• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年10月10日

ミニカーで語る、勝てるF1マシンの系譜

ミニカーで語る、勝てるF1マシンの系譜 今回はミニカーで語る、F1マシンの系譜です。

←このタイトル画像を見て下さい。
マクラーレン、レッドブル、メルセデス、
そしてザウバーBMWやAUDIのWECマシンが、
ごちゃ混ぜに置いてあるように見えます。

今回は1台1台というよりも系譜で語ります♪

それでは、チーム別に4台づつ整列して説明していきます!

ではまず、マクラーレンから!
左から、アロンソの昨年鈴鹿での『GP2! GP2! ワオ!』で有名なMP4-30、
バトンのMP4-26、このマシンは鈴鹿で優勝したマクラーレン最後のマシンになってますね。


下からライコネンのMP4-19です。
ハッキネン時代の太いノーズから細いノーズに切り替わった新しいニューウェイデザインです。
そして、下から2番目がデラロサのMP4-21です。エミレーツの赤が特徴的で、マシンデザインは
サイドポンツーン下部のえぐり形状と言い、ここから2008年までのエアロモンスターなマシンになる
入り口にあるデザインですね。


こう見ると、マクレーレンの特徴は差し色が赤という以外、デザインはバラバラな感じがしますね。
右の2台はニューウェイデザインですが・・・



では次に最近のF1ファンにはニューウェイデザインと言えばこちら、RedBullでしょう!
まず左からリカルドのRB12です!表向きにはRENAULTと決別してカラーリングも艶消しになり
なかなか精悍なカラーリングで、ベッテル時代からの卒業が感じられます。
そして、お隣はクビアトのRB11、ウィンターテストのカモフラ仕様です!
あんまり連続した年式のマシンは買わないのですが、計測器付きという事で勢い余ってw


下からベッテルのRB5です。これはベッテルと言えば、このマシンが思い浮かぶという
人も多いのではないでしょうか。タイトルはバトンに取られてしまいましたけどね。
そして下から2番目がインフィニティがスポンサーになって、ベッテル4連覇のRB9です。
このマシンまでは本当に圧倒的で、でもFIAにいじめられ続けた時代ですねw


全てニューウェイデザインという事で、マクラーレンと比べるとデザインの一貫性はありますね。



そしてお次はメルセデスです!メルセデスと言っても、ホンダやブラウンGPじゃん!って、
思う人はいないかな・・・まあ、メルセデスGPの系譜ですね。
左からニコのW05です。このマシンの特徴はノーズが全てでしょう!
なんと言っても、他のチームにあったチ◎コが無い!このデザインは謎を呼びましたねぇ。
そして隣はミハエルの引退マシン、W03です。この頃からFRICサスとか色々やってましたね。


一番下が3期ホンダ最後のRA108、そして次がブラウンGPのBGP001です。どちらもバトンです。
そしてデザイナーはヨルグザンダーなんです。以前のミニカーブログで書きましたが、
細かい部分を見ていくと、意外と共通性があるマシンで、W01まで同じ系譜になるマシンです。


こう見るとチームもバラバラなのでカラーリングもバラバラ、デザイナーもバラバラですw
左からヨルグザンダー→ボブベル→パディロウと引き継がれてきたチームです。



という事で、もういちどブログのタイトル画像を見てみましょう!解説付きでw

どうでしょう?こう見ると、ごちゃごちゃに見えた並び順に系譜が見えてくるかと。
右上の横並びになったマクラーレンやレッドブルのニューウェイデザインのマシン群。
そして、右下に降りてくるパディロウの系譜。そして左下のヨルグザンダーの一群です。

こう見ると、最近のF1の優勝マシンというのはエイドリアンニューウェイとパディロウからしか
生み出されてないのが分かりますね。フェラーリがカスなのでw


では、ニューウェイデザインの系譜を見てみましょう♪


別チームでカラーリングも違う別マシンと思われている2006年のMP4-21と2009年のRB5です。
しかしながら、PLAN/VIEWで眺めてみると・・・細いノーズに後部に行くほど細くなる、
サイドポンツーンの円弧の描き方、まさにこれがニューウェイデザインで共通ですね。


そしてお次は、MP4-30とRB12です。
MP4-30は厳密にはニューウェイではないのですが、長年ニューウェイの片腕だった、
ピータープロドロモウがデザインしたマシンで、ニューウェイismを継承しています。
RB12はニューウェイの影響が小さくなっていると言われていますが、やはり見るからに、
ニューウェイというデザインなのが、この写真からも伝わってきますね。
なぜこんなにそっくりなのに、成績は段違いなんでしょうかw


