タビトムのブログ一覧

今日のブログは違う記事が用意してあったのですが、やっぱりこれを書きたいと思いました。

さまざまなニュースで取り上げられている通り、北海道の山中で不明だった7歳の男の子が自衛隊演習場 休憩所で見つかりました。
本当によかったです。日本中がほっとしたのではないでしょうか。

発見のニュースを電車の中でスマホで読んでいたら、涙が溢れてきてしまいました。年齢を重ねて涙もろくなっているな～なんて思います。

涙が出てしまうのが、これが他人事と思えず、この件に自分と6歳の息子を重ねてしまうからだと思います。

自分もこれくらいの年齢の頃に、おそらく自分が意固地になって言うことを聞かなかったのだと思いますが、母にクルマから降ろされたのを思い出しました。
さすがに、山中ではなく街中でしたが。
でも、フリだけでそのままクルマに乗り続けたような気もします。ちょっと覚えていないです。

こんなこともありました。兄弟げんかでたぶん長男である自分に非があったのでしょう。
夕方・夜くらいに、家の外に出されたのも思い出しました。
その時はちょうど母が出かけていて、母の帰りを待っていながら夜空を見上げていたら、本当に偶然で流れ星が見えたのを思い出しました。

流石に山中で経験はないと思いますが、こういった経験をされた方って少なからずいると思います。


自分が父親になった今、息子が駄々をこねたりしているとイラッとして、実行まではしないものの「気に入らないならクルマを降りて帰ればいい！」とか言ったりしてしまっているので、「ちょっとあり得る事態」かもしれないと捉えていました。


今回の件では、行方不明になった7歳の彼が見つかった場所は自衛隊演習場の休憩所でした。とはいえ、夜間は真っ暗になり、静寂に包まれいたと思います。
食べるものがなにもなく解消する見込みのない空腹感、誰もいない孤独な環境で言いようのない不安と寂しさの中で、7歳の男の子が寒い雨天の山中に5日間も一人でいたのかと思うと、本当に切なくて涙が出ます。

事件に巻き込まれた可能性も否定できず、北海道ですからまだ気温が低く、山中の遭難などでは発見が数日遅れると生存率が下がってしまうと思います。
日が経つにつれて生存の希望は持ていなくなっている印象でした。
一縷の望みにかけるように捜索にあたっていたと思います。


そんな中での発見の報。

「寒い」「おなかすいた」。

自衛隊隊員からおにぎりを2個もらうと、むさぼるように食べた。
隊員が「みんな心配してるよ。怒っていないから、きょうは家に帰ろうね」と話し掛けると、「うん」と返事した。時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160603-00000057-jij-soci


やっぱり思いを自分や息子に重ねてしまい、書きながら涙が出てしまいます。
いっぱい抱きしめてあげて、温もりと優しさをすぐに直接伝えてあげて欲しいと思いました。

本当に、本当に無事で発見されて良かったです。