリートで固められ、手前には橋脚らしきものがあります。
これに似た光景、どこかで見たような...

Google MAPから画像借用。
これは国道151号の三遠南信自動車道の工事区間。
山をトンネルでくり抜く場所が法面のコンクリートで固められた場所で、そのトンネルからの道を橋脚が受け止めています。
なるほど~、トンネルから出てくるポイントの工事なのか。
新しい道路と言えば三遠南信自動車道だけど、ハテ?でも三遠南信自動車道は神田は通らないよね🤔
と思い調べたところ、国道473号のバイパス工事計画を見つけました。

こちらです。
神田から月まで「月バイパス」が通るらしい。
国道473号の御殿川(みとのがわ)沿いの区間は道も狭くセンターラインの無い部分が多いです。
月バイパスはほぼ2本のトンネルのみで構成される道路で、月側が長い2号トンネル。
神田側が短い1号トンネルのようです。
先ほどの工事個所は神田側のトンネル坑口の1号橋梁のようですね。
実際、神田から国道473号を月とは逆に設楽町に向かう道は「設楽バイパス」として整備され、センターラインのある太い道になっています。

岩古谷トンネルは、そんな設楽バイパスにあるトンネルです。

県道32号と国道473号の合流地点付近は、このように太い道路なのですが、これを少し月方面に進むと...

このように道が狭くなります😖
この先が先ほどの工事風景になります。

御殿川沿いの国道473号は、このように良い意味で味のある400番台国道らしい景色の道路なのですが、車で走るには少し不便かも。
ロードバイクで走るには問題ないですが、たまに曲がりくねった先から車が来るとちょっと危険。

ちなみに月も集落部分はこのように太い道です。
この先は国道151号なのですが、151号との合流まで太く続いています。
上の写真を撮った場所から神田方面に振り返ったのがこちら。

道が先で右に曲がっていますが、この曲がった箇所からセンターライン無しの狭い道に変わります。
そしてよく見ると工事看板が出ていますね。

最近はこのように工事の説明をしてくれるので分かりやすい。
どうやらこの箇所が月バイパスの月側のトンネル坑口への3号橋梁を作っているポイントのようです。

工事個所に近づいてみました。

コンクリート面になっている所が坑口になるのかな?
ちなみに神田側坑口の工事ポイントから少し月方向に移動した場所でも工事をしています。

こちらです。
どうやらここは、2本あるトンネルの向かいあった場所に作る2号橋梁の工事に向かう専用道路を作っているようです。
この月バイパスができると、国道151号から分岐して設楽町まで続く国道473号は車にとって太く走りやすい道路になります。
これも全て「設楽ダム」建設に関連する付帯工事です。
心配なのは自転車、ほぼトンネルなので岩古谷トンネルのように片側に歩行者兼用の歩道ができると予想しますが、長距離トンネルなのであまり走りたくないかも。
恐らく旧道も残すと思うので、自転車は自然豊かな旧道を従来どおり行けばいいか。しかしこの手の旧道の多くのパターンとしてアスファルト舗装は荒れ放題になっていくと思われるので、それだけが不安です。
Posted at 2022/11/15 05:10:41 | |
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