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もげ.のブログ一覧

2011年02月22日 イイね!

恨むべきは、石原都知事。。。なのか?

 ほんの十数年前まで、私を含む多くのドライバーやライダーにとって、大型トラックやバスのすぐ後にくっついて走る事は苦痛以外の何物でもなかったと思います。前方視界を遮られるし、遅い発進加速と登坂路での速度低下。そして何より、特有のディーゼル排気臭とPM(粒子状物質)を含んだ黒い排気煙!!
 しかしここ数年の間、少なくともディーゼル排気臭と黒煙に悩まされる事が殆どなくなってきた事に、これまた多くの方が気付いておられるのではないかと思います。

 驚くべき事に、1994年までこの国のディーゼル排ガス規制ではPMの規制値は存在せず、自動車メーカの良心とユーザークレームに委ねられてきました。たまりかねた東京都知事が、1999年にペットボトルに入れたPMを振り回す例のパフォーマンスを敢行。都や県が主導した2001年の自動車NOx・PM法の制定を経て、世論を無視できなくなった国交省もPM規制値を段階的に引き下げていきました。
 PMの低減にはコモンレールシステムによる制御+DPF(ディーゼル微粒子フィルタ)の組合せが非常に効果的ですが、DPFの導入を妨げてきた軽油に含まれる硫黄分も、石油業界の尽力により2003年以前の500ppmから、2005年以降は一挙に10ppmまで劇的に低減されて、DPF普及の下地が整いました。

 私は2006年から、DPFを装備した欧州製ディーゼル乗用車を下駄車として使用しています。しかし、もし石原都知事のあのパフォーマンスが無ければ、日本の軽油の硫黄含有量がその障壁となった可能性は否定できません。そして何より、ノンビリ走る限りは大型トラックやバスの後について走っていても、何ら不愉快な思いをせずに済むようになったのですから!
 だから私は石原都知事に感謝こそすれ、恨みなどまったく感じてはいません。恨まれるべきは自動車メーカや運輸業界におもねって、垂れ流しのPMを放置してきた石原氏以外の政治家、そして官僚。またそうした背景とコモンレールシステムやDPFの進化を理解せず、あたかもディーゼルエンジン自体が悪であるかのような報道を垂れ流したマスコミ、そしてその報道に踊らされた我々自身であると、私は思っています。

【以下11/02/26追記。】
 ひとりのドライバーとしてディーゼルエンジンを愛することは一向に構いませんが、そうした人々のなかに「この国でディーゼル乗用車を買えないのは石原都知事が悪い!」といった論調が未だに散見される事は残念です。そういう人を見ていると「自分さえ大好きなディーゼル車に乗れるなら、少々PMを撒き散らしたってイイよね♪」と言っているようしか見えません。
2011年02月20日 イイね!

栃木県日光市 湯元温泉~刈込湖。

栃木県日光市 湯元温泉~刈込湖。 今週もまた日光ハイキングに行ってきました。(世間は)三連休の翌週と言う事もあってか道路もガラガラ、土曜は朝から穏やかな晴天に恵まれ、祝祭日とは無縁な私にとってはこの上ない週末となりました。(^^ゞ

 今回は日光湯元の源泉近くにある宿を取りました。土曜の朝は普段よりゆっくり出発し、12時前に温泉街に到着。宿にクルマを置かせて貰って行動準備をします。
 湯元源泉の脇を通り過ぎて、冬季閉鎖中のR120へ向かって坂を上がります。R120を渡った後は、蓼ノ湖の右側の斜面を延々とトラバース。昼過ぎにも関わらず1,500mを超える標高のお陰で雪は締まっており、私は輪かんじきでも楽勝で歩けましたが、スノーシューを履くパートナーはあまり楽しくなさそう。。。(汗
 やっとトラバースが終わると短い急登があって、13:20頃に標高1,672mの小峠に到着。ここからはアップダウンの無い穏やかなルートが続きます。13:50刈込湖に到着!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=364927&l=1392600
しかし湖はまっ白く雪に覆われ、光景的には特に変わったところはございません。。。この日は遅い時間の行動だったにも関わらず、刈込湖付近にはまだ数パーティが滞在してたのが意外でした。皆さん山王峠経由で光徳まで行く事はせずに、私達と同様にこのまま湯元に引き返してお泊りするのでしょうか。

 急速に日が蔭ってゆく歩道を引き返し、14:40に再び小峠に到着。ここからは斜面のトラバースを避け、兎島へ向かって下りるルートを選びました。こちらの方が確かに歩きやすかったのですが、三ッ岳林道を忠実に辿るルートはジグザグと距離が長く、宿に戻った時は16:00になっていました。こんな時間まで行動できるのもお泊りならではのお楽しみですね。もちろん、一歩間違えば雪中ビバークが待っているので、油断は大敵ですが。。。
 連休明けと言う事もあってか、宿には私達を含め三組しか客が居らず静かなものでした。美味しい料理とビール、硫黄泉を心ゆくまで堪能し、翌朝は戦場ヶ原で霧氷を眺めながらちょこっと歩いて帰ってきました。
Posted at 2011/02/20 18:52:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | ハイキング。 | 日記
2011年02月12日 イイね!

