2022年05月16日
中国ではAIを使ったカメラ付きのロボット警察が街中を警戒しているという写真を目にした。中国の監視社会は犯罪抑止力もあるだろうが、プライバシーの侵害も心配される。ましてや、ネット上でのチャット内容や会話内容までも、監視されている可能性すらある。中国では共産党に批判的なことは、書いたり話したりすると、当局に目をつけられてしまい、場合によっては拘束される可能性もある。
中国のITやAIに関して言うと、日本より進んでいるところもあり、その情報を掌握するのは、共産党なのだ。アメリカであれば、GoogleやAmazonなどの企業となるが、AIの中に組み込まれる政治思想や独裁支配を揺るぎなくする仕組みに対しては、民主的な国からするとどうなんだろうと思う。
中国は国家主導で、力を入れる方向が決まれば、反対する勢力は黙らせて、かなりのスピードで推進することができ、それが近年の中国経済の躍進にもつながっているといえる。また、ゼロコロナ対策で、あの大都市上海をロックダウンするという、他の国では考えられないことまでできてしまうのだ。
良い面もあれば、悪い面もある。それはどの国でも言えることだろうが、AIの時代になって、AIが学習することが、国家の政策によって異なってくることも懸念される。その内にAI同士の論争が起こるかもしれない。
ただ、AIだけに賢くて、武力行使はしないだろうと思うが、おかしな国の核保有国のAIが敵国として核のスイッチを押すべきと判断するかもしれない。まあ、その時はその国の存在も危うい状況だろうと思う。いわゆる道連れの破壊工作ということだ。
今のロシアにはAIで判断することはないだろうが、プーチン大統領が追い詰められて何かをしないという保証はない。いずれにしても、独裁が長く続くといいことは何一つないということだ。
次第に文化的にも文明も進んだ平和な世界になるところが、何故か時代が逆光しているようにしか思えないのは、私だけではないだろう。
Posted at 2022/05/16 17:00:41 | |
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