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2016年03月08日

【5/17追記】遂に「トルクの崖」が消えた。。。!

【5/17追記】遂に「トルクの崖」が消えた。。。! ニュースリリース > Audi Japan
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/company/news.detail.news~pool~2016~03~160304_2.html
 「2016年3月3日 インゴルシュタット:320kW(435PS)の最高出力と900Nmの最大トルクを発生する新しいAudi SQ7 TDIは、市販モデルの中でもっともパワフルなディーゼルSUVです。このモデルには、様々な先進技術も採用されています。搭載される4.0 TDIエンジンには、世界初の電動式コンプレッサーが装着され、圧倒的な加速性能を実現しています。その一方で、燃料消費量は100km走行あたりわずか7.4ℓに抑えられています。」

Revealed: Audi SQ7 TDI - Fourtitude.com
http://fourtitude.com/news/Audi_News_1/revealed-audi-sq7-tdi/
 エンジン性能曲線はこちらから拾ってきました。

 遂に電動スーパーチャージャによるアシストを備えた量産ディーゼル車が登場しました。個人的には大型SUVも4リッターV8エンジンも48V電装も自分には全く以って縁遠い存在に思えますが(汗、エンジン性能曲線を見て度肝を抜かれたのは、高過給ディーゼルエンジンでは絶対に避けられなかった「トルクの崖」が完全に消失(1000rpmから最大トルクを発生)していること!
※実際は1000rpm以下の図示されていない領域に「トルクの崖」は存在している(黒い点線)と思われますが。

 もっともエンジン性能曲線は定常(回転数一定)でのデータであり、無過給(青い点線)の3倍以上!ものトルクを捻り出す本エンジンではターボラグ(赤い点線)は避けられないでしょうが、これを電動スーパーチャージャがどれだけ補っているか見ものです。リリース記事によればターボラグは僅かに0.25secに過ぎないとのこと。EVの如く発進直後から踏めば踏んだだけ加速する性能を実現しているのでしょうか。
 また電動スーパーチャージャの消費電力は最大7kWにもなるとの事で、市街地でゴー・ストップを繰り返すような状況下では早々に48Vバッテリを使い切る事になってしまわないかも気になります。。。

**********
2016年3月10日追記。
 上で「大型SUVも大排気量V8も自分には縁遠い…」と書きましたが(汗、そう言えば先代Q7には史上最強の6リッターV12TDiがラインナップされていたことを思い出しました!

 片バンク1基のシングルステージVGターボでは明確な「トルクの崖」が存在し、1000rpm定常でもターボは殆ど仕事出来ていない事がわかります(ちなみに無過給だと最大トルクは420Nm位になる筈)。 これとの比較で言えば、4リッターV8のSQ7は立派な高過給ダウンサイジング化を果たしていると言えますね!
 ちなみにSQ7のエンジンを3気筒(排気量1.5リッター)にするとパワー120kW(163ps)、トルク338Nmと自分の1シリーズにジャストフィットな感じ!欲しいです。。。

**********
2016年5月17日追記。
 ゼロ発進加速におけるトルク時間軸波形の、電動スーパーチャージャ有/無での比較データが公開されていました。
Audi社の最上位SUV、48V電源で走行性能を向上 - 日経テクノロジーオンライン

 1,000rpmからフラットな定常トルクカーブから期待されるような、ターボラグの解消にまでは至っていない模様。しかしながら、一瞬の事とはいえ1速でほぼ最大トルクの900Nmに到達しているのは大したものだと言わざるを得ません!
ブログ一覧 | ディーゼルエンジン・ディーゼル車。 | 日記
Posted at 2016/03/08 23:44:31

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この記事へのコメント

2016年3月8日 23:53
ガソリン車でも12Vのインラインブロアを突っ込む程度でトルクアップを感じられるので、もちょっとモーターパワーがあれば意外と楽勝かも。
回転数が低い領域だとそんなに電力食わないでしょうから、バッテリーは問題ないと思いますよ。
コメントへの返答
2016年3月9日 21:46
こんばんは。
7kWにも達する電動機のパワーにちょっと驚いてしまいましたが(汗、そもそも市街地では回生エネルギも有り余っているから余計な心配は要らなそうですね。。。
2016年3月8日 23:59
1年くらい前に参考出品されたVWのやつが電動ターボも含めたクワッドタービンでしたか、排気ターボが立ち上がるまでのサポートに徹しているでしょうから、電気の問題はほとんどないんじゃないかとー?
(元々この手の機構はそういうのに特化してるはずですし)
コメントへの返答
2016年3月9日 21:53
量産ではアウディが先行しましたがVWも公開してたんですね。ありがとうございます。
jawayさんの指摘にもありましたが当然オルタネータ回生も備えるでしょうし、加速時はクランクシャフトを直接アシストする代わりにブーストをアシストすると考えれば電力収支も心配なさそうですね。
2016年3月9日 4:10
こんにちは♪

