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モータージャーナリスト 町山絢香のブログ一覧

2013年11月12日 イイね!

【選ぶならどっち?・第163号】 都会派 vs 山岳派 の高級SUV!

VS

 先日、流行?のレーダーによる衝突回避システムを体験するディーラーイベントで事故が発生したらしい。

 そもそも、当方として、これまで然程積極的に宣伝に加担せず、あくまでも走りの質感・操作性に地道にこだわる姿勢を貫いてきましたが、あくまでもクルマを操っているのは人間であるドライバーであり、機械が安全をサポートしてくれるからと言って、無事故が保障されているわけではない。

 これまで通り、いやこれまで以上に、安全運転に留意する必要がある。ということを改めて認識する機会になれば幸いである・・・。

 と前置きしたのも、今回MC後のボルボXC60を扱うにあたり、数々の安全サポートシステムが導入されているが、その詳細は割愛させていただいて、あくまでもドライバーが操るクルマとしての資質・楽しさに焦点を充てたものであることを了承していただきたい。


 ボルボ XC60 直4横2.0T T5-SE レザーパッケージ セーフティパッケージ 6速DCT FF (574.0) 7.46(1790kg/240馬力)
    

 ボルボというブランドによる信頼の安全性と、ライバル他車に負けないスポーツ性を兼ね備え、結果パッセンジャーを安心して乗せつつも、ドライバー自身も走りの質感の高さ・安全性・楽しさを高い次元で両立させたのが、ボルボ車の中でも特に、今回紹介するXC60のT5ではないか?と思ったのです。

 V60のT4は、なるほどスポーティだけれども、ボルボらしい落ち着きはいま一つ・・・。

 さりとて、V70のT4は、過去のイメージに最も近いボルボで、なるほど安心感が非常に高いのだけれども、ドライビングがどことなく退屈なところも・・・。

 その意味で、一見ファッションSUVで一回り車重が重くてタイヤ外径が大きくて、中途半端に見えがちなXC60なのだけれども、これこそがスポーティーさとボルボらしさとを両立させた、スイートポイントの一つではないか。

 と思う程、走りのデザインにまとまりがあったのです。

 T5を名乗ってて、5気筒エンジンじゃなくて4気筒の2Lターボが搭載されていると聞いて、一見詐欺?と思うかもしれないですが、V40の5気筒2Lターボの中途半端さを思うと、むしろ1気筒辺りの排気量の高さで直4の方が低中速域でのトルクで増し、加速にパンチ力が生まれるので、功を奏しているのです。

 6発4駆のT6乗ってなくて、新型Rデザインのデビュー間近で結論めいたこと言うのもあれですが、このXC60だったら、待たずに決めても後悔はしない程の魅力は備わっている、と断言できるのです。


 トヨタ ランドクルーザー V8縦4.6 AX・Gセレクション スーパーライブサウンドシステム 6速AT AWD (607.8) 7.96(2530kg/318馬力)
    

 対するランクルは、ボルボXC60からすると、相当柄が悪いイメージが強いけれど、今も強靭な独立フレームを持ち、フロントが独立式サスになってクロカン離れしたと言われるけれど、それでもリアはリジットサスを貫き、あくまでも街乗りSUVではなくて、クロスカントリーヴィークルであることをアピールしている・・・。

 それでも、某キュリアス誌からすると、相当乗用車化されて、かつてのランクルじゃない、という話にはなりますが・・・。

 その中でも、今回試乗したAX・Gセレクションが最もクロカン装備(KDSSが唯一装備される)が充実してて、かつ豪華装備が揃ってて、販売の主流になるのだとか。

 確かに、40や70のトラック用ディーゼルでガラガラ言わせながら、極太な低速トルクとローギアを駆使して、地を這うようにクロカンする人たちに言わせると、今のV8ガソリンエンジンは低速でジワっと加速させるのが難しくて、トルク感薄くて、バンパーが樹脂で頼りなくて、かつ破損させたときの修理代が法外に高いであろうことから、敬遠の対象になったとしても可笑しくはない。

 それでも、どんなに右翼な人が街宣車に使おうが、ランドクルーザーの存在を大切にしたい、と当方は思った・・・。

 というのも、日本国内ではトヨタ以外のメーカーでは、フレーム付きクロカン車を新車で売っているのは、スズキのジムニー以外に存在しないから。

 ここで、ランクルまで葬ってしまうと、いよいよ華奢なクロカンもどきなSUVしか選べなくなるから。


 この対決。基本的な動質の高さでXC60支持

 それでも、ランクルの存在が尊いことに変わりなし!
Posted at 2013/11/12 21:46:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | ボルボ | クルマ
2013年11月12日 イイね!

五選の途中経過

 今日のの五選
      (5)
11・911・211・211・211・2

 今日のの圏外;;

11・12
Posted at 2013/11/12 21:32:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ
2013年11月11日 イイね!

【選ぶならどっち?・第162号】 2013年版、Feel the Beat !

VS

 上記のタイトルを付けたにも訳があり、2車ともいわゆる音振性能に優れているとは言い難いけれども、クルマと対話して付き合うには非常に魅力的な、そんな対決です!


