2020年1月のラーメン③の続きです。
18.は「蒙古タンメン中本」。
確か今週は限定がチャーハンだったと思って来たのですが・・・
今週の限定は「和風黒北極」or「タイメンズ」でした。
イカスミの北極と聞いて、イカスミパスタ好きの私は迷わず「和風黒北極」を選びました。
忘れずにLINEクーポンのスライス卵も追加しました。
まずはスープを一口。
普通の北極よりも、心なしか粉末分が多い様に見えます。
一口飲んでみると、辛さは北極と同等か、むしろマイルドな感じで、イカスミ特有の生臭さを一瞬感じましたが、北極の辛さのお陰か殆ど気になりません。
イカスミの旨味が加わって、北極よりも食べ易い印象です。
麺リフト。
このスープは麺に絡み易い様です。
麺はいつもの中太ストレート麺で、モチっと食感の食べ応えのあるタイプ。
北極系は基本1.5玉なので、食べ応え十分です。
北極なので、豚コマ肉も入っています。
モヤシと食べると美味しいです。
一瞬青唐辛子かと思ってビビリましたが、良く見たらシシトウでした。
辛さは無くて、独特のビターな味がします。
小さいピーマンの様な味です。
トッピングのモヤシ。
北極にもモヤシは載っていますが、大分量が多い様な気がします。
LINEクーポンのスライス卵。
北極の辛さにはスライス卵が必需品です。
トッピングの温泉卵。
崩して混ぜて食べたらもっとマイルドになると思いますが、北極は辛くないと北極じゃないので、温玉はそのまま食べました。
と言う訳で、完食。
初めて食べた「和風黒北極」ですが、イカスミ+北極は意外と合っていました。
イカスミパスタの場合、ベースはトマトソースで、シーフードも合うのは分かりますが、北極の場合魚介は入っていないので、それが合うと言う事を発見した方には脱帽です。
イカスミのお陰で辛さも少しマイルドになっており、「北極やさい」よりも辛くない程です。
トッピングのシシトウも意外と良い感じで、温玉は崩して食べればよりマイルドになる事でしょう。
中本の限定はバリエーションに富んでいて、毎回楽しみです。
19.は「肉煮干中華そば 鈴木ラーメン店」。
先日期間限定で復活したばかりの「ニボMAX」に、何とTwitter限定で「黒マー油」バージョンが出るとの事で、行って来ました。
「黒マー油」と言えば、昨年期間限定で復活した「黒マー油豚骨ラーメン」は、今は無き「博多中洲屋台鈴木ラーメン店」時代にファミリーマートからカップラーメンが出た位の人気メニューでした。
「マー油ニボMAX」はG系のルックスに、黒いマー油が独特の雰囲気を醸し出しています。
「ニボMAX」は大盛り無料ですが、今回並盛りでお願いしました。
それでも標準で300gの盛りは、なかなかのボリュームです。
まずはスープを一口。
醤油とみりんの効いた豚のスープに煮干が香り、そこに黒マー油の香ばしい味と香りが加わって、なかなかシュールです。
個人的には黒マー油もニボMAXもどちらも好きなので、これらを合体させようと考えた鈴木店主とはウマが合います。
麺は極太の自家製麺。
自家製麺で毎朝打っているので、その日によって変わりますが、今日の麺は結構歯応えが有って、二郎に近い感じです。
二郎と同じ作り方をしている「豚」。
同じ作り方との事ですが、「豚」に関してはかなり良いセン行ってます。
下手すると「スモジ」より「豚」は美味いかも。
味付き脂と一緒にヤサイを食べます。
甘塩っぱい味付き脂とヤサイの相性は抜群です。
ヤサイの茹で加減は丁度良く、シャキシャキ食べられます。
天地返ししました。
ニンニクも混ざり、ヤサイがスープに浸かり、麺が表に出て来て食べ易くなります。
あっという間に完食。
G系インスパイアの「ニボMAX」に黒マー油を合体させると言う、有りそうで無いアイディアを出して来た鈴木店主。
以前やっていた「博多中洲屋台鈴木ラーメン店」は豚骨スープだったので、黒マー油が合いますが、今の肉煮干スープには黒マー油は合いません。
しかし「ニボMAX」のスープならかなり濃厚なので、黒マー油に負けずに合わせる事が可能です。
個人的には「ニボMAX」も「黒マー油」も好きなので、合わせ技のこの味はかなり好みの味です。
20.は旭川の「生姜ラーメン みづの」。
「生姜ラーメン みづの」さんは旭川ラーメンにしては珍しく、生姜ラーメンが有名です。
