
今日のブログは、もてぎ旅の最終回です♪
1泊2日の旅で、ブログ7本も書くとは思わなかったw
そんな最終回は、ホンダの誇るNA1 NSXです!
今回このマシンをカウル無しで見れたのが嬉しい!
3rdダンパーのある、フロントサスペンション。
そしてカーボン製サブフレームに囲まれたC32Bです。
では、まずフロントサスペンションから見ていきましょう!
正直言って、これってスーパーGTのマシンですか?って疑問が浮かびましたw
左右のメインダンパーの配置、そしてサードダンパーの配置、絵に描いたようなレイアウトです!
この世代のNSXって、くっそ速かったと思います。
ミッドシップエンジンの運動性能の良さが特徴に出ていたのかと思いましたが、
というよりも、このNSXはスーパーGTというカテゴリーを超える、純粋なレーシングマシンだったw
同じ年に同じレースを走った、GTRを見てみます。
エンジンがフロントにあるので、サスペンションも無理矢理に隙間に配置してるのが見えます。
詳細は→
SGTのサスペンションとモノコック
では、エンジンのあるリアエンドを見てみると・・・また、度肝を抜かれたw
なんですか、この高額で目が$マークになってしまいそうなカーボン製のサブフレームはw
このC32Bエンジンは、市販車ブロックを使っている為に、F1のようにモノコックにボルトで
リジット締結するストレスマウントには、とても耐えられません。
なので、レーシングカー専用に作られたトランスミッションは十分な剛性がある。
そしてキャビンはパイプフレームで組み上げてるので剛性がある。
その中間にあるエンジンは市販車部品でレーシングカーとしてみると剛性が不足している。
そこで、剛性の高いキャビンとギアボックスを、カーボンの豪華なサブフレームで繋いでます!
これって、同じ時期に童夢で開発されていたS102と同じコンセプトですね。
黄色丸で囲んだ、ゴールドのヒートシールドのある部分が、カーボン製のサブフレームで、
このLeMansの為に開発された、S102でも特徴的な設計でした。
というわけで、良いモノ見れました!!!
ただ、こんなオープンで見れる機会は本当にまれで良い経験が出来ましたが、
マシンを写真に収めるって考えると、カウルがちゃんと装着されてた方が嬉しいですw
せっかく写真を撮れたので、もう少しサスペンションの写真で。
ショックアブソーバーに、赤と青のダイアルが見えます。これは減衰力調整のダイアルですが、
一般的なストリート用の減衰力調整ダイヤルは、普通1つです。
たまーに、豪華なサスペンションを奢ったぜ!って方でも、2つまでかなと思います。
これ、なぜ4つあるかというと、伸び、縮み、それぞれ高速、低速が、個別に調整できます。
4つ調整は4way、1つ調整は1wayの調整式ショックアブソーバーっていいます。
ちなみに、一般的なストリート用の減衰力調整は、主に低速部の調整が可能になってます。
まあ、低速から作動する部分なので、全体に影響するのですけど。
ちなみにピストンスピードの低速は車がコーナーでロールしてるような、じわっとした入力で、
高速は段差を乗り越えたような、急に大きな入力があった場合です。が・・・
ここをさらに踏み込むと、ブログ1本書けてしまいますので手を抜きますw
ニュル友、つかぽん.さんのブログがオススメなので!w
素朴な疑問シリーズ! 車高調の減衰ダイヤルを回すと何が変わる?
では、もてぎのホンダコレクションホールのブログ、最後のマシンは・・・
同じNA1のNSXですが、SGTではなく、LeMansに参戦した、NSX GT1です!!!
ターボ化されたエンジンを縦置きするという、魔改造NSXの1台です。
まあ、最初に登場したSGTに参戦のARTAもそうですが。
そんな意味では、この下で登場するGT2仕様のNSXが、最も市販車に近いNSXという事ですね。
高橋国光さん追悼展示で見た、GT2です。こちらはNAエンジンを横置きでしたね。
成績はGT2はクラス優勝に対して、総合優勝を狙うGT1はレース開始直後にリタイヤ。
おまけで、幻のFR NSXとして発売される予定だった、HSV-010です!
リーマンショックで発売が見送らましたが、他のメーカーでも、そのような車があったんでしょうね。
現行はNC1で、初代はNA1でNB1が無い。やっぱりこのHSVが2代目のNSXだったんですよね。
ホンダファンの方は、HSVとNC1、どちらがNSXとして認めてるんですかね。
認めてるというと、変な言い方かもしれませんがw
というわけでゴールデンウィーク最終日のブログは、連休前のもてぎ旅ブログの最終回でした♪