お次はニューウェイデザインとパディロウに違いを比べてみます。
中央のW05と右のMP4-26がパディロウです。太めで丸みのあるノーズに、サイドポンツーンも
最終的に消えちゃうぐらい絞り込むニューウェイの描く円弧に対して、直線的に後ろに向かって
あまり絞り込まないのがパディロウのデザインです。2011年のMP4-26と2014年のW05と、
3年の違いがあっても、同じデザインに見える所が、やはりパディロウの描く線なんじゃないかと。
左のRB12とは、まったく違うデザインだというのが分かりますね。


MP4-21とRB5、MP4-26とW05、どちらも3年差で別チームでのマシンになります。
でも、このように並べてみると驚くほどマシンのラインは変わっていないのが分かります。

こう見て来て、いまのマクラーレンの技術陣の一貫性の無さが見えてきますね。
ニューウェイが居なくなり、パディロウが居なくなり、プロドロモウが建て直している最中です。
サスペンションの専門家としてザウバーからマットモリスを引っ張るぐらい内部の人材不足が
にじみ出てきています。結局の所、メルセデスとの決別で、エンジンを失っただけではなく、
人材ごと失って、マクラーレンテクノロジーセンターという立派な建物の中身はスカスカに
なったところから再建中のチームで、名門の看板しかない現実という感じでしょうか。


そんな感じで、昨今の勝てるマシンの系譜とマクラーレンの不振を語ってみました。


それでは、せっかく台座からミニカーを外したので、F1マシンとWECマシンを比較してみましょう!



AUDIのR18の下面ですが、フラットボトムはフロントのアクスル軸まで、それより前は
完全にフロントウィング、フロントディフューザーという造形になっているのが分かります!
モーターショーやイベントで、覗き込んで見たくて見たくてしゃがみこんで写真撮ってた、
この部分が、ミニカーではこうやって見る事が出来ちゃうんですw

あ、そうだ。忘れ物があった!AUDI R18といえばヨルグザンダーですw
ヨルグザンダーと言えば、ザウバーBMWの印象が強いテクニカルディレクターですが、
ホンダ3期の最後のマシンRA108ではホンダに戻っているんです。
そして、いまはAUDIのLMPプロジェクトに居て、BMWザウバー時代の拠点だった、
スイスのヒンウィルを使って開発したのが、AUDIのR18なんです。

いかにも空力大好きというデザインコンセプトを揺するのがヨルグザンダーなんでしょうか。

でも、ザウバーはAUDIにヒンウィルの風洞を貸し出すことで資金を得るものの、ほとんど
自分たちで使える時間が残ってないぐらいにAUDIにレンタルしているという噂ですねw
優秀な施設のおかげでAUDIのR18はWEC参戦マシンでは尖ったエアロマシンになってます!
そしてザウバーはAUDIからの資金で生き永らえて、やっと新オーナーの手で・・・再建なるか!?


では最後に、今回の写真撮影で気に入った1枚で終わろうと思います!


くっそ長いブログ、最後までお付き合いありがとうございましたw
ブログ一覧 | ミニカーで語ろう | 日記
Posted at 2016/10/10 18:08:27

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

Happy Day
nogizakaさん

【鑑賞】ネモフィラほか🌺
おじゃぶさん

フジコーポレーション宣伝www
トムソイヤさん

デリカミニ の フェンダー部に ピ ...
ハセ・プロさん

春浅し今日からデシャを任されん
CSDJPさん

米騒動‼︎ 金運向上のお参りと米 ...
takachoさん

この記事へのコメント

2016年10月10日 19:17
うぉっ!コレクション、スゴいですね!!!
私はF1は、2012年に鈴鹿で観戦して泣いた、可夢偉のザウバーしかもっていません(ダサいマシンですが、思い出なので良いのです)。

レッドブルRB5の美しいデザインで、今みたいな艶消しだとサイコーだよなあ・・・と考えたりもします。

レッドブルのテスト時のカモフラ仕様もあるんですね!
あの柄、かなりツボだったのでうらやましいです!
コメントへの返答
2016年10月10日 21:10
最近はSGTのミニカーが個人的に下火になり、もっぱらLMPとF1が主戦場になってますw

2012年のC31はノーズの段差がイマイチでしたけど、ポテンシャルはあるマシンでしたよね!私も現地に行った2010年のC29はノーズのデザインはイマイチだと思いましたがヘアピンでのオーパーテイク記念に購入しました!

