最近、オーディオ雑誌は、PCオーディオへどんどんシフトし始めて
います。
PCオーディオが普及し始めている理由としては、誰もが持っている
PCに数千円~数万のUSB_DACを接続する事で気軽に高音質が楽
しめると言う点でしょうか?
さらに安価なUSB_DACを購入して、自分で改造して音の変化を楽し
むと言うのが、お小遣いが少ないおじさん達に受けているような気
がします。
購入したこの安価なDN-USB DACですが、エージング20時間程度
でもHUD-MX1と聞き比べるとやはり随分と差があります。
重厚感の差というか... 品が感じられないです。
この差はノーマル状態では埋まるものではなさそうです。
またATH-CKS90(オーディオテクニカのイヤフォン)で聴くと、アイ
ドル状態(通電)でもホワイトノイズが結構気になります。
試しにSHUREのSRH-840に差し替えるとホワイトノイズが綺麗に
なくなります。
多分、インピーダンス(CSK90=16Ω、SRH-840=44Ω)のせいかな?
と言うことで中を覗きながら、ちょっと弄ってみることにしました。
内部へのアクセスは、このゴム足を剥がすことでネジが現れますので
簡単に基板1枚まる裸にすることができます。
このTE7022(TENOR)USB recveiverは、HUD-MX1と同じです。
それなりに手を入れれば、HUD-MX1に近づく可能性があります。
かといって、同じ値段をかけては意味がないです。
じっくり中身を覗いてみました。
ヘッドフォンアンプは、ROHM製BH3544Fです。
回路構成(定数)は、メーカの応用回路そのまんまです。
ホワイトノイズの件、LINE-OUTからはまったく聴こえない状態です
ので、とりあえず、このヘッドフォンアンプ周辺を重点的に信頼性の
無さそうなコンデンサ、ボリウムを交換して見ることにしました。
電解コンデンサは、怪しい台湾製コンデンサだらけです。
デカップリングで使用されている部分にはOSコンに交換しましょ。
んで、部品交換作業はどんどん進み、こんな状態になってしまい
ました。
バスパワーのラインは、東信工業の音響用コンデンサと裏面に積層セラコン
の組み合わせにし、ボリウム周辺のカップリングコンデンサは、BP(両極)
電解コンに交換。画像はタンタルに交換後のものですが、試聴の結果、BP
コンデンサへ変更。
他、DACやUSBレシーバ、ヘッドフォンアンプ周辺の電源周りはOSコンに
交換。
ボリウムは、安価で評判がよいLINKMAN(マルツで購入)製にしました。
エージングがまだ殆ど進んでいない状況ですが、ズンズンとした音の
厚みや弦楽器の艶やかさなどがかなり改善されました。
ホワイトノイズに関しては、若干減少したような気がしますが、やはり
気になります。
でも、これだけ改善されるとは思いませんでした。
Posted at 2010/12/05 23:26:56 | |
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