
冬の脱炭素ブログも3部作になりましたw
昨日の関東の雪、結構凄かったですね!
休み明け初日なので出社したけど、雪が降ってきたので
昼で帰宅して、午後からは在宅に切り替えました。
こうやってフレキシブルな勤務ができるようになったのは、
コロナ禍で唯一、良かった事かもしれませんね。
で、昨日の雪で再エネが役に立たず、東京電力のエリアが停電の危機に陥ったという話。
これねー、欧州は凍死者続出すんじゃねって笑ってたら、日本が凍死者を出すピンチだったという、
笑えない状況だったんです。
気持ち悪いぐらい、ニュースにならないけどw
停電の危機に気が付いたのは、雉も鳴かずばのヒョーロンカさんのサイトだったんですけどw
たまには、良い事を書くよねーって久々に?思いましたよw
で、更に詳しく情報を上げてる方を探して追ってましたが、本当にギリギリ。
やっぱり日本の現場力って凄いと思ったのは、1月4日から旧式火力発電所を再稼働して備えてた。
その動きが無ければ、まじで東京は雪に加えて大停電で、とんでもない事になってたんですよ。
東電、東北電など4社から電力融通 今冬初めて 気温低下で暖房需要増加
東電PG管内は6日、低気温で家庭や職場での暖房用需要が増えた一方、降雪など悪天候で太陽光発電の出力が低下。供給力のうちどのくらいの電力が使われているのかを示す使用率のピークと見込まれる夕方の需給が厳しくなると見込まれたため、同社は広域機関に電力融通を打診した。
東電の現在の割合、火力が80%でも再エネが電力網へ与える影響の大きさですね。
再エネが増えれば、さらに好天候と悪天候で、変動幅が増えます。
そうすると、その場合のバッファをどうするかというのを考えなければならないです。
結局、ベースで安定した電源があり、変動をどうするか。
それが10年前は、原発があって火力で調整、そして余った電力を夜間に安いプランで、
バッテリーEVや深夜電力で湯沸かし・・・というのが電力の在り方だったんですよね。
それが、なぜか違うベクトルでバッテリーEVが表舞台に引っ張り出されてしまったのが、
昨今の脱炭素とバッテリーEVをめぐる混乱の原因だと思っています。
ちなみに、前回のブログで50kWが低圧受電と高圧受電の堺になるって書きました。
一般家庭の場合、うちは1か月300kwhぐらいの電気を使ってます。
リーフで言うと7回満充電にしたようなイメージ。
そして、電力契約は40Aなので、Wになおすと4.0kWです。
そうすると、12世帯分の電力をリーフの充電は1台の急速充電で使われる・・・
それが、テスラのスーパーチャージャーになれば120kWなので、30世帯です。1基で、ですよ?w
これ、小さめのマンション1棟分ぐらい・・・という感じですねw
それが、場所によりますが、6~10基ぐらい並んでるという事は、もはや工場ですw
この辺からも、欧州が原発回帰した理由も見えてきますよね。
というわけで、やっぱり政治は政治家に任せておけば良いってのはダメで、
もっと、庶民の我々が勉強して、国民の代表である政治家に声を上げていかなきゃ、
ダメなんじゃないのかなーって、昨日の積もる雪を見ながら考えたブログですw
やっぱり日本の場合、福島原発で事故を起こしたので原発に対するアレルギーは大きいです。
でも、それで反原発の波に乗ってたら間違ったメッセージになりますよね。
事故を起こした福島第一原発、あれは自民党政権で廃炉が決まっていた古い原発ですね。
それを無理矢理再稼働したら、東日本大震災が起きてしまった。
それなのに、その後の新しい原発も全て止める必要があるのか、なぜ事故が起きたのかを、
しっかり検証して、事故を起こさないように稼働させる方法を考えていけば良いのでは。
脱炭素に突っ走ってる今の日本は、まじで思ってるより停電が、すぐそこにありますよ。
というわけで、過去ブログのこれを併せて読んでみて下さい!
EVに乗ってないと、50kWになんでこだわるのか見えて来ないと思いますが・・・
その辺は、また改めて低圧受電、高圧受電でブログを書くかも。
二次電池と充電器の関係からリーフとCHAdeMOを考えた
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カーボンニュートラル | 日記
Posted at
2022/01/07 23:24:46