ブラックアイスバーンの恐怖。

 世間は三連休だそうですが(涙、太平洋側では南岸を移動する低気圧に冷や水を浴びせられる格好になりましたね。。。自分が毎週走る片側二車線の地方国道も、連休にも関わらず朝はガラガラでした。

 天気予報によれば、この辺りでは15cm程度の積雪の予想が出ていました。実際金曜を含めて二日ほど降雪に見舞われましたが、幸い夜通し降り続くことは無く、雪は芝生や土の上にちょっと積もったくらいで済みました。
 今夜も先に書いた地方国道を通って帰宅しました。空いている夜間はメータ読みで大体80~90で流れています。外気温度計は0℃~-1℃を表示し、橋梁部では微妙にクルマが横に流れる感触があり、すぐにメータ読み70以下までペースを落として車間も空けました。
 陸橋に差し掛かると、前方にハザードを焚いた車列が見えました。そっとブレーキを踏むとすぐにABSが作動!車間を空けていたのでなんとか無事に減速でき、スピンして側壁に突っ込んだ白い高級ミニバンの横をゆっくりと通過しました。ふぅ、危なかった。。。(汗
 対向車線に目をやると、彼方でも白い大型ミニバンが回転して止まっています。向こうは二車線とも塞がってしまったらしく、渋滞が出来始めていました。

 雪が止んだのはいいけど、夜になり晴れて冷え込んだので、橋梁部はブラックアイスバーンになっていたようです。これなら却って積雪があったほうが、誰もがスピードを落として注意するので安全ですよねぇ。。。
 スタッドレスを履いていても、凍結路にウェット路と同じ調子で飛び込んでしまったらひとたまりもありません。いくらタイヤや電子制御デバイスが進化しても、常にクルマと対話し路面状況を把握するのはドライバーの責務であることに変わりはないのだなぁ、とつくづく感じました。(汗
Posted at 2011/02/12 23:55:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマ全般。 | 日記
2011年02月06日 イイね!

久し振りの救援。

久し振りの救援。 山スキーのシーズンインに備えて、きょうは粘着力の劣化した登攀用シールを新調するため、餃子で有名な某地方都市に行って来ました。

 県南地区を縦断するバイパスの側道で、エンジンフードを開けたまま停まっている80カローラを発見しました。エンジントラブル?しかし周囲にドライバーらしき人の姿が見当たりません。止むを得ない、このまま通過するか。。。と思ったら「待って!中に人が座っているよ!」とパートナーに呼び止められました。
 ハザードを焚いて下駄車を路肩に寄せます。外国人のドライバーさんが運転席を倒して休んでいました。インドとかパキスタン系の人っぽい。日本語が通じなかったらどうしよう(汗、と恐る恐る話しかけると日本語は堪能な方でした。ホッと一息。(^^;

 エンコパ内に鎮座する3A-U型機関を上から眺めます。懐かしい、シュノーケルの様なノズルが付いた板金製のエアクリーナーケース。日本ではすっかり忘れ去られた光景です。。。(涙
 キーを捻ってもらうと何とも弱々しいクランキング。既に救援は手配済みとのことでしたが、ディーゼル用の太いジャンプコードで下駄車と繋ぎ、エンジンを吹かして合図をすると問題なく始動できました!バッテリ以外にはトラブルがなかったようで良かった。
 「ありがとう!」と手を差し出してきた相手と握手をして別れようとすると、救援用に手配していたと思しき積車が到着して、降りて来た別の人からも頭を下げられました。カローラには仮ナンバーが付いていた事を考えると、日本で商品価値を失った中古車を買い集めるバイヤーさんだったのかしらん。。。?

 週末毎にお山に走りに行っていた若い頃は、救援したり・されたりと言う事は割と日常茶飯事だったように思います。しかし今では路上で立ち往生するクルマに遭遇することも殆どなくなりました。それでも、今後も路上で立ち往生するクルマを見かけたら、事情の許す限り声をかけてあげる事にしよう、と思いを新たにする日でありました。
Posted at 2011/02/06 19:33:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ全般。 | 日記

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「@vertin こんにちは。VWがEA888でフリクションロスを嫌ってタイミングベルトに戻した位なので、品質問題さえなければEB2もチェーンに戻すことはしたくない筈...フォードとは想定する仕向け地の範囲が違うのでしょうか?」
何シテル?   08/09 18:04
色々と面倒な時代になったので、現在は個人的な備忘録としての利用に留めフォローバックはしません。ご了承ください。
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