今日のブログはトミカです。
トミカリミテッド ヴィンテージが発売20周年という事で、
記念映像が公開されましたが、これが良い動画なんです!
知りたい所に手が届く、みたいなw
という事で、キャプチャーしながらトミカリミテッドは、
こんなに手間暇かけて作られてた!という解説です。
ただ、どのシーンも素晴らしく写真が非常に多いですw
では、動画からキャプチャーした画像を見ていきましょう♪
重厚感あふれる金属を使用したボディとシャシー、これは箱トミカとの対比ですね。
最近は値上がりしても450円のワンコインで購入できる箱トミカ、こちらは生産国が中国から
ベトナムへと生産国移転されて、シャシーも金属からプラスチックになり安価な仕様に。
ですが、お値段は塗装がシンプルな市販車で3300円、複雑なレーシングカーで6000円オーバー、
そしてモデルによっては1万円というトミカリミテッドビンテージは、中国製のままです。
下の塗装済みのR35 GTRを見ても中国製・・・いまはクオリティアップが著しいですね。
これは中国工場での商品も日本製のクオリティを満たす為に、日本企業が育てたわけです。
これって白物家電、そして自動車業界の縮図ですよね。
中国のモノづくりスゲーって賛美に溢れたココ数年ですが、それって育てた企業があってこそです。
ですが・・・
クオリティの向上も著しい代わりに、もちろん中国での人件費も上昇します。
品質が向上すれば対価の賃金が上昇するのも、奴隷じゃないので当然ですよね。
ですが品質向上に伴う人件費上昇で、500円の箱トミカは中国生産では採算が合わない。
となれば、次の生産工場を求めて他の賃金が安い国へとシフトする・・・
それは過去に日本も文明開化で西洋に工業化の手助けを受け、その後の高度経済成長があって、
バブル崩壊からの円高放置で工場の海外移転を進めて、産業空洞化で失われた30年になった
日本も通って来た道、世の中はそうやって回っていくわけです。
では、製造の過程を見ていきましょう!
まずは金型から鋳込まれたボディが出てきました。湯口なんかの鋳造方案も見えてますね!
ボディは1回の鋳込みで1商品という事で、たい焼きで言うと天然モノってタイプですねw
これだけ複雑な形状、どんな分割された金型で造られてるのか気になりますw
次に金型から出て来たボディから手作業で、窓枠部分にある湯道を落とす作業です。
そして当然、これだけ複雑な形状であれば、固定型、稼働型だけでは無いわけで、
それぞれの型割の部分にバリが残るので、それを1つ1つ職人がヤスリでバリ取りの仕上げ。
お次の工程は、塗装やメッキの塗装工程ですね。
これはプラパーツのメッキ工程かなって思います。
塗装も職人による手仕上げが、トミカリミテッドビンテージの特色です。
静電塗装で細部までシッカリとベース色を塗っていきます。
そして、ここから更に面白くなっていきます!
静電塗装の後は部分塗りのマスキングのカバーを用いて職人のハンドピースによる手塗りです。
手袋をした手に持たれた茶色の物体はマスキングカバーですね。
奥のブルーのパレット内には、オレンジの部分塗装が終わったボディが並んでます。
マスキングカバーを外した状態がこれです。Gr.AのJACCSシビックですね。
ここから特に興味深いです!タンポ印刷の工程です。
奥にあるクリーム色のプリンみたいなシリコンのパッドでインクを商品に転写する方式です。
プリンの下にある磨かれた凹版にインクを充填、まず、それをシリコンのプリンに転写。
次にシリコンのプリンから、商品に転写という工程ですね。
版画や、年齢がバレるプリントゴッコなんかのシルクスクリーンは、平面、もしくは2Dというか
円筒までが限界ですが、このタンポ印刷は3次元曲面にも印刷が出来るわけです。
でも、曲面と平面の差を吸収するデザインが必要なので、技なのかデザインソフトがキモなのかな?
この工程ではバックドア、リアバンパーの車の背面を、3色連続でポン、ポン、ポンって、
最初は赤、2回目、3回目の色はちゃんと見えませんが、そんな工程なのが見て取れます。
そして、トミカだけど内装もシッカリとペイントして、価格相応の見応えある作りです。
そしてシャシーとボディの組み立てが終わったトミカは箱詰めして完成です♪
ミニカーの「あそび」が変わる、tomica LIMITED VINTAGEが変える
大人だからこその新しい「あそび」を贈りたい
はい、私の遊び方w
【トミカワールド トミカタウン NISSANカーディーラー】を中心に、リミテッドビンテージをw
卓上カーディーラーは、お子様に片付けるを教育する、パッと広げて、サッと仕舞える仕様です!
箱トミカのお子様向けクオリティですが、手軽さという意味で大人も満足ですw
こちらが今回紹介したトミカの20周年記念映像です!
VIDEO
という事で、トミカ1つを見ても、いまの中国という国が分かりますね。
中国によるソースコード強制開示、中国による反スパイ法、そんな暴挙からの米中デカップリング、
いろいろと世界中にデフレを輸出してきた中国ですが、環境負荷が高い業種さえ見て見ぬふりで
邁進してきましたが、経済成長に人件費の上昇、いろいろ限界かなという感じがします。
ただ、デカップリングからの中国混乱であれば、世界への影響は少なくて済む。
この部分だけは、ガッツリと組んだ状態でなくて良かった・・・としか言いようが無いかもですね。
いろいろ政治的なイデオロギーはあると思いますが、日本の置かれている局面が変わった。
これを理解して情報を拾っていきましょう。取り残されると・・・痛い目を見るのは自分です。
という事で
トミカも深いんだよ!!! (いろんな意味で)というブログでしたw