
モナコGPではクビサが大活躍したルノーです。
このマシン、意外と戦闘力が低いと見られていますが、
かなりディフューザーは造り込まれたマシンで、
それなりにダウンフォースは出ているモノと思われます。
写真を見ると、3階建てとか揶揄されますが、まさに!
といった形状が良く分かりますね~。
しかし、最初は車両中心から300mm以内は自由って所に、突っ込み所があった気がするけど、
これは、どう考えても車両の中心から300mmに収まってるようには見えませんね!
このリアウイングのロアビームに一体化させて巨大な開口部とするアイデアはフォースインディアが
昨年試しており、それを発展させたのが今年のマクラーレンとルノーの2チームでした。
このデザインを見ると、昨年のブラウンGPタイプの発展型のディフューザーを搭載している、
まあ本家とも言えるメルセデスGPやザウバーが、1歩遅れているのを見ると、まあ納得ですかね。
現状維持は1年で戦闘力を失うと言う見本でしょうね。強烈な開発スピードがF1の魅力です。
が、それだけのリソースが必要であり、バジェットキャップなんて不可能だよ!!!という事に、
繋がってしまうんですよね。なんとも、難しいところではあります。
昨年の東京モーターショーで、このマルチディフューザーが見れるのを楽しみにしていたのですが、
曙ブレーキのブースにあったマクラーレンはマルチディフューザー搭載前の開幕直後型で、
トヨタに至っては1年落ちのTF108という1年落ちのマシンを並べるという、ヤル気の無さで、
現物を見ることが出来ませんでした。最後ぐらい、現行型TF109を見せてくれても。。。
ま、日本の客なんて1年落ちマシンで喜んでおけよって、トヨタさんのメッセージと受け止めましたw
ですが、この
写真は消化剤のおかげで、かなり分かりやすく非常に、ありがたい!!!
DTMのハリネズミ的なエアロを、余裕でブッちぎるF1のカッコ良さ、痺れますね。
この写真で、大盛りの白飯が4杯は、ぺロリと食べれてしまいそうです。まさに無修正画像ですw
しかしながら、このマルチディフューザーには
大反対です!カッコは良いけどね・・・。
3階の部分の開口部なんて、相当な高さへと空気を跳ね上げると思います。
その乱したエアーで、後続車のエアロが効かなくなり、接近すれども追い越し出来ずと言う、
いまのF1から追い抜きを無くしている、最大戦犯なのです。
そもそも、昨年のレギュレーションで、どうみてもディフューザーでしかない、この2階部分を、
禁止にしなかった事は、本当に理解できません。レギュレーションでは1階部分にサイズを、
厳密に規定したはずなのに。
しかしながら、やっと来年からは1階部分だけのディフューザーとする(フロアに穴を禁止する?)
レギュレーションへと再変更されます。
といわけで、こんなにカッコ良いデザインが見れなくなるのは残念ですが、F1にオーバテイクが
戻ってくるという事では、大歓迎なんじゃないでしょうか。
さてさて今年のF1は、昨年はマルチディフューザーが無い状態の中国GPで、唯一ベッテルが、
マルチディフューザーを搭載したブラウンGPから勝利を奪い取り、今年はFダクトが無い状態でも
ブッちぎりの速さを披露しているRedBullが、そろそろ信頼性の問題も克服してくると、まさに翼で
羽ばたいて、遠い世界へと行ってしまいそうな恐怖も感じますが、どう進んでいくんでしょうか!
まだまだ、楽しみが続きますね!!!来週はトルコGPですよー。
トラクションだけではなく、エアロ効率が効いてくるサーキットなので小林くんにも注目です!
Posted at 2010/05/22 14:46:20 | |
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F1_2010 | 日記