
←の写真は・・・、
ブログのタイトル通り熱く燃えてますw
前回のブログは時間も無くザウバーの
写真を載せるだけで、説明も無かったので
今回のブログは素人やーまちゃん視点で
他車を含めて、今年のエキゾーストを
見比べていきましょう。
見た目はノーズの段差へ行ってしまいがちですが、実はやっぱり今年も、
開発のキモはエキゾーストにありです!!
いまあるエネルギーを、いかに使うかという事です♪
じゃないかと、やーまちゃんは考えてます。
では、エキゾーストの考え方に大きく分けると2種類あるので、それを分類します。
2つ前のブログでも書きましたが、昨年までのブローディフューザーで狙っていた、
リアウィング外側のタイヤとの間へ排気のエネルギーをブツけるチームと、
レギュ変更でリアウィングへとブツける2つです。
そして、注目すべきはリアウィング翼端板の外側へと排ガスを導く考え方が、
昨年までの延長線上の考え方で、今年はルール変更で知恵を絞らないと
実現できないレイアウトかなと。
で、マクラーレンとフェラーリは、やはりそこを狙っているので、これから発表される
マシンのエキゾーストはどうなるでしょうというのが、前々回のブログでした。
そこで我らの可夢偉が乗るザウバーのマシンはと言うと・・・
発表会仕様では、こうでした。

フェラーリとマクラーレンほど、後ろへは伸びてませんでしたが、
フォースインディアのように完全にリアウィングを狙って車両内側へ排気管を
持ってきたわけではない、翼端板の外側は狙うけど、もの凄く積極的でもない、
というデザインでした。これに分類されるのはウィリアムズですね。
では、マクラーレンがどんなエキゾーストかと言うのを、テストで走っている
実走仕様で復習です!

こんな感じで、発表会仕様ではコブの後部に穴だけ開いていたのですが、
走り出したマシンでは、このようにスロットが明けられ、この奥に排気管が
あるというデザインです。
では、角度を変えて、エキゾーストの出口が見える写真です。

これは、かなり見やすい写真です。エキゾーストの流れも想像できますね!
完全にリアウィングではなく、翼端板とリアタイヤの内側のエリアを目指して
いるのが分かります。
どうやら、マクラーレンはエキゾーストパイプの出口は俯瞰状態で確認できる
と言う位置に置き、そこからカウルを使って、エキゾーストの向きをコントロール
している模様ですね!
では、もう1台のフェラーリのエキゾーストも確認してみましょう。

これはブログの最初の写真にも使った写真ですが、エキゾーストのパイプを、
カウルが包んで例のリアウィングの翼端板の外側へ排気ガスを、
導いているように感じます。
が、しかし、俯瞰からエキゾーストパイプの出口が目視できるというレギュを
クリアーしてるのかな?という疑問があったんですが、どうやらレギュ違反の
疑いがあったようですね。。。
では、レギュを遵守したフェラーリのマシンはと言うと・・・

おっと、これは、なかなか痛々しい事になってしまっていますね・・・。
突貫作業により、俯瞰でパイプの円周は視認できるし、排ガスの向きの
コントロールも可能ですが・・・
ちょっと美しさの欠片も無い、このエキゾーストはイマイチどころか、残念ですw
さあココまで来ると前回のブログのザウバーの写真が気になってくる頃ですよね?w
では、もういちど登場してもらいましょう!こちらです!

これは美しいですね・・・!
突貫作業で切り刻んだフェラーリの後に見るとなお更キレイです!
エキゾーストのアウトレットは少し確認しずらいですが、赤いラインのすぐ後ろ側で、
サイドポンツーンの肩の部分に縦長のカウルの傾斜にあわせたアウトレットが
確認できるでしょうか?
カウルに沿って排ガスは流れて、リアタイヤの前にあるフィンでも、流れを
コントロールしているように感じますね。これは、空中で排気してしまう、
フェラーリやマクラーレンのデザインよりも、排ガスの流れをコントロールが、
しやすいのではないかと思われます。
実際、タイヤ前のフィンも含めて、デザインもキレイで機能美もありますよね。
サイドポンツーン下部のえぐれで前方から来た勢いのあるエアーと合わせて、
どーんみたいなw
これが、前回のブログで説明したかった内容で、
昨年の進化型のエキゾーストを、
いちばんキレイにデザインしたのはザウバーじゃないか!?
という事です!
ですが!!!困ったことに、天才であるニューウェイ先生のRedBullが、
違うデザインなんですよね。
なにやら、昨年は人より多く恩恵を授かったであろう、翼端板の外側への
排気ガスのエネルギーの再利用を諦めて、完全にリアウィングへと導く
デザインになっているんです。こちらです。

うーむ、これはどんな理由なんでしょうか。非常に悩ましいですね。
ニューウェイ先生も、同じように翼端板外側のエリアを狙ったエキゾーストを
デザインしてくれれば、今年のトレンドは、これだ!!!って言えたんですが、
これだとなんとも言い切れませんw
アッパーアームで排ガスの流れをコントロールしてる感じもしますが、
本当にこれが本命ですか?
昨年はシールでエキゾーストの出口をごまかしたRedBullにしては、
普通すぎるんですよねぇ。
それに、ちょっと写真が少ないので今回は省きますが、トロロッソのマシンは、
サイドポッドベンチュリーに
このフェラーリ、マクラーレン、ザウバー方式のエキゾーストを組み合わせた、
非常に興味深いデザインになっているんです。
それなのに、ニューウェイ先生はリアウィングを目指すんですか?
この写真で見ると、例年通り非常にカウルがタイトで絞り込まれたシェイプに
なっているのが分かります。

今年は、エキゾーストでサイドポンツーンの後端を伸ばすよりも、
カウルを絞り上げて、前からの速い空気をここで発散させた方が良い
と言う事なんでしょうかね?
なんか、新しいエキゾーストを試すと言うような情報もありますが・・・。
ま、答えは10日後のカタロニアのテストでしょうか!
まだまだお披露目しないよ作戦のメルセデスの新車も気になるところですしね!
テストでは好調なライコネンのロータスも、黒いカラーリングがカモフラージュに
なっていて、どんなエキゾーストになっているのか、確認できていません。
その辺含めて、あと1回は今年の新車を見たまま解説ブログが書けそうですw