我々のホーム、富士スピードウェイ。
この場所で、ライバル達に先を譲るわけにはいかない。
ルマン24時間耐久レース、残り3分の悲劇。
あの日、ともに悔しさを分かち合った仲間やファンの
目の前で、今度こそ、勝利のチェッカーを受けてみせる。
準備はととのった。勝負の時は、まだか。
現地で配布してたパンフレットからです。
トヨタの気合を感じました。応援してやろう、今日だけはw
というわけで、今年もWEC富士に行ってきました!いままで3回行って、ここ2回は雨・・・。
という事で今年も防寒対策を万全で行きましたが・・・暑い・・・。なんだこれ。
いやぁ、まいりました。いまも顔と腕の日焼けが痛いですw
そんな予想以上の好天に恵まれた富士スピードウェイ。レースの内容も天気以上に熱かった!
こんなレース、そうそう見れないんじゃないかというレースが今年は多すぎですw
というわけで、イマイチな写真でレースを振り返っていきましょう!
ではまず、レコノサンスでの1枚です!
これ、LMP1-HとLMP2の優勝マシンが朝のレコノサンスで並んでいたという奇跡の1枚ですw
ポルシェ919のハイダウンフォース!フロントフェンダーが後退して、カエルっぽいw
国内レースのSGTでは富士と言えばローダウンフォースパッケージなのに、WECだと富士が
ハイダウンフォースになるんですねー。
でも、919のデザインはローダウンフォースの方がカッコイイと思いますw
レコノサンスが終えたマシンが、ルマン式スタートという事でピットウォールに並びます!
そして、先頭から順にマシンが動き出します!AUDI R8先導でローリングスタートになります。
スタートの瞬間!フェンス越しですがw
WECのLMPマシンのエンジンはターボなので凄く、静かです。
極端に静かなのはディーゼルのAUDIですが、ハイブリッドを搭載しないLMP1-LのAER製の
V6エンジンは、そこそこ迫力あるエンジン音でした。
こちらはその、バイコレスとレベリオンです。レベリオンも来年はLMP2という事で、この
LMP1-Lは来年はクラス消滅でしょうか。
そして非常に見るのが楽しみだったFORD GTです!これGTのデザインじゃないよw
そんな感じで、朝から空腹に流し込んだテキーラがまわって炎天下の中で寝てしまったので
明るい写真はここまでですw
そして、寝て起きると、なにやら耐久レースというのに、盛り上がってます!
盛り上がってる話題の中心は、この1台!可夢偉です!
何やら、AUDIの8号車はラップは速いけどタイヤの摩耗も厳しいので最後のピットストップでは、
タイヤ交換もして万全の態勢でコースに戻ったそうです!
その際に、ラスト1スティント行けるか?と聞かれたロイックは、
『ピットが、俺が速いか、速くないかで決めてくれ』と応えたそうです。カッコえぇーーー!
そして可夢偉のTOYOTAの6号車はトラックポジションを重視して、AUDIの前に出る為に、
タイヤ交換無しでコースに戻ります!前に出るけど、あとは劣化したタイヤで落ちるタイムを
可夢偉のドライビングで何とかしてくれという作戦です。
ピットが終わると、残り30分で10秒差ありますが、1周当たりロイックのAUDIが2~3秒速い!
私の観戦していたグランドスタンドのマルチシートからは、ストレート、100R、ヘアピン立ち上がり、
最終コーナーが見えます。その見える、瞬間、瞬間、バックマーカーに埋もれている周もあれば、
単走になってる周もあり・・・手に持つタブレットのWECアプリのライブタイミングでギャップを
確認しながら、目の前を通過する際には、大歓声で可夢偉とロイックのバトルを盛り上げます!
この逃げる可夢偉は無線でピットに『勝つために何ができるか教えて欲しい』とチームに
伝え続けて、タイヤを持たせるための方法をやり取りしてたらしいですね。
これが、何が何でも勝ちに行くトヨタが選んだ泥臭いレース!
そしていよいよファイナルラップに入ります!
が、まだまだ油断できません!何より今年の耐久レースはルマンもニュルもファイナルラップで
リーダーが大逆転されるという法則がありますからね・・・
今回もフレッシュタイヤで速いロイック、戦略上ズルズルに劣化したタイヤで逃げる可夢偉。
明らかに勢いは追うロイックです!しかし、ヘアピンの立ち上がりは可夢偉が前でした!
次に見えるのは最終コーナーです!最終コーナー、先に出てきたのはTS050だ!
可夢偉、勝ったー!!!
悪い流れ、断ち切りましたね!(いろんな意味でw)
戻って来た6号車です!ボディサイドのランプが1つ点灯、誇らしげです!
そしてフレッシュタイヤで追い上げたデュバルのAUDI 8号車!インパクトあるデザインですw
3位は今シーズンでドライバーの引退を発表したウェバーのポルシェ1号車!
そしてゴージャスな駐車場w
いやぁ、暑かったけど観に来て良かったよ、今年のWEC富士!
でもね、これでルマンの雪辱を晴らしたなんて、トヨタには言って欲しくない!
是非とも来年のルマンで君が代を聞かせて欲しい!
もちろん、このWEC富士の表彰台での君が代も良かったけどね!ありがとう可夢偉!
そして、お仕事が無くて良かったドクターヘリもお帰りです。
最後にコントロールタワーの写真で、WECレース編を終わります!
レース終了で、こんな日没後の景色になってしまうのは耐久レースならではですね。
お次はピットウォーク編の予定です。