2011年01月16日
よりによって全国各地が大雪に見舞われたこの週末に、勤務先が協賛しているイベントのため、一泊二日で山形蔵王へ行く羽目になりました。
新潟市からは片道約200Km。豪雪の山間部を行く道。特に胎内から南陽へ山を越える国道113号沿線は、国内有数の豪雪地帯。
1940年には並行する旧国鉄米坂線で、雪崩のため鉄橋が崩落、直後に通過した列車が川に転落し30名が亡くなる事故が発生。数年前にも雪害で橋桁にヒビが入りバスで代行輸送した時期があったらしい。
ところが今回は、往復とも、山間部は、圧雪路で凍結も見られたのは当然ながら、ごく一部で吹雪かれた程度で、比較的スムーズなドライブ。
除雪体制が整っており、雪道に慣れたドライバーが多いこともあるだろう。
ただ、本日の蔵王は氷点下10度ということで、下りでは2回ほどABSが働きました。
一方で海岸部(新潟〜胎内)が激しい地吹雪に見舞われ、日東道は行きは渋滞、帰りは通行止。
特に往路では、年初来の断続的な降雪に加え、早朝発ということで低温と強風により路面がスラブ状に磨かれた箇所も多く、仕事じゃなかったら引き返していたかも。
とはいえ、10年振りの山形蔵王は、記憶よりもずっと懐の深い、コースバラエティに富んだ、そして雪質も良いスキー場でした。仕事なので好き勝手に滑り放題とはいかなかったのが残念。
蔵王のスキー客は最盛期の3分の1ほどに減っているらしい。スキー人口の減少はもとより、大企業の保養所が相次いで閉鎖した影響も小さくないとのこと。飲食店の閉店や夜逃げの話も聞きました。
一方ではオーストラリアから長期滞在で来ているスキー客もおり、ニセコがきっかけとなって南半球のスキーヤーから日本のスキー場の評価が高まっていることも実感しました。
それにしてもこの冬型の気圧配置、いい加減に緩んでもらいたいものだ。もう嫌になってきた。
Posted at 2011/01/16 22:50:12 | |
トラックバック(0) |
スキー | クルマ