
今日は、ちょっとメンドクサイ話ですw
トヨタがEV計画を発表しました。
LEXUSは完全EV化、トヨタ全体では30%の規模感で、
EV化という概要だったと思います。
日本では、明日から買えるような大歓喜!!!
それはそれで、大丈夫かって感じですが・・・
対して、そんな日本の報道や空気感と比べると、海外では冷めた報道のようですね。
というのは・・・
ベンツやボルボは100%なのに、トヨタは30%だって。物足りない(失笑)
こんな感じらしいです。
こんな報道を見ると、日本のトヨタファンは、ぐぬぬ!!!ってなりますか?w
でも、ここで、数字を冷静に眺めてみたいと思います。
ちょっと古いですが、2020年は武漢肺炎で世の中が混乱したので、その前の2019年の資料で。
ここから販売台数を抜き出すと・・・
トヨタ:1000万台
ベンツ:330万台
ボルボ:吉利130万台のうち、70万台
こうなるわけです。
そうすると、トヨタの30%は300万台となり、ベンツの100%と同じ規模になります。
そして、ボルボは100万台以下なので、30%でもボルボの100%の3倍になるんです。
どうでしょうか。100%の方が立派で、30%を失笑するのは、正しい反応でしょうか?w
更に、COP26で当然2040年でガソリン車廃止にサインすると思われていた、EV化推進の
ど真ん中、VWがサインしないという、衝撃の出来事がありました。
そもそも、いまのEV化の波は、VWのディーゼルエンジンがきっかけでしょw
そんなVWが脱エンジンしないで、エンジン使うF1参戦を狙うのも、それこそ失笑ですけどw
そんなVWは50%を目標にしてると思いましたが、販売台数的に500万台です。
まあ、ある意味で現実的な範囲でストレッチした数字という事かもしれませんね。
その背景は、高額車の多いメルセデスベンツに対して、普及価格帯で稼ぐVWやトヨタという、
そもそも販売構成の違いというのもあるんでしょうし。ボルボはヤマハからエンジン買ってるしw
そこを説明しない報道にも作為を感じます。
そう考えると、私的にマジか!?っていうのは、GMとホンダですね。
この2社は・・・
GM:770万台
ホンダ:530万台
合わせて、1300万台です。これが本当に脱エンジンしたら、インパクトあります。
そんな背景から、投資家の評価が高い・・・という事なんですね。
というわけで、数字の使い方で受け手の印象は全く変わるという話でした。
報道では、ベンツとボルボは100%EVにシフトするって枕詞が大好きなので、調べてみました♪
ま、このブログの数字の読み方にも、私の悪意が込められてるかもしれません・・・w
Posted at 2021/12/25 08:47:30 | |
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カーボンニュートラル | 日記