こんな、微妙なこと。
ツルツル、ピカピカ。
要するに、上死点の高さを調整しているわけです。
<<4月20日訂正追加>>
TODAレーシングさんの、GT-SPECで計算し尽くされた設計のピストンを、そんな簡単に削って大丈夫なの? ということで、追加情報を。
私のようなアマチュアでも分かるように、教えてもらったところによると、
削り量は圧縮比を落とし過ぎない絶妙な頃合いがあるようで、肉厚も確保できてるとのことです。
「上死点の高さを調整している」というような単純なことではないそうです。
正確には、
「ピストンヘッドの高さ(ピストンの重心位置と圧縮比)の調整」
だとのこと。
「ピストンの重心位置をさげる」というのが狙いだそうです。
効果としては、シリンダーとのフリクションロスを低減し、そして同時に耐摩耗性を向上させるという、パワーと寿命を両立させるのだです。
コンロッドの上に乗っかっているピストンの上面を削ると、数グラムその分重心が下がりますが、ピストンの首振りの慣性も小さくなるという、ミクロな力学の話であろうと、想像します。
耐久性がアップすることで、パワーを上げても壊れにくいマージンも確保できる。
「街乗りで長く乗り続けるサーキットマシンのエンジンをつくる」ということに関して、ちゃんと考えていただいてるのだと確信しました。(5万キロはオーバーホール無しでお願いします。)
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C32B改 | 日記
Posted at
2010/04/14 20:26:39