• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

the blueのブログ一覧

2020年11月05日 イイね!

水冷インタークーラーが分からない

近年、はやりのようですが、ぼくには、なぜ空冷をやめて水冷にするのか、あまり分かりませんでした。

例えば、VWゴルフTSIについての自動車技術トレンドの記事によると、


ターボチャージャーによって圧縮され高温となった吸気は、水冷式のインタークーラーによって冷却され、冷却後の吸気は高負荷時でも外気プラス25℃に抑えられます。


とあるので、高負荷で過給中のインマニでの吸気温は、吸気入り口から25℃ほど上昇してしまうらしいのです。

でも、Xの全開加速中のインマニでの温度が吸気入り口から+12〜13℃なことから考えると、高負荷走行時の吸気温度を下げる能力では、空冷インタークーラーの方が圧倒的に有利なようなのです。(サイズの大きい社外インタークーラーでの数字ではなく、純正の小さいインタークーラーでです。)

じゃあ、「他に水冷にするメリットがあるの?」というと、

・過給器からインマニまでの吸気管長を短くできる。そのためレスポンスがよくなる。
・場所を取らない。

あたりが挙げらているようでした。

でも、場所については、インタークーラーを小さく出来ても、専用のラジエータやウォーターポンプが、エンジン冷却系統とは別に必要になるため、却って場所を取るしレイアウト的にも苦労しそうに思います。

レスポンスについては、ゴルフのような小排気量ダウンサイジングターボ車でラグを低減するのには役立ちそうですね。前に書いたように、吸気温が10℃上がると酸素密度は約3.3%下がるので、3%のパワーダウンに目をつむってレスポンスの方を取った、ということなのか、直噴ターボならインジェクション時の燃料冷却効果分を考慮して、その分ハイブーストをかけているとかかなあ?直噴であれば少なくともシリンダ内の温度を下げて耐ノック性能を確保することはできそうですね。

でも、メルセデスAMG Sクラスの、6.0ℓ V型12気筒ツインターボエンジンの紹介文を見ると、


吸気効率を高める大型の水冷式インタークーラー、デュアルイグニッション方式によるマルチスパークイグニッションシステムなどAMGの粋を結集。


とあって、驚きました。102 kgf・m、630PSの車です。

このくらいのサイズのタービンだと、ダウンサイジングターボ車のようなレスポンス上のメリットってないと思いますので、吸気温を下げる能力が10℃も劣る水冷インタークーラーを、なぜ採用しているのか、そのあたりが分かりやすい記事が見当たらず、謎な状態です。(詳しい方がおられたら、ご教示いただけたらと思います。)
Posted at 2020/11/05 01:37:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「カーナビ http://cvw.jp/b/336385/48235378/
何シテル?   02/01 12:09
AT暦18年、万年独身野郎です。(笑) 北海道移住のときに必要に迫られて買った車が趣味になりました。 空気がきれいで星がよく見えるオホーツク。まちや...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/11 >>

1234 567
891011 121314
15161718 192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

コルトスピード 
カテゴリ:パーツメーカー
2019/05/28 00:10:57
 
GTX-3076R 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/05/20 19:51:13
日本重工業株式会社 「ケルト」ガラスコーティング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2013/03/17 21:10:51

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションX evox gsr 2nd (三菱 ランサーエボリューションX)
しばらく車から遠ざかっていましたが、再び乗り出しました。 今回は白の EvoX GSR ...
三菱 ランサーエボリューションX 三菱 ランサーエボリューションX
2008年2月9日納車、即、クラッチ故障というスタートを切りました。初MT、初ターボ車で ...
三菱 ギャラン 三菱 ギャラン
平成10年式ギャラン VR-G (1800cc 4速AT)です。 北海道で暮らすために ...
ダイハツ ミラ ダイハツ ミラ
初めての自分の車でした。 昔の記憶なので、年式や車種は適当です。550ccの4速MTだ ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation