
という事で今日は、琢磨の優勝マシンです!
マシンとしては、Dallara IR-18です。
これマシンはDW12で2018年から使用開始の
エアロキットが、IR-18という事ですよね。
琢磨のINDY500の1勝目の時は、ホンダとシボレーで
エアロキットが独自開発で、性能差がありそれも
駆け引きの1つになってましたよね。
それが、今回の2勝目のマシンは共通エアロのダラーラ製のパッケージになった訳です。
カラーリング的には1勝目のRUOFFモゲージのカラーリングの方がカッコ良かったかもw
それでは、インディのマシンの特徴的なコクピット付近から見ていきましょう。
HALO+エアロシールドを採用したインディは、戦闘機的なルックスです。
ドライビングはヘルメットに風が直接当たらなくなったので、それは良いと言ってましたね。
ヘルメットの捨てバイザーの代わりにティアオフフィルムがスクリーンに。
でも、マシンの外側になるので、ドライバー自ら捨てるのは難しいですよねw
オーバルなので左回りだけなので、ヘルメットを支えるパットが見えます。
このパッドにヘルメットを押し当てて、身を預けた状態でドライブするらしいです!
内側になる左の壁にはパッドが無いですね。
いくら強靭な首があっても自力で支えるのは不可能みたいですが、寄り掛かった状態で
ドライビングするというのも、かなり特殊な環境ですよね。
お次はフロントウィング周りです。
このフロントウィングも、左回りしかしないINDY500なので左右非対称ですね。
カーボン製のガーニーフラップが、右は内側だけですが、左は通しでガーニーが装着されてます。
ノーズの、people readyのロゴ付近のT型の突起、これでレース中にフラップ角度を調整しますね。
ガーニーフラップはセッティングの一環なので、複数が重なって装着されてる。
きっと、内側、外側の場所により、どの速度、どの舵角、単走、追走で変わるんでしょうね。
RAHAL LETTERMAN LANIGAN RACINGという長い名前のチームですw
というのは、CART時代にドライバーとして活躍していたレーホールのチームに、
レターマンというコメディアンと、ラニガンという実業家による共同出資になっている為です。
ラニガンの会社はマシンにロゴもあるMI JACKという会社ですが、港にある巨大な、
トランスファークレーンなんかを作っている会社みたいですね。
フロントのサスアームを見ると、一見カーボンに見えますが・・・カーボンのカバーですね。
F1と違い、コンクリートの壁と接触しながら走るレースですし、ワンメイクのコストですかね。
では、リア周りです。
ハイスピードで走るんですが、昨日のF1と比較すると、意外とカバーされてない範囲が多いね。
写真の左上にエキゾーストパイプが見えます。
この黄色でペイントされた穴は何だろう。
後突用のカーボンの柱、クラッシャブルストラクチャーの下にある穴はスターター差し込みですよね。
ギアボックスから、アンダーフロアを吊るステーが何本も見えますねw
リアウィングにも、ガーニーフラップが見えます。
超ハイスピードの、スーパースピードウェイ用のエアロパッケージなのでウィングは小さいです。
翼端部です。綾織のカーボンクロスの織り目がカッコ良いですね!
琢磨がINDY500初制覇の時のエアロより、このリアウィングはスーパースピードウェイ用って
感じがするので、デザインとしては、このエアロパッケージの方が好みです。
給油がレースのキモなので、給油口にカバーは無いですね。
その給油口の前に貼ってある、このステッカーはポールデイ進出の証ですかね。
そして、これは2017年のINDY500制覇の証です!
来年のマシンには、更に2020年のWINNERのステッカーも貼られるんでしょうね!
最後に、バックショットです!
微妙に右側のタイヤが、左のタイヤに対してキャンバーが強くついてるの分かりますかね。
これがスタッガーという、左回りのオーバル専用の左右非対称セッティングです。
そのおかげで、真っ直ぐ走らないのでストレートはハンドルを切らないとダメみたいですw
という事で、ウェルカムプラザ青山の佐藤琢磨、INDY500の2勝目の実車でした!
ぜひ、この辺のブログも読み直してもらえると凄さが伝わるかとw
『
佐藤琢磨、喜びはあっても驚きはないインディ500、2勝目!!!』
『
INDY500のウィナーは1勝でチャンピオンなんです!』
我が家に、空の牛乳瓶コレクションが増えましたw
左が2017年の1勝目、これはアメリカのインディアナポリスから直販で・・・送料が高かったw
右が2020年、今年の2勝目の記念ボトル。これはホンダのサイトから。
個人輸入して高値転売してるサイトより、ホンダ直販なのでお安かったです!w
あとは、ミニカーが発売されたら買っちゃうんでしょうねw