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2017年06月12日 イイね!

昏倒

 全国紙・朝日新聞が運営するニュースサイト「朝日新聞DIGITAL」の配信記事から『飛んできた車、衝突地点に向かって横滑り跡 東名事故』に注目。


 死者が一人も出なかった観光バス側から見て、僥倖だった点が幾つかある。

①突入してきた車輌が「デミオ」だった
 これが仮に「アテンザ」や、SUVの「CX-*」のシリーズだったら、デミオより車重があるため低弾道を描いてキャビンに突入していたかもしれない。
 また仮に屋根へ飛んだとしても、車重の増加は即ち、破壊エネルギーの増加に直結する。屋根を突き破って乗客を圧し潰していた可能性もあった。

②ほぼ正面からの衝突だった
 あと数m進行し、対向車が飛び出したポイントに近づいていたら、最初の接触はバス側面になる。直方体を成すバス車体の構造上、側面を突かれるのが最も弱い。
 進行方向右列の乗客が犠牲となるだけでなく、バス車体が大きく破損・変形して進路がずれ、スピンや横転など致命的な事態に至っていた。

③燃料の大量漏洩が無かった
 屋根上に載った事故車輌から漏れたガソリンが降り注ぎ、引火していたらバス客席は火の海になっていた。
 燃料タンクが強靭だったのか、供給ライン上の安全装置が機能したのか、いずれにしてもガソリンが大量に漏洩する事態には至らなかった。


 こうして素人分析をしてみても、観光バス側に死者が出なかったのは、紙一重の奇跡だったと言わざるを得ない。

 コントロールを喪っていたとはいえ、登録台数が非常に多い一般的な小型乗用車が、破滅的な事故を起こしてしまった状況を俯瞰すれば、道路の構造に欠陥とは言えぬまでも、改善すべき点が見い出せる。


 そして、度々放映されるドラレコ画像を視るにつけ、この瞬間までドライヴァーが生存していたのだな…と思い至りいたたまれなくなるのと併せ、私を救急搬送にまで追い込んだめまいが高速道路運転中に発生し、ハンドルを握ったまま昏倒したなら、私のゲレンデが宙を舞っていたのではないかと想像する。


 一足飛びに自動運転の普及、とは言わない。
 少なくとも弊ブログが度々提案している、一定以上の衝撃や車体の変形を感知したら、燃料供給を絞ってクルマを減速~停止させるシステムの開発と搭載義務化を、改めて提案したい。

 道路構造の改善と、安全デヴァイスの充実が、この事故を教訓として推進されるの並行して、全てのドライヴァーが、我が身にも起こり得ることと認識すべきだと考える。



#東名で宙を舞ったの私だ


Posted at 2017/06/13 21:53:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車 | 日記

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何シテル?   04/18 19:29
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