 トヨタ ランドクルーザープラド 直4縦2.7 TX・Lパッケージ 5人乗り 4速AT AWD (362.0) 12.52(2040kg/163馬力)
    

 先月、MCされて脚のしっかり感が飛躍的に向上したプラドを高く評価し、厳選車両として認定されました。

 そして今回、そのアンコールの意味合いもありつつ、本革シートのLパッケージとの組み合わせで如何に?というところです。

 結論から言えば、先月評価した内容と走り面は同一で、クルマとしての重心の高さは残るけれど、ゆったりとしてクルマの動きを掴み易い動質です。

 本革シートに関して言えば、是非とも必要・・・とまでは思わなかったけれど、滑って運転しにくい・・・と思う程でもなく、まずまずではないかと。

 そして今回は、3列目シートを持たない5人乗りとのことで、後席シート形状が微妙に違うのですが、7人乗り仕様と比べると、背もたれが短くなって角度も寝かせ気味、ただシート座面が右上がりになっている点は好印象も、トータルで見たら7人乗りが優勢か?


 フォード クーガ 直4横1.6T トレンド 6速AT AWD (340.0) 9.29(1690kg/182馬力)
    

 内装の豪華さでは、トヨタ始めボルボと比べてもガクッと落ちるのですが、これはこれで・・・どころか、ドライバーの感性と相性のいいハンドリングで、この部分だけでもフォーカスよりもクーガ有利になる。

 更に、大人しめのタイヤと組み合わされるトレンドに乗ったことで、よりドライバーの意思に忠実な乗り物になっていた。

 アメ車の・・・というかフォードのご愛嬌で、シフトノブに付いたマニュアルモードのスイッチの使いにくさは相変わらずで・・・。

 それでも、これが致命的弱点に至っていないのは、6速ATの基本的な変速制御がドライバーの感性に合ったもので、Dレンジホールドである程度満足できるから。

 それに、重量バランスで言えば、プラドよりかは遥かに良い!

 と言っても、乗用車に近いSUVだから当たり前ではあるけれど・・・。


 なので、基本的な人馬一体感の高さで言えば、間違いなくクーガの支持です!
Posted at 2013/11/11 21:17:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | フォード | クルマ
2013年11月11日 イイね!

【選ぶならどっち?・第161号】 権力(スペック)よりも愛(快)だね^^

VS


 トヨタ クラウン 直4縦2.5HV ハイブリッド・ロイヤル 無段変速 FR (410.0) 6.53(1630kg/249.5馬力)
    

 クラウンの、特に直4ハイブリッドは、絶対的なスピードに依存しない、身体感覚に最も近いFRレイアウトによる、人馬一体感溢れるセダンとして、大きな可能性を秘めていることに、デビュー当初思ったものである。

 ただ、クラウンの場合、走りに直結しない装備で余分にコストアップする傾向があるだけに、今回紹介するロイヤルという名のグレードで末尾にサルーンが付かない仕様は、非常にありがたいのです。

 シートリフターが手動になって、純正ナビが付かない程度で、それも十分に豪華な装備で、贅沢装備を飽くなき求めることさえ手放せたら、いかに低コストで新世代FRスポーツサルーンを堪能できるか?と物語る1台なのです。

 昔のクラウンのように、乗り心地重視と言えばフラフラヨタヨタな脚・・・ではなく、ドイツ車の影響を受けながらクラウンらしさを保ち続けてきた歴史が、ここにあるのです。

 これがレクサスだったら、少なくとも100万円弱は余分にプライスアップされるところで、ならばとひたすら上質さを求める・・・ということだって有りえるのです。


 トヨタ クラウン V6縦3.5HV マジェスタ 無段変速 FR (610.0) 4.62(1810kg/392馬力)
    

 対するマジェスタも、Fバージョンでない廉価仕様で、廉価モデルと言えど、ロイヤルよりかは遥かに高級車であることを物語るかのように、電動シートは当たり前として、より上質な本革とウッドコンビのステアリングで、より高級なタッチを実現。

 また、後席も無駄な電動機能が付かない分、着座姿勢面ではFバージョンよりも優位に。

 いかに直4ハイブリッドが軽快で新世代FRスポーツセダンの可能性云々言っても、直4に対する抵抗感が強いのも、歴代クラウンリピーターの特徴であり、彼らにとっては大排気量こそが王道。

 ならばと、旧クラウンHVに搭載されていたV6・3.5Lハイブリッドを組み合わせることで、直4HVが軽快ならば、こちらのV6・HVは豪快という表現が相応しい乗り味の違い。

 この豪快なパワートレインが生きるのは高速領域に入ってからで、低中速域では重たさが先行する乗り味に終始しましたが、基本的な操縦性の良さはロイヤル共通。

 今回から、マジェスタからエアサス仕様が廃止されて、全グレードバネサス!

 これが走り面では功を奏して、ドイツ車の影響を受けながらクラウンらしさを求め続けたスタイルそのものであった・・・。


 よって、権力=スペック よりも、 愛=快 をクルマには求めていきたい当方の結論は、

 軽快さで勝負のロイヤル支持です!
Posted at 2013/11/11 20:47:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ RWD | クルマ
2013年11月10日 イイね!

五選の途中経過

 今日のの五選
      (4)
11・211・211・511・210・31

 今日のの圏外;;

11・9


 今日のの五選

11・911・211・211・211・2


 今日のの圏外;;

11・2



 選ぶならどっち?第159・160号、本文アップ済み!

Posted at 2013/11/10 00:02:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 選抜 | クルマ

プロフィール

「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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「俺のカー・オブ・ザ・イヤー2015」 はどのクルマ!? 
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【 ムフロンの五選 ・ 厳選6号車 ・ 2合目 】積んで積んで走って走れ!  
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2015/06/21 21:45:37
五選の途中経過 ~ ドライビングプレジャーを求めて、MTロードスターvsAGSアルト♪ ~ 
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2015/06/12 00:28:36

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