
予想外の面白さでしたね、SGTxDTM交流戦!
SGTのドイツ遠征は、DTMがレギュラーシーズン中の
最終戦への飛び入り参加になり、レギュレーション的に
完全にSGTが不利な状況での参戦になってしまい・・・
その流れで、今回の交流戦も事前情報では、
ハンコックのカチコチのDTM用ワンメイクタイヤであり、
燃料のオクタン価もDTM勢有利で、今回もSGT勢は大虐殺
される側ではないかという予想でしたが・・・
そんな心配を吹き飛ばす、めっちゃ楽しいレースになりましたwww
こんなに喧嘩上等な箱レース、久しぶりに見たよ!!!
やっぱりタイヤむき出しのフォーミュラーでは御法度ですが、箱レースは当ててもいいよねw
でも、国内のレース関係者は顔面蒼白になっちゃってる気もw
なんでしょうねー、国内レースの課題が露呈しちゃった感じもありますね。
スプリントって、魅力的過ぎてヤバいよね。もう耐久レースのSGTじゃ物足りないw
そう感じてしまったんじゃないでしょうか。特に現地観戦組。
おっさんの私は、JTCCを思い出しましたよ。この光景で。この密度感!
今回のスタートはDTMが採用している、より密集するインディ方式でした。
これも盛り上げた要因の一つだったと思いますが・・・
今回の決勝55分というレースフォーマットが良かったんじゃないかと思います。
そして、さらにコースのデブリ回収で入ったSCによりレースがリセットされた事で、25分と20分、
そして最後の1周の超絶スプリントレースになったんです。
それにより、常にどのマシンがトップなのか、誰の目にも明らかでしたね。
レース展開を分断してしまうSCですけど、今回はレースのエッセンスになったと思います。
3回もスプリントレースが見れたと思えば、現地観戦組は確実に元取ったでしょw
いまのSGTって、GT500とGT300の混走レースです。
その入り乱れたレースというのも1つの魅力で、SGTでGT300をオーバーテイクしながら
GT500のマシンをドライブするスキルはルマン24時間耐久でLMPマシンをドライブする際も
非常に役立つという事で、国内のトップドライバーもLMPで即戦力でした。
この混走という形式をとったままスプリントというのも課題があるのかな。
じゃあ、GT500とGT300に分けて開催すると、やっぱりGT300の台数が減るよね。
やっぱり、GT300もGT500と混走する事でトップカテゴリーに参戦しているという冠がね。
って考えると、いまのSGTの混走耐久レースになるのも理解できますし・・・
あと、レース関係者は頭を抱えるでしょうが、観客視点で重要なのはこれw
なんだかんだ言って、観客が盛り上がるのはクラッシュですよねw
だって、上に貼った公式のダイジェスト動画のサムネが、このシーンなんだもんw
でも、いまのGT3やクラス1のマシンで、毎回これをやってたら参戦チームが減るね。
GT3のボス、ステファンラテルも『ぶつけ合いするなら、ほかのカテゴリーに行け』って言ってた。
毎回、ぶっ壊すにはマシンが高額すぎるんです。。。
今回最終戦も終わって、来年は使わないマシンというのも良かったのか・・・
ただ、トヨタも日産もファン感謝デーが控えてるので、修復するのかな・・・
とか、考えて心配になっちゃうw
やっぱり今回のレースを見て、JTCCって良かったっていうのが思い出補正じゃない。
JTCCのようなスプリントのガチンコ喧嘩バトルは面白かったんだって再認識しましたよ。
あとは、やっぱり自分の車がレースに出ていると興味が増す。これ間違いない。
憧れであるというのも必要ですが、やっぱり自分の車が走ってた方が絶対に楽しい。
そうなると、NSXは2500万円、GTRは1200万円、LCは1300万円ってなるとね・・・
来年のスープラのSZ-Rで600万円でも高いけど、なんとかなるかってレベルですかね。
アコードやプリメーラは身近でしたよね、ちょっとマニアックすぎた感じもするけどw
そんな課題が見えた今回のSGTxDTM交流戦でした。
さあ、どうする国内レース関係者!?