
5月20日の夜、夜行列車で東京を発ち、21日はロードバイクで「
しまなみ海道」を走りました。
写真は
こちらに掲載させて頂きました。
5時間程熟睡して目覚めると寝台特急「サンライズ瀬戸」は、岡山県に入ったあたり。
サンライズ…のはずが、曇り空。
しかも、ウェザーニュース・タッチを確認すると、瀬戸内地方は今夜から明日の昼にかけて、雨。
A個室専用のシャワールームで寝汗を流し、本当なら爽快な朝のはずが、パッとしない気分で坂出に到着。
50分近く待って、特急「いしづち」に乗り換え。私の席は先頭車輌の最前列、普段なら敬遠したい席ですが、運転席のブラインドが開いており、パノラマカー的な楽しさがありました。
9時29分、今治着。自転車を組み立てて、10時スタート。曇天の下、5キロ程走って来島海峡大橋のたもとに着くと、雨が落ちて来ました。高い寝台料金を払ってやって来てこの天気…しかし雨はすぐ止み、昼過ぎには陽光が降り注ぐ自転車日和になりました。
このルートは本格的な上りはないものの、どの橋も海上かなり高い所に掛かっており、前後に必ずアップダウンあり。また一般道も内陸を走る箇所は起伏があります。
調子に乗って最初から飛ばし過ぎないで、風景を楽しみながら、ゆったりと流すことを考えた方がいいと思います。
それぞれの橋の構造美、橋上からの眺望の素晴らしさは言うに及ばず、所々に現れる白砂のビーチ、好ましい佇まいの海辺の集落、また昔懐かしい商店街が残る生口島の瀬戸田などは一晩泊まってみたい場所であり、もっとゆっくり走りたかった。
明日は天気が崩れそうなので、早目に尾道に着いて、今日中に市内観光したいと考え、休憩は数回とったものの、寄り道や観光は省略したのです。
しまなみ海道は本当に「自転車の道」、すなわち歩きじゃしんどいけれどクルマで駆け抜けるにはもったいない。点ではなく線を楽しめる道。
私のようにロードバイクで快走を楽しむ人、MTBや小径車でのんびり走る人、またぎこちない恰好でレンタサイクルに跨る人、誰もが笑顔で楽しそうに、挨拶を交わしながら走っていたのが印象的でした。
15時30分頃に、向島の渡船場に到着。メーターは走行距離78KM、実走時間3時間32分を示していました。平均時速22キロというのは、新調したビブショーツがフィットせず、股ずれならぬケツずれを起こしたこともありますが、とにかく、飛ばすのが勿体ないのです。
久し振りに心拍計をつけて走ったのですが、走行時間のうち2時間半ほどは、最大心拍数の70%くらいの体脂肪が燃焼しやすいゾーンで走っており、消費カロリーは2500kcalほど。
実に密度の濃い、それでいてまだ走り足りないような時間でした。
目の前には、幅100mもないのでは?と思える尾道水道を挟んで、海沿いの細長い平地に尾道の市街地、背後の山に尾道城(といっても昭和39年に建てられた観光施設で、今は廃墟とか)。
ヒト60円、自転車10円也の渡船料を支払い、向島から本州に渡ります。
Posted at 2011/05/22 17:45:16 | |
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