老夫婦が二人で切り盛りしている、ほのぼのとしたお店です。
ラーメンは醤油、塩、味噌の3種類で¥600。
お目当の生姜ラーメン¥700は醤油のみです。
待つ事10分少々で、生姜ラーメンが着丼。
見た目は非常にシンプルなビジュアルです。
まずはスープを一口。
旭川ラーメンとしてはラードは控えめです。生姜がじんわりと効いています。
醤油の味はとても優しい味で、豚骨清湯スープの旨味が良く分かる味です。
しみじみと旨い味です。
麺は旭川ラーメンには珍しい中細ストレート麺。
茹で加減は丁度良く、程良い歯応えとコシで、かんすい臭の無い麺です。
しみじみ旨いスープに良く合っています。
小ぶりなチャーシュー。
チャーシューは肉感が有り、良く味の染みたチャーシューです。
薄い色のメンマ。
サクサク食感で、良い箸休めになります。
と言う訳で、完食。
同じ生姜ラーメンでも、醤油が効いていて濃いめの味の長岡ラーメンと違い、とても優しい醤油味に豚骨のみのシンプルなスープと生姜が良く合っています。
旭川ラーメンでも生姜ラーメンなのは珍しいのでは無いかと思います。
黙々とラーメンを作るご主人と、人当たりの良さそうな奥様の二人で作るほっこりラーメン。
これからも長く続いて欲しいお店です。
21.は旭川の「一蔵」。
「元祖旭川ラーメン」を謳うお店ですが、チェーン店を除いて、大抵のラーメン店が〜20:00で閉店する旭川に於いて、朝4時までやっていると言う貴重なお店です。
待つ事7〜8分で、神様の「塩バターらーめん」が着丼。
塩味スープとバターは良く合います。
続いてユーノスケの母さんの「醤油らーめん」が着丼。
2歳児が食べるので、お子様用の取り皿も有ります。
こちらが私の「一蔵らーめん」。
メニュー写真より少なめながら、青葱が表面を覆っています。
まずはスープを一口。
かなり塩分少なめなスープは、醤油味とは思えない程淡い味です。
非常にさっぱりとしたスープで、癖が無いスープです。
自家製麺の麺。
中細縮れ麺ですが、北海道ラーメンに多い、黄色い縮れ麺では有りません。
あのツルツル食感では無い代わりに、しっかり小麦の味がします。
スープが非常にさっぱりしているので、麺の美味さが良くわかります。
トッピングのチャーシュー。
ロース部分を使ったチャーシューは肉感が有って、しっかり味が染みています。
トッピングのメンマ。
先日の「生姜ラーメン みづの」さんもそうでしたが、旭川ラーメンのメンマは薄い色のものが多いです。
トッピングの白髪葱。
同じネギでも青葱と違って辛味の有る白髪葱。
ネギ好きとしてはどちらも好きです。
トッピングのゆで卵。
ゆで卵もラーメンに良く合う具材です。
と言う訳で、完食。
寿司を食べた後の〆のラーメンとして食べましたが、とてもさっぱりしているので、スルスル食べられました。
「旭川ラーメン」というイメージからすると、少々淡白ですが、さっぱりしているので、女性や年配の方でも抵抗無く食べられるラーメンです。
だいだぶさんの2歳の子供も、2歳児とは思えない食欲で半分位食べてしまいました。
小さな子供でも食べられるタイプのラーメンです。
22.は旭川ラーメンの雄「らーめんや天金 ラーメン村店」。
「らーめんや天金」は前回の旭川訪問時にも行きましたし、今は無き伊勢丹相模原店の最後の催事の際も食べました。しかし、あさひかわラーメン村に来たのは初めてです。
幸い、「らーめんや天金」は店内待ち5名だけで外並びは有りませんでした。
しかし観光バスが来て、中国人観光客が大量に降りて来て、「青葉」に長蛇の列が出来ていました。
まずは次女の「ハーフラーメン」と「餃子」が到着。
あさひかわラーメン村は新横浜のラーメン博物館と同様に、連食する事を前提にハーフラーメンが用意されています。
尤も、次女は連食するつもりは無く、ただ少食なのでハーフラーメンにしました。
餃子も次女が一人で食べる訳では無く、私と奥様と次女で1個づつ食べます。
神様は「コーンバターラーメン」の醤油。
ウチの神様はバター大好きなので、トッピングに有ればバターを選びます。
私はと言えば、過去2回共「醤油ラーメン」だったので、今回は「塩チャーシュー麺」にしてみました。
果たして旭川ラーメンの「塩」はどうなんでしょう?
