
昨日は昼間、とっても眠かったですよね!!!
さすがに0:00スタートのレースは、じじいには堪えるw
しかし、結果は2位でしたが、速いHONDAが見れて、
起きて生観戦で後悔無しのレースでしたね!!!
という事で、レースを振り返ってみようと思います♪
まず、今回の開幕戦、1位ハミルトン、2位フェルスタッペンで、なんだよ今年もメルセデスか。
ってなりがちなリザルトですが、観ていた皆さんの感想は全く違いますよね!
今回のレース、序盤はフェルスタッペンがリード、ハミルトンがアンダーカットで逆転して、
最後にフェルスタッペンが追い付いて大逆転!!!
しかし残念ながら、国内レース風にいうと4輪脱輪、4脱でのオーバーテイクだった為に、
バックオフして順位入れ替え後は、抜き返す事が出来ずにハミルトンの優勝でした。
今回のレース、ピットストップは以下の展開でした。
この展開、詰め将棋みたいなもんで単騎フェルスタッペンに対して、2枚で攻めるメルセデスです。
メルセデスはハミルトンをアンダーカットで、活きの良いタイヤでドンドン行っちゃえ作戦。
それに対してフェルスタッペンがトラックポジションを捨てて、瞬間風速のタイムでハミルトンに
対抗しようにも、平均タイム上げ戦略のボッタスがすぐ後ろで控えている為、その作戦は採れない。
なぜなら、トラックポジションをボッタスに盗られてしまうのは、勝利を譲る事になる。
結果、フェルスタッペンは戦略的にタイムレースを選ぶのみ。
ペレスのフォーメーションラップでのトラブル、ガスリーの接触離脱によって、そんな昨年も見た、
単騎で2台と戦うしかない苦しい展開に追い込まれていました。
今回のレースもキモになった、アンダーカットという戦略。
タイヤのポテンシャルの先喰い作戦の事ですが、なんかレース後にアクセス数が急増した、
8年前に描いたブログがあるので、こちらを是非読んでみて下さいw
近視眼的に順位に目が行きますが、レースというのはTotal Timeの争いなんです。
F1 アンダーカットって何?タイヤ交換での順位入れ替えの謎を暴く! 前編
F1 アンダーカットって何?タイヤ交換での順位入れ替えの謎を暴く! 後編
仮定が、若干の古さを感じますが内容的には、今読んでも大丈夫なのでw
そんなわけで、追い詰められたフェルスタッペンでしたが、今回はなんと!力で跳ね返しました!
アンダーカットで逆転されましたが、自力でハミルトンに追いついて、オーバーテイク!!!
いやー、まじでシビれましたね!!!
とはいえ、残念ながらトラックリミットをオーバーしての、4脱でのオーバーテイクだった。
この展開、ハミルトンの老獪さが際立ちましたね。
これ、ハミルトンはフェルスタッペンをわざと、ターン4でオーバーテイクさせたんだと思います。
なぜなら、ここはレコードラインを通っても、トラックリミットをオーバーするレイアウト。
ここで、アウトからオーバーテイクさせて、更に自分はイン側に入ってフェルスタッペンを邪魔する。
そうすると、フェルスタッペンは4脱すると読んで、ターン4はインにブロックしてるんです。
それに、まんまとノセられてアウトサイドに吸い込まれて行ったフェルスタペン・・・
オーバーテイクされた直後のチクリの無線も、しめしめ誘いに乗りやがったぜ、この若造めwww
って感じるよね、さすが憎たらしいぜ、ハミルトン!!!
ハミルトンは、このターン4で、4脱しまくってタイヤを守ってズルしまくってたのにねw
まあ、4脱でのオーバーテイクと、単走の4脱は扱いが違いますけど、どっちもクリーンじゃない。
1周0.2秒、29周をチリ積もで5.8秒のマージンを得たという、コロネルの考察です。
まあ、5秒なんてって思いますが、昨日のレースは1位と2位の差、0.7秒差ですからね!
この4脱を、ちゃんと取り締まっていれば、ハミルトンのタイヤはもっとダメージが蓄積して、
最後の踏ん張りが効かず、結果が変わってた可能性は十二分にあったと思う。
というわけで、自分は4脱しまくってタイヤを守ってタイムもマージンを得た。
で、この抜きにくいコーナーに、フェルスタッペンを誘い込んで、キレイに譲らずに、
フェルスタッペンの4脱を誘うライン取りで、バックオフさせて順位を取り戻した。
こう読みます。
フェルスタッペンが、もう1回抜き返せなかったのは、残り10周のアタックで10秒縮めて、
さらにオーバーテイクするという大逆転計画を練り、実行したからです。
完全にタイヤのパフォーマンスを使い切る計算で走っていた。そして使い切った。
そもそもアンダーカットで終盤厳しくなるハミルトンに対して、本当に限界ギリギリのアタックで、
オーバーテイクした、見事なフェルスタッペンの爆発力というのも見れました。
というわけで、ここ数年は強さしか見えなかったハミルトンですが・・・
隠してたダーディーな部分を曝け出さなければ、今回はフェルスタッペンに勝てなかった!
ただただ、圧倒的に強かった昨年までのハミルトンとは違います。
まあ、今回のレースも間違いなく強かったんですけどね、ハミルトンは。神懸かった汚さw
とは言え、この流れは本当に昨年までと全く違うんです!!!
結果だけ見ると、速さで上回り、紳士的にバックオフして2位で負けたフェルスタッペンですが、
私は負けて清々しい気持ちになりました!!!
じゃあ、今回のターン4の攻防は、どうすれば良かったのかというと・・・
答えは角田にあり!!!ライコネンとのバトルです、これもシビれたけどね!!!
埋め込みでは再生できないので、リンク先で2:35まで飛んでライコネンとのバトルを見て下さい。
ライコネンをターン4でオーバーテイクを見たら、最初に戻って角田の走りを振り返ってどうぞw
まあ、この動画の角田のように、ハミルトンみたいな老獪なドライバー相手には、
完全に前に出てからターンインする必要があった訳です。って、角田はド新人だけどね!w
フェルスタッペンは甘い所があるんです。1cmでも前に出れば自分に優先権があると考えちゃう。
レーシングは本来そうあるべきですが、そうならないのがF1なのでw
というわけで、フェルスタッペンの優勝争い、角田のレース、追うものが多くて大変すぎるwww
まじで今年のF1は楽しすぎるんですけど!!!