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ＴＳ－７９０の軸が曲がったボリュームですが、新品部品はケンウッドに在庫なし。

中古のジャンクを漁るしかないかなと思っていた矢先、
お友達のまきさんより、「分解して修理したらどうか」とのアドバイスをいただきました。

ハッとしました、部品交換のことばかり考えていました。
その手があったか～！！

いままで可変抵抗器なんて修理のためにバラしたことはありませんが、
ダメもとでやってみたいと思います。


今回イジるのはコイツ。
ＳＵＢディスプレイ側のＡＦ，ＳＱＬボリューム。
５０ｋΩ（Ｂ）と１０ｋΩ（Ｂ）の親子ボリュームです。


真ん中の軸と、外側のパイプが曲がっています。


分解はお尻のスナップリング（！？）を外すところから。

茶色い丸い板状のスプリングでボリュームの軸を引き、接点にテンションをかけています。
ナルホドな～。


精密ドライバーは入らなかったので、カッターナイフの刃を入れました。

ゴリゴリ格闘すること数分。


ある程度、分解できました。


このシャフトと、外側スリーブを修正したい。


金床の上でハンマリングしてシャフトの曲りを修正します。

これがなかなか難しい。
シャフトの素材はアルミですが、硬くて真っ直ぐにできません。

こっちの方からコンコン、あっちの方からコンコン。
色んな角度からハンマリングしました。

そこそこ納得できる状態に仕上がったので復元していきます。


ツマミをつけてみました。



なかなかいい感じじゃないでしょうか？
スムーズにシャフトも廻ります。


さいごに評価試験。
アナログテスタで抵抗値を読み取ります。

問題なく、連続した抵抗変化を確認できました。
意外とやってみるもんですね。