
今日のブログは昨日の続きです♪
さて、このブログのタイトル画像は良く目にしますね。
私のお友達の皆さんは、多くがV36ユーザーなので、
同じシールがリヤウィンドウに貼ってありますよね。
これ、何を意味しているかというと平成17年に定めた
排気ガスの値から75%低減していますという証明です。
低減じゃわからん!それってナンボのモンじゃい!って所を、時系列で説明していきますね。
ディーゼルから始まったネタですが、まずは身近なガソリンエンジンで説明していきます。
ちなみに排気ガスの成分は、
ガソリンエンジンの場合が、CO、HC、NOx、PM
ディーゼルエンジンの場合、NOx、PM
これらの成分の値の上限が定められています。
その中で今回フォーカスするのは、両方で規制されているNOx(窒素酸化物)で、
話を進めて行こうかと思います。この物質は、酸性雨や光化学スモッグの原因になります。
まあ、排気ガスの中の、あくまでも1つの指標です。
では、まずスタート地点として昭和53年規制から行きましょう。
排気ガス規制と言えば、コレ!というぐらい有名な排気ガス規制ですね。
この規制でケンメリのGTRが197台で生産中止されたという話は聞いた事がある人も多いはず。
この時のNOxの値は0.25
次に有名なのが平成12年規制です。
これは、比較的最近なので覚えてる人も多いですよね。この規制で、スープラ、スカイライン、
シルビア、RX7という国産スポーツカーがことごとく発売終了する事になった規制です。
この時のNOxの値は0.08
この次に新しい規制が、ブログタイトル画像の平成17年規制になります。
この17年規制は17年規制値から○○%削減という指標になります。
日産で言うとブルーバードシルフィーが最初のSU-LEVの認定車だったと思います。
SU-LEVというのは、17年規制値から75%削減で、☆4つのシールで表してます。
そのCM、シルフィーの排気ガスは東京の大気より綺麗という内容でしたが、覚えてますか?
そして、私たちのV36も、このSU-LEVになります。
この時のNOxの値は0.013
ここまで来ると数字が、かなり小さくなってきましたね!
では、ここでおさらいしてみましょう!
NOx
昭和53年規制 :0.25
平成12年規制 :0.08
平成17年規制75%削減 :0.013
そして、昨日のグラフを見てみましょう!
このガソリンの規制をディーゼルに置き換えてみると・・・
53年規制=EURO4
12年規制=ポスト新長期=EURO6
17年規制75%削減=グラフの左下角の点
お分かり頂けたでしょうか?
☆4つの17年規制75%削減のSU-LEVというのは、もはや空気清浄機状態なのです!w
そんなわけで、スクラップインセンティブに関しては、ちょっと悲しいですけど12年規制前の
ターボ車からSU-LEV認定の車に買い替えるという事は、環境へ良い影響が大きいのです。
なので、スクラップインセンティブ、批判される事が多いですが悪い政策ではないです。
ですが、今度SU-LEVが13年で増税になるのは大義が無いように思えますね・・・。
まあ排ガスを浄化する触媒の性能も徐々に劣化するわけで、効果が全くないという事も
無いとは思うのですけどね・・・。
そして、欧州でまだ多く走っていると思われるEURO4のディーゼル車というのは、
1978年レベルのガソリン車相当の排気ガスを出しまくっている状態というのが、昨日の
ブログで私が言いたかったことになります。
さて、こう書くとディーゼルは悪だ!ってなるのが怖いですが、欧州がディーゼル推しに
なった理由の一つにCO2排出量が少ないというのがあります。
そして、自分で書いておいてなんですが、そもそも構造が違うガソリン車とディーゼルは、
同じテーブルで比較する事はありません。そこは、つっこみは無しでお願いしますw
と、今日は夜も遅くなったので今日はここまでですw
というわけで、よっしぃさん!
☆4つのV36の排気ガスはEURO4なんてレベルでは無く、昨日のブログのグラフで言うと左端、
下端の角の1点というレベルで、大気より綺麗なレベルになります♪
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VWゲート | 日記
Posted at
2015/10/09 00:53:36