
間が開いてしまいましたが、Vol.2です。
とは言え、今回も核心の手前、事前情報的な、
知っておくべき豆知識的な内容を書いてみます♪
まず、アンダーだ、オーバーだって言っても、
そもそもとして自分の家からコンビニへ買い物に・・・
というような運転では、顔は出しませんw
という事で、車の運転をカテゴリー分けしたいと思います。
やっぱり今回も、摩擦円で語っていきます。
摩擦円というのを知る為にも、こちらの過去ブログは是非、読んでもらいたいです。
なぜ車は曲がる? 自転と公転から旋回と4WSの謎を解く 前編
なぜ車は曲がる? 自転と公転から旋回と4WSの謎を解く 中編
なぜ車は曲がる? 自転と公転から旋回と4WSの謎を解く 後編
では運転のカテゴリーとして・・・
カテゴリー:街乗り
これは、摩擦円の中で完結している、要はスキール音とは無縁の運転
カテゴリー:素人のサーキット走行
加速、減速、旋回でスキール音を自分の意志で発する程度にタイヤに入力を入れる運転
カテゴリー:プロのレーシングドライバー
これは文字通りのプロ。タイトル画像の
私のメガーヌを運転している、影山正美選手ですw
で、摩擦円です。
前回のブログにも書きましたが、摩擦円は荷重によっても変わります。
(今回は概要の紹介という事で、摩擦力=摩擦円で説明します)
摩擦力 = 摩擦係数 × 垂直抗力
摩擦力:摩擦円でありタイヤのグリップ能力を見える化した円
摩擦係数:路面とタイヤスペックによるμ(ミュー)
垂直抗力:荷重・・・車重を加味して加減速の荷重移動で変化する
ではなぜ、摩擦円が変わるかというと摩擦係数は同じ環境では不変、変数は垂直抗力です。
要は、荷重移動で垂直抗力が変わる事で、摩擦力が変わるという事です。
実際の車に置き換えると、ブレーキを踏むと荷重が前に移動するので・・・
前輪の摩擦円は大きくなり、後輪の摩擦円は小さくなるという事。
大前提はそんな感じ。でも、これは覚えとくと運転が楽しくなりますw
ブレーキを踏んで前荷重にして、フロントタイヤの摩擦円を大きくしてターンイン、みたいなw
それを意識して感じる事が出来ると、車ってなんで曲がる?が体感できます!
では、アンダーとオーバーというのが、いちばん体感できるのは何?ってなりますねw
それは、
カテゴリー:素人のサーキット走行です!
なぜ、
カテゴリー:街乗りではアンダー、オーバーが出ないかというと・・・、
近代の自動車とタイヤのスペックは、通常の運転による入力が摩擦円を超える事が無いからです。
ハンドルを切れば、その切った方向に車が曲がっていく。人馬一体。
では、
カテゴリー:素人のサーキット走行で、アンダー、オーバーが出るかというと、
素人でもサーキット走行の速度であれば、摩擦円を超える入力が可能になるからです。
分かりやすいのは、ブレーキのロックですね。まあ今の車はABSが効くかどうか。
日々街中で、ABSのアクチュエーターのキックバックをブレーキペダルから感じてるぜ!
って方が居るとしたら・・・それは、異常な運転をしてると自覚して下さいw
最後に、
カテゴリー:プロのレーシングドライバーです。
これは私のメガーヌを影山選手に運転してもらった時に、素人とプロの差を理解しましたw
何が違うって、減速Gの立ち上げ方です。親の仇か!!!ってぐらいブレーキペダルを踏み抜く感w
私も素人走行会は数えきれないぐらい参加しましたし、ニュルまで走りに行っちゃうぐらいの
走り好きですが、まあ当然ですが、これがプロのブレーキか・・・ってビビったw
同じ車と路面で走っても、摩擦円を大きくする事が出来るのがプロです!
ここから、アンダー、オーバーの話にどう繋げるかというと・・・
同じ車でも摩擦円が、大きくなったり、小さくなったりするのは分かってくれたと思います。
という事は、それを可視化するには・・・摩擦円を小さくすれば良いのです!
摩擦円を小さくするには、摩擦力=摩擦係数×垂直抗力なので、摩擦係数を下げましょう!
この動画を使って、次回は話を先に進めたいと思います♪
Posted at 2022/03/20 00:45:56 | |
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