2013年08月24日
今度のレクサスISはFスポーツが良い。
そう力説する知り合いが数人いたので、ちょっと乗ってきました。前乗ったのは、300hの普通モデルだったのですがFスポーツは椅子も違うしメーターも違うし、パネルがアルミで何だか夏だと暑苦しい感じです。レザーシートが黒だったからか・・・でも、これ冬だと寒々しいだろうなぁ・・・ボクなら色を変えます。
で、走ってみると、んー・・・確かに走る楽しさは標準モデルに比べて機敏に動くし、なるほどと感じる部分は多いのですが、代わりに突き上げもデカくなるし、失うモノも意外と結構あるなぁと言うのが個人的な印象です。
そして、攻め込んでいくと、どこまで行っても感じるフィルターが掛かったような感触が気になります。ここ最近ではどのメーカーもそんな雰囲気があるのですが、レクサスは際立ってその感触が強いです。疲れている時は逆に他のメーカーよりもその雰囲気が良いのですが、どんどん走りを楽しんでいこうとすると、どこまでも付いてくるリニアリティの欠損が気になります。
BMWもアウディもメルセデスも、そのフィルター具合を電子制御でコントロールをして何とか操り甲斐を「演出」していますが、この部分に関してはレクサスは今一歩他に追い付いていない感じがします。いや・・・むしろこれは確信犯で編み出したキャラクターなのかもしれません。
そう考えると、レクサスというブランドはここに来て唯一無二のメイクスになったかもしれません。
素直で楽しい運転感覚を持ち合わせた扱いやすい大きさのセダン、という事に関しては間違いないので、これを気に入って買うのは全く間違いではないと思います。良い車だと思います。
で、この後、何故か半日5速マニュアルの500アバルトに乗っていました。
んー・・・予想はいわゆる足回りが露骨に堅めの、音も元気なホットハッチでしたが、そうではなく意外といい子でした。
ただ、いい子なんだけど、例えばポロGTI何かと比べると操作系の剛性感は薄いし、意外と低い速度からミラー回りを根源とする風切音が出るし、詰めが甘い。ターボの4気筒エンジンもスポーツモードでもターボラグを看取出来る、だけどさほどエンジンの音は大きくなく結構平和。
個人的には、もっと元気良くして良かったと思うのですが、500じゃなくて595もあるわけで、エッセエッセなるキットも存在するので「やりたいように、後でどうぞ」ということなんでしょう。だけどねぇ・・・アバルトって名前が付いていると、ついついもっと運転に夢中になるような楽しい車を考えてしまいます。いや、楽しいんですけど、ついアバルトという記号性にボクが期待をし過ぎたのでしょう。
それにしても、レクサスもフィアットもそうですが、ちょっと前まではちょいちょいあった生々しさというのが、ここ最近の車からはほぼ完全に無くなった感じがします。
別にダウンサイジングしてBMWが6発止めて4発ターボになっても、マセラティがターボV8になろうが、はたまたS5がV8からV6Tになろうが、要するに楽しもうと思った時に楽しい動的環境があれば文句が無いわけですが、それが無い若しくは減退しているのが残念なんです。まぁM5なんか見ると、本当に複雑な気持ちになります。高速で楽勝リッター10km走る現行は素晴らしい車ですが、あのV10サウンドはどこがどうなろうが出てきません。
まぁでも、この先はそういう考えは通用しないんだな・・・とISと500アバルトのおかげで認識できました。こっちが順応しないと、いけませんねぇ。
だから結局乗り換えない。
Posted at 2013/08/24 20:33:11 | |
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2013年08月24日
というわけで、車検に際してS5は重整備中です。
メインはオートマチックトランスミッションのバルブボディ交換。これにより、ATFとストレーナーも交換となります。延長保証の適用により、自己負担からは除外。
グリルについては現在の主治医である都内ディーラーの作業は直接的な原因が発見できないため、地元Dに問い合わせを掛けたところ、とにかく見せてほしいとの事。面倒なので、自腹切ってでも都内Dでそのままやろうかな・・・と思っています。
その他、フロントサスペンションのアッパーアームに付随しているブッシュにねじれがあるため、こちらも交換。保障適用となり、自己負担はなし。
自己負担修理はあまり無くて、ワイパーやら何やらという車検お決まりセットに、実は2010年製だったバッテリー(おい!誰だ11年の後半製といったのは!)の交換に約5万円。ボディコーティングのリペアに3万円。その他消耗品合わせて合計23万円となりました。
まぁ、そんなもんです。
そして、延長保証は切れてついに自己負担期間に突入です。即刻、ダメになったら笑えます、笑。
そういえば、一日で終わるはずだったバルブボディの交換は大事を見てじっくりやっているのか、代車の借用期間が9月1日まで伸びました。16日からの借用なので、かなりの長期間をA6と共に過ごしているわけですが、この車は400kmくらいの走行距離でやってきて現在申し訳ないことに1900kmにオドメーターが増えました、苦笑。
この間、ちょっとした変化があり、前ほど20インチゴツゴツホイールが、そこまで気にならなくなったということです。
まあ慣れちゃった、というのが一番の大きな原因だとは思うのですが、どうも足回りがなじんできた感じがあります。代車で慣らし運転を体感しているなんて、贅沢な話ですが、どうもそのようです。エンジンに関して言うと、この2.8リッターV6エンジンはオイシイ部分は3000~4500rpmくらい。その上は慣らしを終えてもさほど伸びる感じもしません。
キックダウンスイッチまで踏むと6500rpmリミットまで引っ張りシフトアップしますが、そうでもないと6000rpmでシフトアップすることからも、さほど高回転が得意な雰囲気はありません。というか、意図的に頭打ちのセッティングにしてない?という感じもします。
B7型A4で3.2リッターのV6は散々乗ったのですが、あれは6800rpmまでビューンと回り、中速域の厚いトルクと高回転域でのパワー感へのバトンタッチは気持ちよかったです。
90度バンクのV6だからと上が駄目だ、と言い切れないわけです。
ちょっとしたロムの書き換えでもっと気持ちよく回りそうな予感がします。
そんな動的環境からすると、やはりいくら良くなったとはいえ20インチが似合いません。17インチにインチダウンをして、ちょいと気の利いたタイヤにすればNHV性能も飛躍的に向上するはずですから、そっちの方が良いと思うのですが。
2.8qの清貧的アウディらしさを楽しむのか、3.0Tqの圧倒的トルクを切れ味鋭いSトロニックで存分に味わうか、A6シリーズの二者択一は実に悩ましいです。
・・・あ、ハイブリットか・・・うんうん・・・。また今度。
Posted at 2013/08/24 03:04:57 | |
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