すごいハイパワーなエンジンですね。
バルブ駆動の構造も面白くて
いかにもドイツらしい。
面白いエンジンだと思います。
コメントへの返答
2016年3月9日 22:04
コメントありがとうございます。
 記事中には圧縮比の記載がありませんが、可変バルブ機構を寒冷時始動性対策以外の目的でディーゼルエンジンに組み合わせてきたのはこれが初めてな気がします。
 2ステージターボをVバンク間に配置している様ですが、バイパス弁等に頼らずバルブ休止を使ってコンパクトにまとめているようです。なんともお金がかかった贅沢なエンジンですね!自分ならこの3分の1の排気量でいいです。。。(笑
2016年3月9日 11:48
こんにちは。以前ワーゲンが出したTSIエンジンの過給にかかる時間についてレポートを見ましたがフルブースト1.2Barまでスーパーチャージャーが入っても1秒近くかかってました。(体感的には電スロでカバーしてフルスロットル以外は気にならなくなってますが)2bar超えのディーゼルだともっと掛かるかもですね。

ただ、電気ターボであれば理論的には0rpmでもフルブーストかけられますからこの性能曲線本当に体験できるかも?

#個人的には48Vで電動パワステのフィーリング根本解決になるか興味深いです
コメントへの返答
2016年3月9日 22:41
こんばんは。コメントを頂きありがとうございます。
 図に無過給トルク(BMEP=0.9MPaと推定)を追記してみました。性能曲線に現れる1000rpm以上だと確かに「トルクの崖」は存在しないのですが、定常トルクは無過給の3倍に達しており流石にターボラグは残っていると思われます。それを電動過給でどれだけ補えているかが見ものですね!他社と違いトルコンに頼らないVW・アウディにとってここの改善は大きなアドバンテージになると思います。

 モータ回転角センサを備えるブラシレス式が主流になって私はもう殆ど違和感を感じられなくなったのですがまだ不十分でしょうか(汗。48V化で小さいモータで大出力を出せるので大型SUVの重量・レイアウト面ではメリットがありそうですね。
2016年3月10日 0:28
こんばんは!

フルブーストでの1000rpmは実車をどう操作したら実現できるのか…他ディーゼルやダウンサイズターボでも同様ですが昔から疑問です。ブーストがかかる間に回転上がるだろうと。
電気ターボなら実現できそうで期待してます。

最近のパワステは極めて滑らかになりましたが重ステの生々しさからすると厚化粧といいますか(^^)
近づけるためには出力アップによるレスポンス改善しかないかな?と思ったりしてます
コメントへの返答
2016年3月10日 23:23
 定常トルクの崖こそ無くなったもののターボラグが心配、と上で書きましたがプレスリリースを読み返すと0.25secでフルブーストに達すると書いてありますね。DSGをマニュアルモードにして長い上り坂で加速すれば体感できるでしょうか。。。日本に正規導入されるかどうか微妙ですが、はやく試乗記を読んでみたいです!

 重ステはAE86で乗ってましたがもう十年以上触っていませんね。。。1シリーズはブラシレスのラックアシストで鈍感な私には違いが解りません(汗。ブラシ式は触った瞬間に解りますが。。。また色々と教えてください。m(_ _)m
2016年3月11日 16:37
900Nmに耐えられるS-トロは存在しないと思われるので、SQ7はATと思われます。新型Q7も8速ATで出るようです。AudiもA8、Q7、Q5(マイナーチェンジで8速ATに積み替え)RS6等のVターボ搭載RSクラスも8速ATです。但しV8ターボモデルでもS6、S7等はS-トロです。
コメントへの返答
2016年3月11日 22:27
コメントありがとうございます。
 ご指摘ありがとうございました。そう言えばアウディは「DSG」という呼称も使っていませんでしたね、失礼いたしました。。。

 有段ATであってトルコンを発進デバイスと割り切ったマツダのSKYACTIV-ATの様な例も出てきておりますので、SQ7も電動過給によるスーパーレスポンスの恩恵を体感出来るようなチューニングに期待しています。

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