まずはスープ一口。
塩ラーメンでも「らーめんや天金」らしい、焦がしラードの香ばしい風味は健在でした。
醤油の香ばしい風味が無い代わりに、旨味のある塩と、豚骨ベースに魚介の出汁が効いたスープが味わえます。
麺は中太の縮れ麺。
黄色っぽい中細縮れ麺は、北海道ラーメンに多いタイプ。
ツルツル食感で、適度な歯応えとコシ、そして麺自体の旨味も有る麺です。
「らーめんや天金」らしい、焦がしラードの効いたスープに良く合う麺です。
トッピングのチャーシュー。
オーソドックスなロースチャーシューですが、適度な肉感と味で美味しいチャーシューです。
比較的色が薄めのメンマ。
味が薄い訳では無く、しっかり味は染みています。
食感も丁度良いです。
初めて食べる、「らーめんや天金」の餃子。
ニンニクが効いていて、なかなかパンチの有る味です。
ラーメンもパンチの効いた味ですが、餃子も方向性は同じ様です。
と言う訳で、完食。
札幌でも、実は地元の方は味噌ラーメンでは無く塩ラーメンを食べている人は多いです。
旭川ラーメンは、基本的に醤油味である事が多い(山頭火は塩が有名)ですが、敢えて塩にしてみました。
当たり前かもしれませんが、塩味にしても焦がしラードの風味は健在で、豚骨と魚介のスープがより味わえるスープになっています。
甲乙つけ難い所ですが、「らーめんや天金」のスープに限って言えば、個人的にはやはり醤油の方が美味しい様な気がします。
焦がしラードの風味とキレの有る醤油味が絶妙にマッチしているので、一番「らしさ」が有ると思います。
それにしても、やはり「らーめんや天金」は旨いです。
23.は「Sagamihara 欅 〜HANARE〜」。
Twitterで限定麺が「オダサガの赤」だと言う情報を入手したので、行って来ました。
待つ事10分程で、「オダサガの赤」が着丼。
自家製ラー油を使った、ちょっと辛いラーメンです。
まずはスープを一口。
自家製ラー油は香ばしいだけで無く、しっかり辛味が効いています。
豚骨清湯スープ+背脂と自家製ラー油の相性はバッチリです。
麺は自家製麺の中太手揉み縮れ麺。
茹で前に、念入りに手揉みされた麺。
モッチリ食感で、縮れているのでスープが良く絡みます。
小麦の風味のする、旨い麺です。
トッピングの豚バラのスモークチャーシュー。
豚バラ肉のチャーシュをスモークしてあるので、香ばしいスモークの香りと、適度な脂の甘みで柔らかくて美味しいチャーシューです。
トッピングの大葉と刻んだ紫キャベツ。
「HANARE」の特徴でも有り、スープに浸して食べると、大葉の風味に自家製ラー油が加わって、爽やかな味になります。
視覚的な鮮やかさも有り、「HANARE」のラーメンには全て載っています。
黄身がトロトロの半熟の味玉。
黄身のまろやかさと、しっかり染みた味で美味しいです。
と言う訳で、完食。
「オダサガの赤」は1月20日に初めて提供されましたが、その時は食べ損ねてしまいました。
2度目は1月26日で、その時は旭川に居たのでやはり食べられず・・・
3度目の正直で、漸くありつけました。
「HANARE」の豚骨清湯スープ+背脂の組み合わせには、辛いラーメンが合うだろうとは思っていましたが、予想を上回って旨いスープでした。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・