
新規参入チームでは初の新車発表です。
エントリー当初は、チーム母体である欧州F3で
有名なマノーと名乗っていました。
マノーといえば、日本へ帰国してSGTドライバーに
なっている、ホンダの塚ちゃんや、トヨタの大嶋選手が
お世話になっていたし、今年はWRCへ挑戦する
キミ・ライコネンもマノーの卒業生です。
まあ、そんあジュニア・フォーミュラーでは実績のあるチームですが、F1参戦となると、どうでしょう。
お手並み拝見って感じで、それなりに走ってくれると良いのですが、短期間での撤退は避けて
数年間は踏みとどまって、F1チームになって欲しいものです。
いまのF1チームだって、最初は今のマノーとどう違うの?って所から、継続をして今の競争力を
身に着けたんですからね。
そんなマノーですが、開幕前に昨年はブラウンGPのスポンサーだった、ヴァージングループに、
株式を売却されました。これで、安定した運営できる資金が入って来てれば良いのですが。
そんなチームのマシンは・・・カラーリングが何とも微妙です。
黒いレーシングカーは、07年のアースカラーのホンダ、ミナルディなんかもそうでしたが、貧乏臭いw
それに形状も写真から判別しづらいんですよね。天然ステルスカラーw
まあ、2010年の流行は取り入れてあり、まあ型遅れ感はない今風なマシンですね。
デザイナーは、大昔は自分のチームであるシムテックというチームでF1に参戦して、整備不良で
不幸な事故を経験し、チームは崩壊。その後はベネトン(現ルノー)で数年、テクニカルディレクターを
経験し、泣かず飛ばずでアメリカへ活動の場を移して、昨年はHPDでアキュラブランドのLMP
マシンをCFDというシミュレーションのみで開発したニック・ワースです。
このマシンも、風洞は使用しないで、CFDのみで開発したそうです。
ですが、いくらCFDが進化しても、賢い計算機という事には変わりがありません。
その計算機からはじき出された値を、どう読み取るのか、どう活用するかはエンジニアです。
そのエンジニアの物差しは、実際の実験から得た実測の値です。
過去に、ずっと解析と実験でコリレーションを進め、データベースの出来上がったチームが、
CFDを重視するのと、ろくに風洞実験との擦り合せもしないで、CFDで遊んだだけの車は、
次元が違うように感じるんですけどね・・・。
数年前にトヨタがF1用に、とんでもない金額のサーバーを購入したという記事があったように
思います。その時、3年もすればスーパーコンピューター陳腐化するから、その前に優勝を。
なんて言ってたように思いますが、残念ながら報われない投資となりましたね・・・。
そのように、CFDのサーバーといっても、とてつもない金額が必要なんです。
ですが、もうそんな羽振りの良い世界でも無くなりましたから、バジェットキャップの導入を
見据えた場合、それなりのCFDで、それなりに走るチームという、新時代のベンチマークになる
チームになるかもしれませんね。
まあ、本当にお手並み拝見ですね!
ヴァレンシアでのテストが3日目ですが、フェラーリがなかなか好調のようですね!
今年はタイムも、そこそこ詰まっているし、昨年のように同じカテゴリーのマシンですか・・・?
というような、インチキ激速マシンも居ないようで、1年楽しくレースを観れると良いです!
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F1_2010 | 日記
Posted at
2010/02/03 23:31:04