RB5に今の艶消し塗装も良さそうですね!カモフラも話題性あるし、やっぱりRedBullはマーケティングが上手いですよねー。
2016年10月10日 20:33
こんばんは(・∀・)ノ

やーまちゃんさんのミニカーを使ったレーシングカーテクノロジー講座!笑

エイドリアン・ニューウェイ、初めて聞いたのでGoogle先生に聞いたら、空力で有名な方なんですね。

最近のフォーミュラカーはキャビンの後ろがかなりシュッとしてますね。
ディフューザーがまるで羽のように見えますヘ(≧▽≦ヘ)♪

JスポのWECで解説者さんが言っていましたが、タイヤカス一つ付くだけで気流が乱れ走りに影響するらしいのでシビアな世界ですね、空力は。
ちなみにGT500は来年レギュレーションでダウンフォース25%減らしいです。

あ、奥様に怒られる前にミニカー片付けてください(  ̄▽ ̄)笑
コメントへの返答
2016年10月10日 21:32
こんばんは!

よっしぃさんのレーシング単語辞書が、徐々に充実してくれると、私もブログを書いたかいがありますw

そうなんです、エイドリアンニューウェイは近代レーシング界の宝です!彼が所属するチームは常にチャンピオンになるという生きる伝説です!グランツーリスモのRedBull X2010って宇宙船みたいなスゴイのがあったと思いますが、あれもニューウェイ先生の作品です!

ディフューザーは、20年ぐらい前のマシンが派手でカッコ良いんですよー。テクノロジーの進化でマシンのスピードダウンを目的に効率を落とすために今は、羽に見えても昔を知ってると寂しいサイズなんです。

空力はシビアですよー。本当にフロントウィングのスリットにタイヤかすが付くだけで影響があるらしいですからね。
そんなわけで、いまは市販車も空力が重要なので、タイヤ前ディフレクターや、バンパーの開口部も小さくなってエンジンルームに入れる空気の量を調整してるんです。V36もバンパーの両サイドの後期だとフォグが収まる部分、あそこはメッシュ風の目クラ蓋ですが、あれも空気の量をコントロールして不要なのでメッシュじゃないんです。

もう、このまま広げておきたいという欲望を抑えて、大急ぎで片づけましたよwww
2016年10月10日 20:46
こんばんは。

マシンのデザイナー別にミニカーを使って系統を考察すると言う、まさに玄人好みのブログ、お見事でしたw

本当にミニカーはあらゆる種類の物を沢山お持ちで羨ましい〜〜(笑)機会があれば、是非見せていただきたい!

しかし!マクラーレンの不振は深刻ですねー。来年は確かトークン制は無くなりますよね⁉︎ホンダはかなり改善が期待出来る気がしますが、マクラーレンの方が心配ですかね。やはりニューウェイが必要なんでしょうかね。
コメントへの返答
2016年10月10日 21:43
こんばんは!

せっかく、これだけの台数を土台から外すので、毎回テーマを決めてブログも書くようにしてるんですが、さすがに今回の台数を1度に土台から外すのは初めてだったので片づけるのが大変でしたw

F1だと、今回出て来てない所で可夢偉関係、トヨタ、ウィリアムズ、フェラーリ(ライコネン以外)って感じだと思いますw
あとは、Gr.C~LMPが控えていますw
というわけで次回は、AUDIのLMPの第二弾かなと妄想中です。

マクラーレンは重症ですねー。もうニューウェイは帰ってこないでしょうから、プロドロモウで勝てる体制を作るしかないと思います。ごっそり人が抜けると3年は低迷するのが常なので、来年ぐらいから上向いて来ると思うんですけどねー。
2016年10月10日 21:53
こんばんは。

レギュレーションの変更で幅とかも変わっちゃっているので比較対象になりませんが、いにしへのニューウェイのマシーンとの比較も気になります。
レイトンハウスマーチとかウィリアムズ時代に、今の礎が完成していたのかなと。
コメントへの返答
2016年10月10日 22:34
こんばんは!

ニューウェイのデザインを振り返ると、いままでの大きく分けて3つの大きなコンセプトがあると思ってます。

レイトンハウスからFW16まで。これはコックピット開口部が5角形とか低いサイドポンツーンなど。

そして次がウィリアムズでハイノーズになったFW17~マクラーレンに移籍してMP4-17の太いハイノーズ時代です。

そして今回のブログにも書いたMP4-18から今のレッドブルに繋がるデザインです。

1987のレイトンハウスから30年、彼のデザインには10年おきに大きなモデルチェンジがあるのかなと思ってます。

そして、新しい10年が始まり、F1のレギュレーションが大きく変わる2017年からRedBullの新車は100%ニューウェイデザインの新車になるそうなので、きっと今後10年のF1をリードするマシンが出て来るんじゃないかと思ってます!もう今から来年の2月の新車発表が楽しみです!

