
天気予報は幸いにも外れ、早朝の新潟上空には、穏やかな秋の青空。
午前6時、シャリオグランディスにロードバイクを積んで、雨上がりの湿潤な空気を肺腑に満たして出発。この車ともあと1週間でお別れ…納車を待つ歓び以上に、惜別の情が募ります。
自宅から全コース、自転車で走りゃあいいのに、そんなわけで敢えてカーサイクリングにしました。
佐泻に車を停め、陸からのやや強い風に向かって岩室温泉を抜けて弥彦に至り、ヒルクライム開始。
最初こそ快調でしたが、急坂にかかると…ダメだあ。心肺機能がた落ち!!
心拍数が180ほどにあがり、息もできないのです。
明らかに、5月に上った時よりフィットネスが低下。44歳7ヶ月と44歳11ヶ月の差か、こりゃ。
そこへ、業務用携帯から異様なアラーム音。
「緊急地震速報 新潟県で地震発生。強い揺れに備えて下さい(気象庁)」
続いて、震度速報。
「新潟県上越 震度5弱 新潟県中越 震度4」
弥彦山腹では全く揺れは感じなかったのですが。被害が気になります。
でも、もう五合目。来た道を戻っても、山を越えても、車まで戻る時間に変わりはないのだな。しばし脚を止めて会社のメンバーとメールのやりとり、安否と被害状況の確認…幸い、杞憂だったようです。
後半は斜度も緩くなり、やがて寺泊方面の海岸線、大海原、そして佐渡島の眺望が開け、メールやり取り中の休憩も効果的だったようで、前半より楽に気持ち良く上れました。
写真は、山頂からの眺望。5月に来た時は、やや乳白色がかった淡い青だった日本海は、秋を迎えずっと深みのある紺青に。
この絶景には、己の心肺機能の弱体化など、すっかり忘れてしまいます。
スカイライン入口からの所要時間は、44分16秒。
>ちなみに、今年の「弥彦山ヒルクライム」、優勝タイムはというと、24分31秒!平均時速24.4Km/hって、そりゃ私の平地の平均時速より速い…
40歳以上男子のカテゴリーですら、40分以上かかってる人は、202人中55人しかいないわけで。>しかも私は途中で休憩とって、その時間は除外して、やっと44分だし。
すみません、顔洗って出直します。
帰路は岩室方面に下ってから弥彦に戻り、弥彦神社にお参りし、旧北国街道の眠ったような家並みをゆったりと走り抜けて、佐泻へ戻りました。走行距離はトータル56.5Kmと軽め。
その後、シャリオグランディスで再び岩室方面へ戻り、「
多宝温泉 だいろの湯」でのんびり。翠色の何ともいいお湯が、約50畳の広さという露天風呂にたたえられており、つい長居してしまいました。タオル付き800円。個人的には、タオルは別料金でいいからもう少し安くして頂けると嬉しいです。
Posted at 2010/10/05 00:19:38 | |
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