
今日はポルシェを試乗してきました。
混む場所なので電車で向かっていたのですが、
スマホでF1サイトを見ていると・・・
なんとフェラーリのマルキオンネ会長退任ですって!
まじかー。これ、物凄く大きな出来事です。
という事で、試乗記の前にフェラーリのニュースを、
書いてみようと思います。
このマルキオンネの退任というニュース。フェラーリのCEOという視点で見ると、
ライコネンとの関係がイマイチだったわけで、ベッテルも望んでいたライコネンの2019年の
シートが安泰になり、マルキオンネのお気に入りだったルクレールの昇格は、一旦持ち越し。
この程度かなと思います。
しかし!このニュースは、それだけには影響が収まらないと思うのです。
というのは、少し時間を戻して、フェラーリのCEOといえばモンテゼーモロでしたよね。
タイトル画像の右のダンディな爺ちゃん。マルキオンネは左のぽっちゃりさんです。
この2人の権力争いというのが、いまのザウバーのアルファロメオ化にも影響していたのです。
そこを理解する為には、ブランドをより良いモノにする為には?という考え方があり。
モンテゼーモロとマルキオンネは正反対の考え方でした。
まず、モンテゼーモロは希少性を高める為には生産台数は増やすべきではない。
それに対してマルキオンネは売れるんだから、緩やかに拡大しようという考えでした。
そんな二人の権力争いはマルキオンネの勝利に終わります。
そして、結果フェラーリはフィアット傘下から独立して株式公開します。
フィアットとしてはフェラーリが傘下では無くなるため、新しいブランドの柱が必要になる。
なので、フェラーリ独立で得た資金で、アルファロメオをハイブランドへと切替に舵を切りました。
その1つがザウバーへのスポンサー開始であり・・・
フェラーリエンジン搭載のジュリアの復活だったんです。
ですが、今の所だとアルファロメオのハイブランド化は道半ばです。
むしろジュリアの販売は、あまり良い風向きではないようで・・・
という状況で、マルキオンネが手術の合併症で退任となると・・・
フェラーリのCEOとしてのマルキオンネより、フィアットクライスラーのCEOとしての
役割を、いまこの状態で引き継いでハイブランド化を進められる人材が居るのか?
とっても、難しい局面になっていると思います。
これは、フェラーリとザウバーのF1チームにとっても影響が大きい出来事だと思います。
あんまり、悪い方に転がらないと良いですね・・・
では、話題を変えてポルシェ初体験の話を少しw
乗ってきちゃいました。ケイマンにw
下の写真はGTSですが、試乗車はベースグレードのPDK、スポーツクロノという仕様。
ファーストインプレッションですが・・・AUTOCAR JAPANの試乗記の文言を借ります。
ハンドリングは最高レベル しかし音が…
これに尽きるかなw
4気筒になった水平対向、ターボエンジン。エキゾーストが不等長の取り回しにより、
ひと昔前のスバルのような・・・って記事を読みますが、それもオブラートに包んだ文章かとw
正直、私の感想としては・・・コンビニ配送の2tトラックのディーゼルエンジンの音・・・
色気もへったくれも無い、意気消沈させるサウンドでしたw
とは言え、6気筒のNA時代のポルシェも乗ったことないので、これがポルシェと言われれば、
まあ、これがポルシェかって納得もできちゃうんですけどw
もちろん全域がトラックという事は無く、回転数によって心躍るサウンドも感じましたが。。。
が、しかし!それ以外の部分は、とっても魅力的な乗り物でした。
ステアリングも電動パワステという事でしたが、フリクションはあるものの、路面をつかむ
タイヤのインフォメーションが、しっかりとドライバーに伝わってくるセッティング。
これはもう、全く不満は無かったです。
ミッドシップの車も初めて運転で、トルクベクトリングもないベースグレードでしたが、
旋回に独特な感じもあり、ボディサイズも含めて車との一体感、ハンパ無いですねー。
という事で、あと1年半は頭金貯金をしなければなので、ケイマン含めてじっくり考えますw