2016年10月11日 15:36
この勢いなら、今度ミニミニ風洞作って、より緻密な違いを検証みたいな!!w

SGTのミニカー集めは童夢の撤退と共に終了したので、私もそろそろF1ミニカーを集めようかとwww


もちろん、駄作のMcLaren Hondaしか買いませんが(汗)
しかし、沢山持ってるな~!!!!!
コメントへの返答
2016年10月12日 0:18
妄想CFDはMAX稼働中ですが、さすがに風洞は難しいですね・・・嫁の氷のような視線に耐えられないです・・・w

今回、こう並べてみて私のコレクションのニューウェイデザインのマシン率の高さに驚きましたw

そして、メルセデスの流れからまさかWECまで出て来てしまうとは・・・っていうか、RA108とR18に繋がりがあるんですねー。

たくさんに見えますが、でも1年にF1は1~2台しか買ってないんですよ。そして基本的に連続した年度で買わないというローカルルールです。それでも、なんせ10年以上集めてるわけで、そうするとこうなりますw
2016年10月13日 1:24
や~まちゃん、こんばんは
圧巻の精密モデルコレクションですね。
車体裏側まで手抜きない作り込みもビックリです。
これだけ手が込んでいると値段も相当高そうですね。

風洞実験とか聞くと懐かしいです。
院生時代は2年間風洞実験に明け暮れてました。
乱流境界層のさらに奥の粘性低層にできる微小な渦とか熱流束のデータを取るために自作プローブを使ったり、気温条件が安定するからと夜勤シフトを組んだりと空力実験はとにかく大変でしたよ。
まあ長く実験をやってたお蔭で飛行機翼面の流れとかだいたいイメージできるようにはなりましたね。昔や嫌々実験してましたが今振り返るともっと突っ込んで勉強しておけばよかったかなと後悔することもしばしばです。
コメントへの返答
2016年10月14日 0:30
シコヤスさん、カレーの国からのコメント、ありがとうございます!!!

1/64のミニカーですが、ミニカー界の王者ミニチャンプスのF1シリーズは、10年前は1台6000円程度だったんですが、今は2倍ぐらいしており、別の新興メーカーのモデルがメインになってます。そちらのメーカーは10年前のミニチャンプスぐらいなので!

なんと、シコヤスさん、空気の流れが見える違いが分かり過ぎるオトコだったんですね!!!そのような勉強をされていたとは羨ましいです。シコヤスさんは、私が見えているつもりになってる空気の流れの、奥の奥が見えてるんですねw
童夢の風流舎も季節問わず温度管理で空気の温度は一定というのを読んだ覚えがあります。大規模な設備じゃない場合は環境に合わせるしかないんですねー!

次回お会いする時には、ぜひともシコヤス流のレーシングカーの空気の流れ解説を聞かせて下さい!

プロフィール

「今のRedBullでも勝てるのがMAXの凄さで、PPからスタートすれば、それを実現できるのが鈴鹿の特性でもあり。鈴鹿らしいレースでした!VCARBで入賞したハジャーは立派、でも角田が目指すのはそんなポジションじゃない。だからこそ、今回の移籍は今シーズンが更に楽しみになったね!」
何シテル?   04/06 15:32
車は純正がイチバンと思っています。 ですが、ナゼだか残念な事に、愛車スカイラインはノーマルとは、 程遠い姿になってしまっています・・・w ブログは、も...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

   12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

定番・品川埠頭 ~ 車雑誌も使う撮影スポット 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/15 22:20:36
ぶらり中国ドライブパスが最高だった件 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/10/21 00:22:00
[トヨタ スープラ] ボディーカバー装着前のクリーニング 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/09 21:12:36

愛車一覧

日産 NISSAN GT-R 日産 NISSAN GT-R
2018年12月:購入希望提出 2019年1月:購入枠確定 2019年3月末:納車予 ...
日産 リーフ 日産 リーフ
3台目のLEAFで、3台目のAUTECHです。 40kWhから60kWhのe+に買い替 ...
日産 リーフ 日産 リーフ
2020年1月18日、霙まじりの冷たい雨が降る中での納車でした。 GTR購入までの繋ぎ ...
日産 リーフ 日産 リーフ
2018年3月に、15000km走行の中期型を中古にて購入。 エアロスタイルで、NOT ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation