
今回、カローラクロスを注文するにあたり、タイムパフォーマンスの良い購入法を考え、実行したのでその記録。
▶2024年12月 販売店を複数回り、試乗をしたり、営業担当者と会話し、2025年春ごろ受注再開と聞く。
▶2025年3月下旬 受注再開が決まったら、連絡してほしいと挨拶メールを出す。
▶2025年4月10日 カローラクロス価格判明、商談開始。電話とメールが来るが、その日は仕事で行けず。
▶2025年4月11日 一人(社)は予定ありで来店できず、もう一人(社)は夕方来店可となり、妻と訪問。値引き頑張ると言われ副店長の決裁あり発注。内金1万円支払う。19時で販売店発注第1号と言われる。納期6月末。その時点では、ボディコーティングの購入なし(意思表示)、メンテナンスパックの購入あり(意思表示せず)、トヨタファイナンス株式会社とのクレジット契約あり(承諾)、フロアマットの購入あり(黒以外希望の意思表示)。希望ナンバーあり(手数料変わらないとの説明あり)。
▶2025年4月18日 一人(社)の店を訪問するも値引きは期待外れ。店長にも会えず退散。発注掛けたもう一人(社)の店で内金9万円支払い。メンテナンスパックはキャンセル、フロアマットも無し。希望ナンバーなし(手数料下がる)。プジョー2号の下取り査定してもらう。
▶2025年4月19日 一人(社)の店の店長から電話あり、値引きするので是非というが「商談は対面でするもの、電話では価格交渉はしない」と断る。
▶2025年4月24日 カローラクロス GRスポーツ価格判明、商談開始。8月上旬生産開始。装備が貧弱なので食指動かず。
▶2025年5月23日 カローラクロス発表・発売 この時点で商談開始から6週間経過。都心部では先行受注が6か月分は積み上がっている模様。
▶2025年5月28日 納期の見通しの問い合わせメールを担当営業氏に送る。
▶2025年5月30日 52時間後にメールの返事が来る。6月下旬工場で完成、6月下旬から7月上旬に納車予定という。にわかに順位が下がった印象。ボディコーティング、メンテナンスパック、フロアマット、購入無しだと扱い方が変わったりするのか?
▶2025年6月6日 下取り有り、デーラーオプション無し、支払い総額修正の注文書作成、工場出荷6/24の見通し。
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昨今のトヨタ車の納期について考えてみた。
基本的には、経済の原則を当てはめれば説明がつくのだが、目に見えない要素がたくさんある。
・需要が供給を上回っているので、納期が長くなる。
・需要が供給を上回ると、通常は価格が上がる。消費者の購買意欲が高く、商品やサービスが不足すると、人々は競い合って商品を買おうとするため。
・トヨタ車は価格を適正値まで上げていない。上げたとしても、リセール時の価格が高いので、実質的に安いと評価される。結果、供給不足が続く。
・トヨタ車専門のあるYouTuberいわく「10年前から毎年トヨタの新車を乗り換えていて、年間トータルで20万円しか払ってない。車検やメンテナンスもしたことがない。毎年新車に乗れて、単純にお得」という。この流れに乗る人が増え、トヨタ車が足りなくなって、供給不足から中古車市場が歪んでいく。誰にも止められないのか。
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工場出荷時期が明示できる車種が17,できない車種が21。(2025年5月30日時点)
コンパクト
アクア 詳しくは販売店にお問い合わせください
カローラ スポーツ 3~4ヵ月程度
ヤリス 詳しくは販売店にお問い合わせください
ハイブリッド車:6ヵ月程度
ルーミー 2ヵ月程度
ワゴン
カローラ ツーリング 3~4ヵ月程度
カローラ フィールダー 詳しくは販売店にお問い合わせください
セダン
カローラ 3ヵ月程度
カローラ アクシオ 詳しくは販売店にお問い合わせください
クラウン 2~3ヵ月程度
プリウス 詳しくは販売店にお問い合わせください
MIRAI 2~3ヵ月程度
スポーツ
コペン GR SPORT 2~3ヵ月程度
GRカローラ 詳しくは販売店にお問い合わせください
GR86 詳しくは販売店にお問い合わせください
GRヤリス 1~2ヵ月程度
スープラ 詳しくは販売店にお問い合わせください
SUV
カローラ クロス 6ヵ月程度
クラウン(エステート) 詳しくは販売店にお問い合わせください
PHEV:4~5ヵ月程度
クラウン(クロスオーバー) 4ヵ月程度
クラウン(スポーツ) 詳しくは販売店にお問い合わせください
ハリアー 詳しくは販売店にお問い合わせください
bZ4X 詳しくは販売店にお問い合わせください
ヤリス クロス 6ヵ月程度
ライズ 2~3ヵ月程度
RAV4 4ヵ月程度
ハイブリッド車・PHEV:4~5ヵ月程度
ランドクルーザー“70” 詳しくは販売店にお問い合わせください
ランドクルーザー“250” 詳しくは販売店にお問い合わせください
ミニバン
アルファード 詳しくは販売店にお問い合わせください
ヴェルファイア 詳しくは販売店にお問い合わせください
ヴォクシー 詳しくは販売店にお問い合わせください
シエンタ 詳しくは販売店にお問い合わせください
ノア 詳しくは販売店にお問い合わせください
ハイエース ワゴン 詳しくは販売店にお問い合わせください
1BOX
ハイエース バン 詳しくは販売店にお問い合わせください
軽自動車
ピクシス エポック 2~3ヵ月程度
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・為替相場が円安傾向の状態では、輸出と国内向けだと輸出の方が利益がでるので、国内向けの生産枠が増えない。
・メーカーが国内向けの生産枠を決め、地域によって割り振りをすると納期に違いが出る。注文の多い都市部などは納期が延びてしまう。
・同じ地域でも、販売会社の実績によって割り振りがあると、販売店、担当者によって納期に違いが出る。
・支払方法によっても違いが出る。現金一括や銀行ローンで支払うより、ディーラーローンや残価設定ローン、サブスクなどの方が支払額が多くなり、販売店の利益が増える。
・オプションやサービスとの抱き合わせをすると販売店の利益が増える。これは、独占禁止法第19条(不公正な取引方法第10項(抱き合わせ販売等))の規定に違反するおそれがあることから、公正取引委員会が、トヨタモビリティ東京に対し、2025年4月10日、そうした行為は行わないよう警告した。
トヨタモビリティ東京株式会社に対する警告等について 公正取引委員会
そのせいか、カローラクロスの商談開始をトヨタモビリティ東京は2025年4月10日から大幅に遅らせた。
売り手有利の市場になると、売り手が売り方をコントロールする力が働いてしまうのは当然か。