
勢いに任せて、2回目のブログですw
今回はボディについて、舐めまわすように眺めたw
このWRXはNürburgring24Hレース、SP3Tクラスに
参戦したマシンですが、意外とボディの改造範囲が広い!
もはや、これってGT3ってレベルです。
少なくともN1耐久に出る程度のボディじゃないです。
まあ、過去のブログでもサイドメンバーに重ね補強が入っているのは指摘してました。
復習してもらった方は、再度読む必要は無いけど、こちらに書いてます。
Nurburgring 24H SUBARU WRXの謎
もう1つ参考に読んで欲しいのが、こちらのR35 GT3のブログ。
R35 GTR GT3についてSTAY HOMEで、まとめてみよう。
これを見ても、MY14モデルのGT3では、ロールケージがストラットタワーまで伸びてなかった。
ですが、この2016年のWRXは、ロールケージがストラットタワーまで貫通してるんです!
これ写真をクリックして、ぜひ拡大表示てみて下さいw
そもそもストラットタワーも、別の鋼板で作られ、もはや純正のボディは見えない状態w
そしてタワーバーも、バルクヘッドに繋ぐ1本と、上部を跨ぐSTI謹製のフレキシブルタワーバーで、
立体的な3角形になっていて、MY17のR35 GT3レベルのロールケージなので・・・
きっと、ボディ剛性も、そのレベルと言うのが見えてきます。
ラジエターコアサポートは標準状態のままなので、ここは効かない、純正のままで良いという事かw
そして、フロントのドアを開けてAピラーの付け根部分を見ると・・・
バルクヘッドを貫通してタワーバーまで伸びるパイプとは別にドアのチェックリンク付近に溶接が。
ここは、内側を覗いてみたものの・・・見えなかったw
なので、なんで市販ボディにはない厚みになり、溶接痕があるのかは謎ですが、
想像するに無駄な事はしないので、何か剛性の効くポイントになってるんでしょう。
そして、お次はセンターピラー付近を見てみます。
上のミドリ丸が、前後のパイプとセンターピラーを溶接しちゃってます。
下のミドリ丸は、センターピラー付近のボディ中央付近に台座を設け集中させてます。
角度を変えて、センターピラーとロールバーの溶接。
こうやって直接溶接しちゃうと、もう修理ができないよね・・・
複数台作るとか、あんまり考えてなくて、もうこの1台で!!!というのが透けて見える。
なんていうか、レーシングカーと言うよりも、チューニングカー的と言うか。
そして、車両後部のリアのショックアブソーバーマウントまで伸びる、ロールゲージです。
なので、モノコックボディと言いつつ、これモノコックの剛性受け持ち分、どれぐらいなんだろう。
ある意味、ロールケージにフロントサスとリアサスが付いてる状態です。
カーボンモノコックのSGTや、LMPのマシンにスチールモノコックでありながら目指してる。
このリアのショックアブソーバーマウントのある、サイドメンバーも、最初に書いた
過去のブログの通りで、複数枚重ねで普通のモノコックとは別モノ。
そして、そんなスチールモノコックも、更にスゴイ部分がありました!
サイドシルのインナー、アウターとレインフォースを重ねて、普通は3枚の板が見える、
ドア周りのフランジ部分が、溶接しているのか構造接着剤なのか、1つの塊になってます!
指先のウェザーストリップをめくってる部分です!
これ普通のクルマだと、こんな感じ。
上に書いたように複数枚の板が重なって見えるんです。
上の参考のボディは、三鷹の展示車で唯一のレプリカの1台から、参考にw
そう考えると、ロールケージの剛性も凄いし、残ってるモノコックも、剛性凄そうですw
せっかくのソルベルグ号、市販車ボディの参考にしてしまって、不本意でしょうけどw
こちらは、ロールバーに貼ってある車検証ですね。2016年5月29日です。
このWRXですが、市販車は1500kgですが、SP3Tの4WDは1230kgまで軽量化してるそうです!
ボンネットもドアも、薄っぺらなカーボンで、めっちゃくちゃ軽かったです!!!
この辺も、展示だけでは分からない、触れたからこそ分かった凄さです!
というわけで、興奮冷めやらずの勢いに任せて、2本目のブログでした!
あとは冷却編、サス&リアウィング編の予定です。
本当に三鷹のSTIギャラリーはオススメです♪