今日も朝から川越駅前で、大学生達が並んで、被災地への募金活動にあたっていました。
彼らの誠意に水をさす気はないが、今や義援金を送りたければ、小売店の店頭、銀行振込、他にも多様な手段がある訳で、彼らの募金箱に頼る必然性はない。
街頭募金してる時間をバイトにあてて、その給料の一部を寄付する方が、余程ウツクシイのではないか…と、おじさんは思ってしまったぞ。
でも、こうして想いを行動に移しているだけ、彼らは立派だ…少なくとも私よりは。
そんな午前を過ごし、昼になって日がさしてきたので、ロードバイクで嵐山渓谷まで走りに行きました。
往路は少し遠回りして、川越から鶴ヶ島→坂戸→鳩山と、丘陵地帯の山の端を巡るルート。坂戸までは交通量が多く幅員も狭い、神経を使う道です。その先は車の量もグッと減り、身体も温まって、微風を受けながら田園地帯を快適なライド。
嵐山渓谷は、日本の庭園の父と言われる本多静六博士が、京都の嵐山に似ているということで名付けたとのこと。京都の嵯峨野に親戚がいるので、あちらの嵐山にも何回か行ったことはあるけれど…似ているのかどうか、よくわからない。でも伸びやかな土地で、以前からよく来ています。
槻川を渡る橋のたもとには、菜の花の黄色い絨毯。
寒い日が続いていましたが、ここ2〜3日で一気に開花したのかな。
あと2〜3週間で、東北でも新緑が芽生えるでしょう。被災した皆さんにとって、とりわけご親族や友人を亡くした方々にとって、今年の春の風景は、歓びよりも新たな悲しみをもたらしたり、或いは無情にすら見えるかもしれない。
一日も早く、心安らかに、この風景を美しいと思える日が訪れるよう祈っています。
広い河原はバーベキュー場として人気がありますが、今日は快晴にも関わらず、人影疎ら。
ここにも自粛ムードとガソリン高騰の影響が出ている様子。
その後、太平山の尾根を越え、槻川に沿って遠山郷の伸びやかな農村風景の中を、小川町の道の駅まで走りました。
午後の日差しが降り注ぐ遠山郷では、石灯籠の脇で桜が五分咲き。

このあたりは、ばりばりのロードレーサーよりも、年期の入ったシクロツーリスモ系の自転車乗りが多く、ちょといい感じです。
帰路は国道254号線、県道212号線等を経由する最短ルートで。
途中、数年前は確か田んぼか畑だったところに巨大なApitaが誕生していて驚きました。立ち寄って見て歩きましたが、確かにこれまで東松山周辺は魅力的なSCがなかったから、結構商圏も広く確保できて繁盛している様子。
帰り着くと、川越の蔵の街は穏やかな夕べ。ちょうど5時のチャイムが鳴り渡っていました。
このコースは、春も秋も、可憐な路傍の花々を友として、心穏やかに走ることができます。
走行距離68.7Km。小さな起伏はあるもののほぼ平坦、無理のないスピードで休憩を含めても、ロードバイクなら4時間程度で走れます。
Posted at 2011/04/02 23:38:25 | |
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